弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報・報道番組の制作に携わっています。
今回はテレビ番組制作に携わっていると関わることがある「スタントマン」のお仕事について解説してみたいと思います。
スタントマンとは?
スタントマンとは、映画やテレビ番組などで、危険なシーンやアクションを演じるプロフェッショナルのことを言います。
- 車やバイクの運転や殺陣
- ロープアクション
- ビルから落ちる
- 炎に包まれる
といった、命をかけたアクションシーンの撮影をするプロデューサーで、訓練を重ねながら、危険なシーンを安全かつ効果的に演じることができる役者ですね。
仕事の種類は主に、
- ボディスタント
- カースタント
の2種類に分かれます。
高いところから飛び降りたり炎に包まれる、といった身体を使った危険な演技はボディスタンドです。
車やバイクなどの乗り物に乗って演技をするのがカースタント。
訓練を受けているとはいえ、少しのミスが命に関わることもある、とても難しい仕事です。
実は、ゾンビ映画のゾンビ役もスタントマンだったりすることがあります。
言われてみれば確かに…!ゾンビとして見ているから気づかなかったです!
ゾンビ映画に出てくるゾンビは色々な殺され方をしますよね。
車にはねられることもありますし、炎の中を突き進んできたりすることもあります。
人間としての感覚は失われているはずなので、そういう演技をしなくてはいけません。
これからゾンビ映画の見方が変わりそうです笑
情報・報道番組でも関わることのあるスタントマン
スタントマン、と聞くと、映画やドラマなどを思い浮かべる方が多いと思います。
ですが、弊社が関わっている情報・報道番組でも関わることがあります。
それが交通安全を呼びかけるイベント。
中高生向けなどに、交通事故の衝突事故の恐ろしさなどを知っていただく目的で開催される交通安全教室があります。
こういったものを取材させていただく、ということが情報・報道番組でもあります。
スタントマンの方が衝突事故や飛び出し、スマホを操作しながらの自転車運転などを実演して、交通事故の恐ろしさを伝えるようなイベントですね。
こういったイベントでもスタントマンは活躍されているのです。
情報・報道番組はあらゆるジャンルのものと関わるお仕事です。
自分の知らない世界を取材を通して知ることができる、というのはテレビ番組制作のやりがいの一つかもしれませんね。
スタントマンになるには?
スタントマンになるには、まず身体能力と精神力が必要です。
専門の養成所やアクションスクールなどでプロから指導を受け、アクション技術や演技力を身につけます。
日々トレーニングをすることと、健康管理が不可欠となります。
さらに、安全管理をするめの知識も必要です。
- 受け身の取り方
- 呼吸の合わせ方
- どこを打ったら危ないのか
- どんな姿勢がリスクの低い姿勢なのか
そういった知識を身につけ、実践できるようにならなければなりません。
また、スタントマンの仕事はチームで行われることが多いです。
複数人で一緒に行うことでリスクを抑えることができます。
ですが、チームで命を懸けて行わなければならないお仕事。コミュニケーションが疎かになっていると、危険な目に遭いやすくなります。
円滑にコミュニケーションを取れる力も身につける必要がありますね。
養成所やスクールでスキルを身につけたら、専門の事務所や芸能プロダクションに所属してお仕事をするのが一般的です。
スタントマンの仕事は一般に公開されることはほとんどなく、事務所などを通じて仕事を請け負います。
スタントマンの平均年収は300万円〜400万円程度です。
タレントと同じく、成果報酬制であり、毎月決まったお給料が出るわけではありません。
単発のお仕事の積み重ねとなりますので、スタントマンを始めたばかりの頃は、なかなかそれだけで生計を立てるのは難しいと言えるでしょう。
ちなみにアクションの内容によってギャラも変動します。
ギャランティの目安は以下のようになっています。
- 格闘シーン…10,000円〜30,000円
- 車にはねられる:30,000円〜50,000円
- 階段から転げ落ちる:50,000円〜70,000円
- 火だるまになる:700,000円〜1,000,000万円
危険度が上がるほど、ギャランティも良くなっていますね。
にしても、命を懸けてする演技なのに、思ったよりもギャランティが安く感じます、、大変なお仕事ですね…!
最近では女性のスタントウーマンの活躍も目覚ましくなっています。
みなさんもぜひテレビを見る時にスタントマン/スタントウーマンに注目してみてください。