今回はテレビのCMを検討している企業様向けの、おすすめプランについてです。
最近はインターネット上でのみ商品を売買したり、サービスを提供し、
実店舗を持たない企業が増えてきました。
実店舗を持たない企業がCMで認知を広げたい場合、どんなCMプランがあるのかについて、料金を含めて書いてみたいと思います。
全国CMのやり方
インターネット系の商品を扱っている場合、日本全国の人に知ってもらいたい、というケースが多いと思います。
そのため最初から全国でCMを流したいという場合もあるかもしれません。
その場合はCMを全国で放送することになるので、高額な広告費が必要になります。
予算があまりに少ないと、一県あたりの広告量が薄くなりすぎて、まったく認知がされない可能性があるからです。
全国CMの場合、大きく分けると
のどちらかのプランとなりますが、
もしはじめてCMをやるのであれば、スポット型のCMの方がおすすめプランとなります。
タイムCMの方のプランは、決まった番組にしか流れず、期間が長いので、どちらかというと細く長くの、長期戦になります。
すでに認知度がある企業の方が向いているんですね。
また、商品の性質上、季節を選ぶような商品もあるでしょう。
そのような商品の場合もスポット型のCMプランがおすすめです。
スポット型であれば、商品に合った時期を自由に選べるからです。
ただ、全国にスポットCMをするためには、47都道府県に電波を送らなければいけません。
タイムCMの場合は、全国CMの枠があり、キー局が管理していますから、キー局一カ所に頼むことで、全国CMが可能ですが、
スポットCMの場合は、各エリアごとにCMを流さなければいけない仕組みになっているので、30拠点を超える数のテレビ局から、CMを発信しなければいけません。
これはなかなか手間のかかる作業です。
どこにいつCMが流れるのかは、局により異なりますし、CM用の素材も流す局の数分、用意しなければいけなくなります。
それでも大きな企業はこれをやっています。
季節ものの商品が多いことや、スポット型のCMの方が割安、ということもあると思います。
関連記事:タイムCMとスポットCMの違い。どちらを選べばいいの?
スポットCMのおすすめ地域とプラン
全国向けの商品だからと言って、必ずしも全国でCMをしなければならないわけではありません。
特に、CMの効果がまったくわからない、
どれくらい効果があるのか、まずは、やってみたいというような
お試しの場合であればなおさらでしょう。
そのようなお試しでCMを投下する場合は、
どんなプランにすればいいのでしょうか。
人口から地域を絞る
お試し地域として比較的よく選択される地域というのがあります。
それは、以下の都道府県で、これらの地域の特徴としては、人口が多すぎず少なすぎないということがあります。
北海道 | 約540万人 |
福岡 | 約520万人 |
静岡 | 約370万人 |
広島 | 約290万人 |
宮城 | 約240万人 |
新潟 | 約230万人 |
長野 | 約210万人 |
地域として、中堅どころの県ということで、ちょうど良いのではないでしょうか。
あまり少ないと検証しにくいし、
あまり多いと、費用がかかりすぎるということもあります。
また、これらの地域は、場所的にも、北海道を除けば極端に暑いわけでもなく、寒いわけでもない、中間的な場所を選択しているともいえます。
これが東京となると、一都で約1400万人ですから、かなり規模が大きくなります。
さらに、東京を含む関東は広域圏なので、一都七県が含まれ、約4300万人程度の人口となり、お試しとしてはかなり規模が大きくなりすぎてしまうのです。
上記の地域の県は、東京に比べると人口はかなり少ないとはいえ、人口の順位で見ると、
8位~16位の間に入っています。
都道府県全体としては、比較的人口が多い地域ではあるのです。
それに対して、
- 高知
- 鳥取
- 島根
あたりの地域は最も少なく、70万前後の人口なので、
お試しでCMをするにしてもちょっと少なすぎる、物足りないプランだ、という感じがしてしまうのではないでしょうか。
関連記事:CM広告とリーチ数について解説
お試しでCMをやる場合の料金プラン
上記の地域でお試しでCMをやってみたい場合の、一つの目安金額は
- 100万円以上
- 50万円以上
ではないでしょうか。
このうち100万円以上というプランは、北海道と福岡に適していると思います。
50万以上というプランはそれ以外の地域です。
人口をみるとわかりますが、北海道と福岡の人口は同程度の地域であることがわかります。
北海道と福岡で100万円ほどをCM広告費に投下すると
約150%の世帯の人が見てくれることになります。
この150%という数値は広告用語でGRP(延べ視聴率)というのですが、
最初に投下するプランとしては、150%という数字は悪くないと思います。
最も、一回で目に見える効果が出るには、ちょっと少ない数字なのですが、
CMは何度か続けていくことで、GRPを上げていけば良いと思います。
よくきかれるのは、GRP=1000を目指すという企業がありますし、また2000を目指すという企業など、いろいろです。
いずれにしても一度でそこまで到達させるケースは少なく、何度かに分けています。
また、50万円という数字も、最初のCM投下金額としてよく出てくる金額です。
これはラジオも同様ではないでしょうか。
上記の北海道と福岡を除く、5つの地域に50万をお試しとしてCM投下すると、だいたい125%前後のGRPをとることができます。
北海道や、福岡も人口が多めだからと言って、必ず最低100万円以上、と決まっているわけではありません。
それより少なくても大丈夫ですし、もちろん多いのも大丈夫です。
あくまで、目安なので、企業のニーズと、ご予算に応じて、となります。
50万円投下のプランでも、はっきりとCMの効果が出る場合もかなりありますので、
その後の方向性の参考になるのではないでしょうか。
関連記事:CMの値段を左右する条件と知っておいた方が良い知識。
弊社ライズアドバートは広告代理店ですので、CMをやりたい、という企業のみなさまへ、広告プランのご提案をさせていただいています。
初めてのCMの場合はわからないこともたくさんあると思いますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
では今日はこのあたりで。