広告を出稿する時に気をつけなくてはいけないのは
その広告がちゃんとターゲット層にリーチするかどうか、ということを考察することです。
テレビCMなどのメディアの影響力が高い広告の場合、
よく「1本テレビCMをやれば何かしらは広告効果が表れてくるだろう」と思っている企業の方が多いのですが
残念ながらメディアの力が大きかったとしても、狙っているターゲット層に広告がきちんとリーチしないと、広告効果が全く得られない、ということもあります。
それは広告にどれくらいお金をかけたか、ということではなく、
予算を抑えて、限定的な地域で、チャンネルも限定してテレビCMをやっても
ターゲット層にしっかりリーチさせることができると、予想以上の広告効果を得ることができる、という事例もあるんですね。
特にBS、CSなどの衛生チャンネルでのテレビCMなんかは
チャンネル自体が地上波ではないので広告出稿はキー局よりも安くなります。
しかしチャンネルに専門チャンネルが多いため、
わかりやすくターゲティングをすることができ、予想以上の広告効果を得ることができた、というケースが多いです。
そしてそういったターゲティングをする上で重要になってくるのが
どのメディアがどの時間帯に利用率が高いのか、というデータです。
今回は、時間と広告の考え方について、広告代理店である弊社ライズアドバートがお話します。
食事前後のメディア利用率が高い
やはりメディアの利用率がとても高くなるのは食事前後の時間で
テレビ、インターネットの場合は
- 朝6時〜8時台
- お昼12時台
- 夜7時〜10時台
の利用率が高くなります。
新聞は朝の7時台に高くなったきりはずっと安定していて
ラジオは日の出ている時間をずっと横ばい、というような形ですね。
テレビCMはタイムCMとスポットCMの二種類があり、
番組提供型のタイムCMと違ってスポットCMの場合はCMを投下する大まかな時間帯の枠を選ぶことができます。
その枠には
- コの字型
- ヨの字型
と呼ばれる枠がありますが
これはテレビの利用率が高くなる時間帯を狙った枠で、コの字型が下記の図のようになります。
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 |
そしてヨの字型が下記の図のような枠です。
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 |
このように、狙うターゲット層によって、時間帯を考えたマーケティングというのが
より高い広告効果を得るためには必要になってくるんですね。
お昼はインターネットを利用している
実はインターネットとテレビの利用率は
- 朝6時〜8時台
- お昼12時台
- 夜7時〜10時台
という3つの時間帯に高くなる、というお話をしましたが、
朝と夜はインターネットよりもテレビの利用率が高いのに対して、
お昼だけはテレビよりもインターネットの方が利用率がぐんと高まります。
お昼にテレビを見ているのは働いていない層ですから
やはりメディアの利用率のメインを牽引しているのは働いている層、ということになりますね。
つまりインターネット広告は、お昼であればテレビよりも接触率が高くなる、ということです。
自社ブログなどのオウンドメディアの拡散や、
SNS運用などはお昼を中心にしてやっていくと、広告効果がでやすくなるでしょう。
使うメディアによっても利用率が高くなる時間は変わってきますので
どのメディアがどの時間帯に強いのか、ということも考えるべきなんですね。
例えばラジオなんかは、都会の方だとイメージがつかみにくいかもしれませんが、
地方の場合は車の中で利用している人が多く、働いている人は通勤の車でラジオが聞かれています。
つまり、地方ローカルのラジオ局でCMを流す場合は、通勤時間を狙うと
働いている層にリーチさせることができる、ということなんですね。
しかし都会と地方だと通勤時間帯にも多少ずれがありますから
そういったところもまた、広告を出稿する時には気をつけなくてはいけないポイントです。
関連記事:ラジオを聴く人とラジオCMを打つ事
ターゲット層から時間帯を考える
広告を出稿する時は
ターゲット層から逆算して、広告の時間帯を考える、ということをやってみましょう。
例えば
- サラリーマンにテレビ広告をリーチさせるために、夜〜深夜帯の時間でテレビCMを流す
- 主婦にリーチさせるために、お昼から夕方までの時間帯でテレビCMを流す
- 学生にリーチさせるために、YouTubeなどの動画サイトの広告枠を利用する
といったようなことです。
ターゲット層をあらかじめ設定しておいて、
そこから逆算して広告手段や広告を出す時間帯を考えることで、広告効果はさらに伸ばしていくことができます。
弊社ライズアドバートは広告代理店ですので、
広告を出稿したい、という企業の方へ、ご予算やブランディングに合わせた広告プランのご提案をさせていただいています。
お見積もりのご相談は下記フォーム、またはチャットよりお気軽にお問い合わせください。
関連記事:CM予算はどうやって決めるべきか
では今日はこのあたりで。
