CMを作る時はターゲットを細かく設定していくのがとても重要になります。
CMを作ることによって何を得たいのか、どんな効果を期待しているのか。
売れるCMを作るためには緻密な計算が必要です。
1人の人が1日に見るCMの平均本数は200本と言われています。
もちろん200本のCMを見てそのCMを全て覚えている人なんていません。
見たCMの70パーセントは忘れられてしまうと言われています。
せっかく費用をかけてCMをやるわけですから、ちゃんと視聴者に覚えてもられる売れるCMを作りたいですよね。
そんな時にCMのターゲットを設定するのがとても重要なことなのです。
今回はCMのターゲット設定をする時に大切な考え方はどんなものなのか、ということについてお話してみたいと思います。
ターゲット層を具体的に絞る重要性
まず、CMする商材はどんなお客様をターゲットにしているのかということについてなるべく具体的に考えていきましょう。
「誰に」CMをするのかということでCMのやり方や内容は大きく変わってきます。
ターゲット層をより具体的に設定する、というのは昔よりもとても重要になっています。
なぜなら物やサービスが溢れていて「大流行」というものがなくなってきているからです。
個人の好みはどんどん多様化しています。
最近「みんなが知っている曲」がないと思いませんか?
昔は大流行して誰もが一度は聞いたことがある曲、というのがたくさんあったように思います。
でも今は音楽も多様化していて、誰もが知っている曲といものが少なくなったなと感じるのです。
それと同じで個人の趣味嗜好がどんどん細分化されてきていて、何かを大ヒットさせる、ということが難しくなってきました。
そこで大切になってくるのがターゲットをより具体的に絞って、そのターゲット層に必ずヒットさせる、ということなのです。
一定のターゲット層にヒットさせることができれば、そこからは話題が生まれますから拡散しやすくなります。
対して狙ったターゲット層にヒットさせることができなければ、ターゲット層にも売れないし、そのターゲット層以外に認知されるのも難しくなってしまいます。
ではターゲット層はどこまで考えればいいのか?
大切なのは
- 属性
- 価値観
- 願望
を考えることです。
属性は性別や住んでいる地域、家族構成などの基本データですね。
価値観はターゲット層がどんなものを優先的に考えているのか、ということです。
- 仕事命なのか
- 家庭を大切にしている人なのか
- 趣味に生きる人なのか
といったようなことですね。
これも人それぞれです。
最後に願望。
これはその人が何を望んでいるのか、ということです。
逆算して考えると「商品を手に入れたお客様が何ができるようになるのか」ということを明確にすることが大切です。
その商材がない生活とその商材を手に入れた後の生活がどれくらい変わるのか、ということを一つの基準としてお客様はその商材を購入するかどうかを決めるでしょう。
それをなるべく具体的に考え出すことが大切です。
関連記事:CMを作る時に整理しておくべき事
購買フローを考える
ターゲット層のデータが具体的に設定できたら、
今度はどのような購買フローでお客様が商材を購入するのか、ということについて考えましょう。
例えばテレビCMをするとして、その次にお客様が興味を持ってくれた際にすることというのは多分インターネットで商材の名前を調べる、ということだと思います。
ならば公式ホームページは絶対に用意した方がいいですよね。
扱う商材がたくさんある場合は商材ごとにランディングページを作った方がいいかもしれません。
そしてその公式ホームページで購入することができるようなフォームが用意されていたら、売上が急激に上がるかもしれません。
このように、どのようなステップを踏んで商材を購入するのか、ターゲットの購買フローを具体的にイメージして必要なものをこちらで用意する、ということが大切です。
もし公式ホームページを用意していなくて、直接電話をしなくてはいけないような商材だと、売上も伸びないかもしれません。
どのような購買フローがターゲットとなるお客様にとって一番購入しやすいのか、ということを考えることが大切です。
関連記事:売れない商品に悩んでいる方へ、売れる物の特徴を解説
お客様によって変わるCMのやり方
ターゲットの設定によってCMの内容は変わりますが、
それ以外にもCMのやり方自体が変わることもよくあります。
例えばテレビCMにはスポットCMとタイムCMというものがあります。
大まかに言うとスポットCMは時間帯を選んでばらばらにCMをやる方法でタイムCMは番組のスポンサーになってその番組のCMに自社のCMを放送する方法です。
ターゲット層が番組の視聴者層と一致していたらタイムCMをやる方が良いでしょうし、
もしくは時間帯でターゲット層を絞る、つまり主婦に見て欲しければ日中、サラリーマンに見て欲しければ夜の遅めの時間にスポットでCMをやる、という風に使い分けることができるんですね。
設定したターゲット層のライフワークに沿ったCMのやり方をしていくわけです。
このようにターゲット層を具体的に決めることによって、内容だけでなくCMのやり方も変わるんです。
これが売れるCMを作るための考え方です。
関連記事:テレビCMの料金の仕組み
ターゲットに合ったCMを
CMを見ていると「何のCMだろう?」「何を伝えたかったんだろう?」と疑問がわくことがよくあります。
そういったCMは多くの場合が視聴者に忘れられてしまうでしょう。
ターゲットに合ったCMをすることによってより売上を伸ばすことができます。
CMはやればいい、というものではなく、そこには緻密な計算が必要ですし、ABテストも必要なのです。
実はテレビCMにもお試しがあります。
費用を抑えて限定的にCMを打つことによって効果を測定しながらよりよいCMを作るために改善していく方法があるのです。
関連記事:CMのお試しをしてみませんか?
一回やるだけではなかなかその効果を実感するのは難しいです。
テレビCMの仕組みはなかなか複雑ですが、理解を深めて、もっと効果的に使ってもらえるようになるといいなと思っています。
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では今日はこのあたりで。