弊社ライズプランニングは、テレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報・報道番組の制作を行っています。
今回は、テレビ番組制作の裏側を知ることができるエキストラバイトについて解説してみたいと思います。
特に、「将来はドラマ制作の仕事がしたい!」と思っている方には、エキストラがおすすめ。
エキストラとは
エキストラとは、通行人やレストランの客、群衆など、ストーリー上重要性が低いけど「居なくてはならない出演者」のことです。
たとえばドラマのワンシーンで、主人公の男性と恋人の女性が一緒にレストランに行くとしますね。
出演者として確保しているのは主人公の男性と恋人の女性のみ、となってしまったら、誰も居ないレストランで撮影をしなくてはならないのです。
ここで必要になってくるのがエキストラ。
- レストランで食事をしている人
- レストランの中で働いている人
- レストランの窓から見える通行人
など、全てがエキストラです。
ぜひドラマや映画、CMなどを見る時に、エキストラの様子にも注目してみてください。
エキストラの種類
エキストラには、大きく分けて
- ボランティアエキストラ
- セミプロエキストラ
の2種類があります。
ボランティアエキストラ
ボランティアエキストラは完全にボランティアでエキストラをやることです。
謝礼や交通費などの支給はありませんが、簡単な軽食やお弁当が出る現場もあります。
ネットで簡単に応募することができ、特に必要な資格などもありません。
また、現場によってはグッズなどの記念品がもらえることがあります。
首都圏だけでなく、地方での撮影のものもありますので、自分が行くことができる場所の範囲内で募集を探してみるのも良いでしょう。
セミプロエキストラ
セミプロエキストラは登録会があり、登録をするのに登録料がかかります。
登録料は1,500円〜3,000円ほど。
ただセミプロエキストラでエキストラをすると、謝礼金がもらえます。
謝礼は大体1,000円〜5,000円ほどが相場ですので、1度セミプロエキストラとして出演をすれば大体はもとが取れるでしょう。
また、セミプロエキストラ会社は演技系のワークショップを行ったりもしており、セリフがある役の募集もあったりします。その際はオーディションが開かれることもあります。
エキストラをやるには?
エキストラをやるには募集案件を探すところから始めます。
ネット上で検索しても出てきますし、エキストラ会社に登録をすれば、募集案件がメールで届くようになります。
エキストラの募集は以下のような内容で出てきます。(一例)
作品概要
作品名:未発表
監督:○○監督
主演:未発表
出演:豪華キャスト陣
制作プロダクション:株式会社〇〇
撮影期間:2024年10月~11月中旬予定■募集案内
作品中の大切なシーンを撮るためのエキストラさまを大募集しています。
たくさんの方のお力が必要です。どうぞご参加ください!
2024年○月○日(月) 〇〇駅近辺
時間帯:
①午後〜夕方まで
②夕方~終電まで
③夕方~深夜予定(終電以降解散)
④23時ごろ集合~深夜予定(終電以降解散)
役柄:通行人
衣装:普段着、スーツなど(着飾った普段着、ラフな格好、ギャル、サラリーマンなど)
男性の方はスーツの持参をお願いします
募集:18歳~70代(すでに成人している方) 〇〇名
季節設定:春ごろ、秋ごろ
これらの情報を見て、条件的に自分が大丈夫だと思えるものがあれば応募してみます。
興味のある作品があるとなお良いですね!
応募をする際は、以下の内容が必要になることが多いです。
- 氏名
- 年齢
- 性別
- 連絡先
- 顔写真
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エキストラではどんなものが見られる?
テレビ番組制作の裏側を見ることができるエキストラ、将来テレビ業界に就職したいと考えている人ならぜひ一度参加してみて欲しいところです。
エキストラの際は、ほとんどの場合、ADさんが「ここで笑ってください」「ここを自然に通りすぎてください」「この人と話しながら歩いてください」というような指示をしてくれます。
カメラが回っていない時にどのようなことをやっているのか、ということが見られるのは貴重ですね。
また、通常テレビ画面には映っていないですが、照明が立てられていたり、音声さんが音を拾うためにガンマイクを構えていたり…というような現場も見ることができます。
ごくごく限られた空間だけをカメラで抜いて、テレビ番組は作られているんですね。
エキストラとして現場に行くと、そういったことを目の当たりにすることができて、楽しいのではないかなと思います。
弊社ではテレビ局で働いてくださる学生アルバイトの方も募集しております。
テレビ業界の裏側に興味がある方、エントリーお待ちしております。