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バラエティ番組の企画の作り方

バラエティ番組企画の作り方
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テレビ番組というのは長く続いている番組でも企画会議がきちんとあって、

新しいことに常に挑戦し続けて行っている番組ほど、長く続くイメージがあります。

 

そしてそういった企画というのは偉い人たちが出しているわけではありません。

 

もちろん企画を考えるのはプロデューサーやディレクターといった人たちが中心ではありますが

アシスタントディレクターでも企画会議に参加したり、企画の発案を求められたりすることはあります。

 

これがなかなか最初は難しくて、

アシスタントディレクターは最初は上の人に指示を出されるので、その指示通りに仕事をしていれば

どうやって動けばいいのかもわかってきて、仕事をこなしていけるようになるのですが

自分で企画を考える、となると、ゼロから生み出す作業になります。

 

人から教えてもらった事をトレースする仕事とは違って

正解不正解もありませんし、良し悪しもなんだかわからなくなってくるものです。

 

そういった企画を考えるくらいの段階になってきた時に、突然

「仕事が難しい」

と感じるようになる人も少なくありません。

 

ただ、このテレビ番組制作にあたって企画を考える、ということにも

ちょっとしたコツがあります。

 

番組の企画を考える時に重要になってくるポイントについて、番組制作に携わる弊社ライズプランニングが少しご紹介してみたいと思います。

 

番組ターゲットを分析する

 

まず一番最初に番組のターゲットについて分析をしてみましょう。

 

番組の企画というのはなぜ新しいものをやろうとするのかというと

何よりも「今よりも視聴率を上げたいから」です。

 

視聴率を上げるためには、現在その番組がどんな視聴者をターゲット層としているのか、ということを詳しく知る必要があります。

 

自分で考えるのも良いですし、企画を考える時に周りの人に少し意見を聞いてみるのも良いでしょう。

 

そのターゲットからずれてしまっている企画というのは通らないことが多いです。

 

ターゲットによりしっかりはまっていくような企画を求めているのに

そこからずれている企画がきても意味がないですよね。

 

なのでまずはどんな人をターゲットにしてその番組が作られているのか、ということをしっかりと理解する必要があるのです。

 

これは番組の内容からはもちろん、番組の放送局や放送時間帯、キャスティングからも想像することができるでしょう。

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スポンサーを分析する

 

番組のターゲットをある程度推測することができたら、今後はスポンサーの分析をしてみてください。

 

すでについているスポンサーというのは

「この番組に出資して、そこでコマーシャルをすれば、自社製品やサービスがもっと売れる、認知される」と考えている企業だ、ということです。

 

つまり番組についているスポンサーはターゲット層の理解を深めるためにも重要な要因となってくるのです。

 

特にその番組に長くついているスポンサーを見てみると良いかと思います。

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変な人になる

 

番組企画というのはたくさんの人が考えるものです。

 

その中で通る番組企画というのは、「面白い人が考えた企画」でもあるんですね。

 

つまり、自分の企画に興味を持ってもらうためには

まず自分自身が、人から興味を持たれるような人間になると良い、ということです。

 

他の人と自分がどんなところが違うのか

どんなところだったら誰にも負けないと思えるのか、そんなことをまずは考えてみてください。

 

自分が好きな分野を企画に反映させてみてもいいかもしれません。

 

とにかく、普段から興味を持ってもらえるような人でいると

番組の企画も注目されやすくなりますし、通りやすくなるでしょう。

 

元からあまり自分が注目してもらえないと感じているなら、そこから改善していくと良いでしょう。

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インプットをたくさんする

 

番組の企画を考える、というのは、自分の中から何かをアウトプットする、という作業になります。

 

しかし人間は何もないところから何かを生み出すことはできません。

必ず何かしらの経験があり、そこから何か新しいものが生み出されるのです。

 

毎日同じようなことばかり繰り返していては新しい発見というのもしづらくなります。

 

まずは自分にたくさん新しいインプットをしてみるようにしましょう。

 

構成作家やプロデューサー、ディレクターといった人たちは

常に番組の新しい企画のネタにならないか、とアンテナを張り巡らしながら日常生活を送っています。

 

どんなに忙しくても読書の時間や映画を見る時間をしっかり確保している人もいますし

自分の休みを使って、いろいろなところに出かけている人もいます。

 

普段からアウトプットをするためにインプットをする癖をつけておくといいでしょう。

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番組企画を考えるのは楽しいこと

 

番組の企画を考える段階になって躓く人も多いですが、

バラエティ番組などは特に新しい企画も多く、自分の人生で感じたことや経験そのものが番組の企画としてアウトプットされることもよくあります。

 

これは番組制作に関わる仕事の中でもとても楽しい部分なのではないかなと思います。

 

弊社ライズプランニングではテレビ局内で実際に番組制作のお仕事をしてくださる方を募集しております。

ご興味、ご質問等ございましたら、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

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では今日はこのあたりで。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


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