テレビ業界の裏話 PR

就活時に知っておきたい、テレビ局とテレビ局の子会社の違い

テレビ局の子会社
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最近、テレビは斜陽という声も聞かれますが、それでもテレビは根強い人気があるようで、テレビ局に就職したいという人はやはり多いようです。

 

東京のキー局ともなれば6次面接、7次面接まであるといいますから、かなり狭き門ですね。

 

テレビ局を志望している人の中にはテレビ局の子会社を受ける人も多いようですが、

今日はテレビ局とその子会社について、両社の違いや、関係について少し書いてみたいと思います。

 

子会社の種類

 

テレビ局にはたいてい子会社があります。

 

子会社の数はテレビ局の規模によってさまざまで

東京のキー局になると、子会社と呼ばれる関連会社はとても多くて、10社以上にもおよびます。

 

子会社にはどんな会社があるかというと、

  • 番組を制作する子会社
  • 番組制作の技術関係の会社
  • 美術やセット、フリップやテロップ、パンフレットなどを担う子会社
  • 電波塔の設置、管理や電波の送受信などインフラ技術系の会社
  • スポーツやイベントなどの会社
  • 音楽や音楽管理の会社
  • CDやDVDなどを制作、販売する会社
  • テレビ局のグッズなどを作って売る会社
  • WEBに関することを担当する会社

 

そして、不動産を持っているテレビ局の場合は

不動産管理の会社なんかもあります。

 

こんな具合に、実にたくさんの種類の会社が存在しているわけです。

 

ただしすべてのテレビ局がこんなにも多くの子会社を持っているわけではありません。

 

たくさんの子会社を持つのは、主にキー局の場合であって、

地方のテレビ局は、子会社は多くありません。

 

地方のテレビ局の場合、子会社もぐっと減ります。

どんな子会社があるかというと、よくあるのは

  • 番組を制作する会社
  • 番組の技術やインフラの技術を扱う会社
  • 美術、テロップ、フリップなどの会社

地方局になると主にこのような種類がよく見受けられますね。

 

中にはこの3種が一つの会社になっていたり、二つの会社になっている場合もあります。

 

今日はこれらの子会社の中でも番組を制作する会社についてです。

関連記事:テレビ業界で働きたいけど、ブラックですか?という質問に対して。

 

テレビ局と子会社の関係

 

子会社と言っても親会社であるテレビ局が100%の株式を保有しているような完全子会社と、そうではない子会社があります。

 

100%の株式を持っていない場合でも5割以上持っているとかなりの割合を持っていると様々な決定権を持てるので半ば完全子会社と同様な位置づけになることもあります。

 

また株式保有率が5割以下であっても、親会社であるテレビ局がかなりの株式を保有していれば、

親会社の意見は強くなりますからいずれにしても影響力は大きいでしょう。

 

テレビ局というとニュースやテレビ番組を作っているイメージが強いのではないかと思いますが、実は番組のほとんどを子会社が中心となって制作している場合があります。

 

特にキー局においては主だった番組のほとんどが子会社や関連会社の制作であるか、

または外部の会社の制作となっています。

 

テレビ局本体の方では、番組の編成や今後の方針など中枢ともいえるところを考えていきますが、

実際の番組作りについては、予算はこれだけね、という具合に予算と共に、関連会社に番組制作を委託しているわけですね。

 

子会社はその予算の中で番組作りをするわけです。

 

完パケ物と呼ばれる収録物はもちろん、情報番組やニュース番組の多くも子会社で作っているという事は珍しくありません。

 

例えば日本テレビのZipやスッキリ!と言った朝の看板番組ともいえる情報番組も子会社であるアックスオンという会社がつくっているんですね。

 

ただ、こういった子会社の多くは、テレビ局と同じ建物の中にあったり、隣の建物にあったりします。

 

また番組にはテレビ局本体の人もかかわりますし、

テレビ局の人が子会社に出向したり、その逆があったりするので、とても密な関係で制作していると言っていいでしょう。

 

外から来た人が見ると、誰が局員で誰が子会社の人なのか、全く分からないかもしれません。

 

ただし、リアルニュースについてはテレビ局本体でやっていることが多いようです。

関連記事:テレビの生放送の仕組みとは?

 

テレビ局の子会社(制作会社)の特徴

 

大きなテレビ局にはたいていの場合、番組の制作をする子会社があります。

 

例えば日本テレビにはアックスオン、またTBSにはTBSビジョンなど。

 

日本テレビのZIPやスッキリ、ヒルナンデス

TBSのあさチャンやビビットといった

看板番組ともいえるような番組はこれらの子会社の制作なんですね。

 

その他それぞれの番組の制作には外部の制作会社や派遣会社から来ているスタッフがとても大勢います。

 

テレビ局本体が作っている番組や、テレビ局の子会社が作っている番組をこれらの外部スタッフさん達も一緒になって作っています。

 

もし番組制作をしたくてテレビ局に入りたいと思うのであれば、

子会社の方を選ぶのも一つの方法です。

 

というのもテレビ局本体の場合は、営業職も重要な仕事ですし、総務に配属になったり、

また、キー局の場合は、全国ネットの割り振りなどをやる裏方の仕事もあって、

番組制作の仕事に着ける確率はかなり減るでしょう。

 

ところが制作をやっている子会社の方は、基本的に番組を作るための会社ですから、番組制作の仕事につけるわけです。

 

実際、苦労してテレビ局に就職したものの、番組制作ができず、退職して制作会社に転職するという話もよく聞きますね。

 

ただし、地方局の場合はまた少し事情が違います。

 

地方局の場合はそもそも自社制作している番組が番組全体の10%から多くて20%程度ですから、メインの番組は局内で作っているというところが多いです。

 

多くのテレビ局は子会社も持っていますが、そもそも番組自体が少ないので、関われる番組の種類も少なくなります。

もしやりたい番組がはっきりとあるのであれば、

テレビ局で何を作っているのか、子会社に入ったらどんな番組につけるのかを確認したほうがいいかもしれませんね。

 

弊社ライズプランニングは全国のテレビ局にスタッフとして番組に行っていただいています。

番組制作の仕事に興味がある方はぜひ一度ご相談ください。

関連記事:テレビ関係に就職したい人がやっておくべきこと

 

 

では今日はこのあたりで。

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