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【ADインタビュー】番組制作ではこだわりをもつことが大事

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笑顔が素敵です!

今回はADとして働く東野さん(仮名)への2回目のインタビューです!

東京キー局で日曜日の朝に放送されているニュース番組でADとして働かれている東野さん(仮名)。

前回のインタビュー記事はこちら。

テレビ業界で働き始めて2ヶ月!ADさんにお仕事インタビューしてみた! 今回は東京キー局で日曜日の朝に放送されているニュース番組でADとして働かれている東野さん(仮名)に、お仕事のインタビューをさせていただ...

以前インタビューさせて頂いたのは、お仕事を始めてからまだ2ヶ月の頃でした。

あれからもう1年以上が経ち、キャリアも1年半以上ですね!

原稿を書く仕事をやらせてもらえるようになった

えいぞーさん

あれからお仕事の量が増えたり内容が変わったりしたことはありましたか?

東野さん

たまに原稿を書いてみたり、テロップを作ったりという仕事をさせてもらえるようになりました!

原稿は自分が書いたものをディレクターが少し直して放送に使います。

自分が書いたやつを見て、それに対してディレクターが「こういうところはこうした方がいいよ」みたいなアドバイスをくれたり、教えてくれたり、という感じです。原稿を書く練習ですね。

直接的ではないけど、放送に関わっている感じがします。

キャリアを積んだからこそ、放送に関わるお仕事を任せてもらえるようになったんですね。

みなさんそうやって少しずつ現場でディレクターのやるお仕事を経験していって、のちのちADからディレクターになっていきます。

関連記事:テレビディレクターになるために、アシスタントディレクターをやらなくてはならない2つのワケ

ナレーションと映像のバランスが難しい

えいぞーさん

原稿を書く中で大変だなと感じるところはどういうところですか?

東野さん

そうですね、やっぱりナレーションと映像のバランスですね!

結構専門的な話にはなるんですが、ナレーションばかりだとつまらなくなってしまうので、うまくインタビューの部分と組み合わせたりなどして、映像を見せるところとナレーションのバランスを考えるのが難しいです。

これは確かに!と思いますね。

テレビ業界を目指している方や、番組制作の現場で働いている新人さんにはぜひ意識していただきたいところです。

ナレーションの分量をどれくらいにしているか、どれくらいの頻度で入れているか、どんなリズム感なのか。

最近はYouTubeやTikTokなどで短尺の動画が流行っており、若い人は長く映像を見ていられないと言われています。

そんな中テレビ番組は映像としてはかなり長いですよね。

色々なところに、視聴者を飽きさせないための工夫が仕掛けられているのです。

制作スタッフの目線になって番組を見てみるとまた新たな発見があるでしょう。

関連記事:テレビ番組制作でスタッフが意識している「わかりやすさ」とは

えいぞーさん

テロップ打ちは全般ADの仕事なんですか?

東野さん

そうですね!ディレクターが結構忙しくて打てなかったりするので、ADが最初にテロップを作って、それをディレクターが少し手直しする、というのが多いです。

ADが発注まですることはないですけど。

えいぞーさん

なるほど。テロップの作業はどれくらいで慣れました?

東野さん

ま、見てきてはいるので、なんとなくどういう感じでやってるかというのがわかってはいました。

まだ慣れてはいないですけど、なんとなく出来てきてはいるという感じで。ちゃんと教えてもらえます。

関連記事:テレビのテロップって何?どうやって作られてるの?

今は人に教えることも

えいぞーさん

以前インタビューをさせて頂いてから1年以上経っていますが、あの頃と比べて忙しさはどうですか?

東野さん

忙しさはまだ大丈夫な感じです。

この前の4月の先輩のディレクターさんが別番組に異動になったので、今自分のポジションとしては、班の中では一番上になります。

3人でやっていて、同期が一人いるんですけど、一人、下がいるんですね。なので教える、ということもあります。

後輩ができてお仕事を教えることを通じてさらに自分がレベルアップしていける、ということもありますよね。

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サブの中は緊張感がある

えいぞーさん

お仕事をしていて緊張感を感じることはありますか?

東野さん

生放送中の雰囲気はまぁ、ちょっとピリッとした感じですよね。

スタジオはそんなぴりぴりとしていなくて、どちらかというとサブ(サブコントロール室)の中に入ってるとピリピリします。

えいぞーさん

サブに入ってる方がピリピリするのはなんでですか?

東野さん

演者さんの話が延びてしまったりとかした時に、もう「どうすんの!どうすんの!」みたいな感じで。

サブの中では一分一秒の戦いをしてるので、延びたり逆に尺が足りなくなったりするとバランスを取るのが大変なんですね。

オンエアが終われば結構やんわりした感じになるんですが。

オンオフがすごく求められる現場なんですね…!

生放送は完パケ番組(収録したものを編集して放送する番組)と違って、目の前で行われてることがそのまま放送にのります。

時間配分や流れの組み方などはとても重要ですよね。

時間通りにやることよりも盛り上がりを優先させることがありますので、その感覚もまた、見ながら覚えていくものなのだと思います。

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こだわりを持つことがやっぱり大事

えいぞーさん

前回のインタビューでは「テレビに向いている人はこだわりの強い人」っていう話をしてくださってましたが、今も変わらずそう思いますか?

東野さん

そうですね。変わってないです。

原稿作りと同じで、自分のこだわっている1つ、これだけは入れてほしいっていうものを必ず1つ入れるのが大事、とディレクターにも言われました。

放送をする上で、ここを伝えたいんだっていうこだわりですね。
そういうこだわりがあった方が、見てる側にも伝わりやすいでしょうからね。

今後はオンエアでそのまま使える原稿を書くということを目標にして頑張りたいです。添削されずに、自分の言葉をそのまま報道してもらえるように。

えいぞーさん

自分の言葉が放送に乗ると嬉しいですよね。周りの方から反響があったりはしますか?

東野さん

母親が見てくれて感想くれたりしますね。

周りの方から感想をもらえると嬉しいですよね!

インタビューに答えてくださってありがとうございました。

これからもお仕事がんばってください!

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


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