テレビ番組は無料で見ることができるコンテンツです。
しかし当たり前のことですが番組を制作するにはお金がかかっています。
番組制作にかかるお金
番組制作に携わる人たちにはお給料が出なくてはいけません。
- 番組出演者
- プロデューサーやディレクター、APやADなどの制作スタッフ
- カメラマンや音声さん
- 美術スタッフ
- 出演者のためのメイクさんやスタイリストさん
- 撮った映像を編集する人
様々な人が番組制作に携わっています。
テレビ番組は無料で見ることができるけれど、制作に携わっている人は仕事としてそれをやっているわけです。
さらにスタジオ収録の番組であればセットを作るのにもお金がかかっています。
ロケに行くのであれば移動するための車を手配する必要もあるし、1日がかりのロケであれば全員分のお弁当代だって必要ですね。
ロケに行くのに機材をレンタルしなくてはいけないことだってあります。
番組を制作するためにはとてつもない費用がかかっているのです。
数百万円から数千万単位のお金がかかっています。
関連記事:番組制作費の相場ってどれくらいなの?
番組制作費はスポンサーから出ている
ではこの莫大な番組制作費はどこから捻出されているのかと言うと、基本的には番組のスポンサーからお金が出ています。
よく番組を見ていると「この番組は〇〇の提供でお送りしました」と言うアナウンスが流れることがあると思います。
そこに名前はあるのがその番組のスポンサーということです。
スポンサーは特定の番組のスポンサーになるのに、スポンサー費用を払っているのです。
なので新しくテレビ番組を作ろうと思ったらスポンサーを募るところから始めなくてはいけません。
お金がないと番組を作ることはできませんからね。
関連記事:テレビ局にはたくさん職種があるけど、どれが自分に向いているのだろう?
スポンサーはお金を出してCMをしている
スポンサーはただお金を出しているだけかと言ったらそんなことはありません。
テレビ番組の中で流れているテレビCMはスポンサーのCMなのです。
つまりお金を払って番組のスポンサーになることによって、スポンサー企業はその番組内で流れるCM枠にCMを流してもらっているということ。
この番組の中でテレビCMを流したい!という企業がその番組のスポンサーになるということですね。
テレビを見る視聴者からするとそのようなお金の流れというのは分からないものです。
NHKを除いて、テレビを見るのにお金はかかりませんから、面白い番組があればみる子面白い番組がなければ見ない。
そこにお金の流れはないのが当たり前です。
しかしテレビというのは大きなお金を動かして作られているので、
もし将来テレビ関係の仕事に就きたいのであればこの流れを知っておきたいところです。
テレビ業界で働く人にとっても当たり前の事なのですが視聴者側からするとよくわからない部分でもあるとと思います。
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テレビ局が視聴率獲得に必死になる理由
さて、テレビ局がどうして視聴率獲得に必死になるのかということもこの流れで分かるのではないでしょうか。
視聴率というのはどれくらいの人がそのテレビ番組を視聴しているかという目安になるものです。
つまり言い換えればその番組にどれぐらいの宣伝効果があるかという指標になります。
視聴率が高い番組のスポンサーになっていればなっているほど宣伝効果が高い番組内でテレビCMを放送することができるということ。
逆に視聴率が低い番組のスポンサーになっても、テレビCM放映にあまり宣伝効果がないということです。
もちろん視聴率が高いということだけが宣伝効果が高いということとイコールになるわけではありません。
最近では録画でテレビを見る人も多いですし、録画再生の場合は視聴率に含まれないので実際の視聴率というのはリアルタイム視聴率だけしか計測できないようになっています。
なので視聴率はあくまでひとつの目安というものにしか過ぎないのですが、
でもやはり視聴率が高い番組の方が宣伝効果が高いと言うことには概ね間違いはないでしょう。
スポンサーは基本的に2クール(ワンクール三ヶ月×2)の契約が多いですが
つまりは次の2クールはスポンサー降りるということもできるわけです。
同じ企業がずっと同じテレビ番組のスポンサーであり続けるというわけではありません。
視聴率が低迷すればスポンサー企業がスポンサーから降りてしまうこともあります。
だからこそテレビ局は番組視聴率を獲得するために必死になっているんですね。
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テレビ関係の仕事をするなら
今回はテレビ業界のビジネスモデルについてお話ししてみました。
テレビ業界で働く人にとっては当たり前の事なのですがなかなかこれは一般の人には勉強する場がないことだと思います。
将来的にテレビ業界で働いていきたいという人には必須の知識になりますので、是非その知識を念頭においてテレビの仕事について深く考えてみていただければと思います。
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では今日はこのあたりで。