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テレビ放送の種類。地上波?衛星?有線?

テレビ放送の種類
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テレビというと地上波で放送されている誰でも見ることができるテレビ番組を思い浮かべる人が多いと思います。

 

しかしテレビ放送には色々な種類があります。

このテレビ放送の種類の違いについて詳しく話すことができる人は少ないのではないでしょうか。

 

しかし将来テレビ業界に関わる仕事をしたいと思っている人には必要な知識になってきますし

例えばテレビCMをやりたいというような企業の方にとってもテレビ放送の種類を知っておくことで費用対効果の高いテレビCMの放送の仕方を知るひとつのきっかけになると思います。

 

今回はテレビで放送の種類についてお話ししていきたいと思います。

 

テレビ放送の種類

 

テレビ放送には大きく分けて

  • 地上波
  • 衛星放送
  • 有線放送(ケーブルテレビ)

この三つの放送方法があります。

 

地上波のテレビというのは皆さんがテレビと言った時に一番最初に思いつく放送方法で

公共放送であるNHKと、民間放送であるテレビ局から成り立っている放送です。

 

NHKは受信料を支払うことが義務付けられていますが民間放送は無料で見ることができます。

 

衛星放送はBS放送やCS放送のことを指します。

有料で契約をして専用のチューナーを家に置くことによって衛星基地から発せられている電波を受信しテレビ番組を見ることができるようになります。

 

有線放送と呼ばれるケーブルテレビは建物に直接ケーブルテレビを映すためのケーブルを引き込み

有料で契約をしてテレビを見られるようにするものです。

 

それぞれどのようなビジネスモデルなのかということと、どのようなメリットデメリットがあるのかということについて詳しく見ていきましょう。

関連記事:テレビ局の組織体系はどうなってる?

 

地上波

 

地上波で放送されているテレビ番組はその名の通り地上の電波を使って放送されています。

 

日本各地に放送局からの中継所があり電波が届くところには放送ができるような仕組みになっています。

 

地上波で流れているのは民間放送と公共放送の2種類です。

よくNHKのことを国営放送だと勘違いしている人がいますがNHKは国営放送ではありません。

 

国営放送というのは国が運営する放送であり国の権力が影響してしまう放送とも言えます。

 

日本のNHKの場合は、あくまで公共放送であるというポジションをとっており国家権力が影響しない公平性の保たれた放送を心がけるように作られています。

国営放送がある国もありますけどね。

 

NHK以外の民間放送局はスポンサーからの宣伝広告費用によって番組制作を行っているため

スポンサーからの影響を受けやすい制作現場となっています。

 

視聴率が高い番組ほど宣伝効果が高いと言えますから、番組制作スタッフは視聴率を高めるために日夜奮闘しています。

視聴率が高い番組ほどスポンサーがつきやすく、制作費にお金をかけられる番組を作ることができるというわけです。

 

地上波のデメリットとしては、地上の電波を使っているため電波が届きにくい場所があったり

台風や強風などの影響を受けてしまう、という点でしょう。

関連記事:テレビのビジネスモデルとは?無料で見られるのにどうやって稼いでるの?

 

衛星放送

 

衛星放送というのは人工衛星を用いた放送方法です。

BS放送とCS放送がありますがこれは放送に使用する人工衛星の違いによって分けられています。

 

高画質でハイビジョンの映像を見ることができるのが魅力で、最近はスポーツや映画などの専門チャンネルなどもありますので

趣味に対する知識をさらに深めたいという人には衛星放送がおすすめです。

 

無料のものと有料のものがありますがCS放送の場合は基本的にスカパー!との契約が必要になります。

 

衛星放送を受信するためのパラボナアンテナを取り付けなくてはいけないので工事も必要になるでしょう。

専用チューナーも必要になってきます。

 

建物によってはそういった工事ができない場合もあるのでそこがデメリットになると思います。

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有線放送(ケーブルテレビ)

 

有線放送というのはケーブルテレビ、CATVとも言われますが、

名前の通り有線ケーブルを使った放送方法です。

 

ケーブルテレビを自宅で見たい場合もケーブルテレビ会社と予約が必要になり、月額料金支払わないと見ることができません。

 

また有線を自宅に引き込む工事の必要になります。

 

元々地上波だと地形の問題で電波が届かないという場所でもテレビを見られるようにするために始まったのはケーブルテレビです。

 

もちろんCMもありますのでスポンサーからの収益もありますが地上波とは違って視聴者から契約料を払ってもらって放送をしているので地上波ほどスポンサーに影響をされません。

 

なので趣味に特化した専門チャンネルや、地域に根ざした番組なども作られており

地元の人に指示されているケーブルテレビ局もも多いです。

 

ただケーブルテレビも工事が必ず必要になり集合住宅の場合は大家さんの許可が必要だったり

工事ができない場合などもありますので、そういったところはデメリットになると思います。

 

ただ地上波に比べると天候や自然災害に左右されることなくテレビを見ることができるというメリットもあるでしょう。

関連記事:ケーブルテレビとは。普通のテレビとどう違う?

 

ということで今回はテレビ放送の種類について解説してみました。

では今日はこのあたりで。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


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