将来マスコミ関係の仕事に就きたい人あるいはテレビ局に関わる仕事がしたいと思っている人はテレビのことについて調べている人も多いと思うのですが
テレビが社会的に果たしている役割というものを詳しく話すことができるでしょうか?
就活をする時、特にテレビ局関係の仕事の場合は面接も他の一般的な職種に比べるとかなり回数が多いのがマスコミ関係の特徴です。
自分がどうしてこの業界に興味を持ったか、どのようなことがきっかけでその仕事に就きたいと思ったのか
などいろいろなことを聞かれると思います。
そういった時にテレビというものが果たしている社会的な役割について知っているとさらに話をしやすくなるのではないでしょうか。
最新の正確なニュースを届ける
まず、テレビが担っている役割の中で一番重要とも言えるのが最新のニュースを正確に届けるということです。
民衆にニュースを伝えるという行為の一番起源となるのは江戸時代の瓦版と呼ばれるものです。
ニュースを書いたものを大声で読みながら売り歩く「読売」と呼ばれる人たちがいました。
後から瓦版が新聞へと変わり、ラジオができてその後にテレビができたんです。
国産のテレビ第1号が発売されたのは1953年のことです。
テレビが登場してからまだ60年ほどしか経っていないんですね。
若い世代の人は生まれた時からテレビというものがあった、という人が多いでしょうから
ずっと昔からテレビがあったような気持ちでいる人が多いかと思いますがテレビの歴史はまだまだそこまで長くはないのです。
最初は人づてに流れていたニュースが新聞となりラジオとなり、テレビになることによって
より早く最新の情報を入手することができるようになりました。
例えば震災のニュースなども、新聞になって詳細情報が伝えられるのは早朝に起きた地震であれば早くてもその日の夕刊ぐらいでしょう。
号外の場合でもそのニュースから約2時間ほどかけないと配り始めることができないとされています。
ラジオであればどこで地震が起きたのかということがすぐに分かりますがどれぐらいの規模でどのような惨事が起こっているのかということはなかなか聞いているだけではわからないものです。
そこへテレビが登場します。
テレビであれば映像でどの場所で地震が起きているのかどれくらいの規模なのか、今現地はどのような状況になっているのかということをいち早く知ることができます。
さらにテレビというのは、正確な情報を伝えなくてはいけないと言う使命感のもと動いていますので
今ではインターネットの方が情報を得るのは早いと感じる人がいるかもしれませんが、インターネットよりも正確な情報を得られるのはやはりテレビ媒体なのではないでしょうか。
どのメディアよりも、早く、正確な情報を伝えることができるというのがテレビの強みであり
それを活かした報道を行うのがテレビの社会的役割と言えるでしょう。
公正で公平な情報を届ける
日本のテレビというのは公共放送であるNHKと、民法の2種類で成り立っています。
NHKは日本放送協会の略です。
国営放送と間違えられることがありますが、NHKは国営放送ではなく公共放送です。
何が違うのかと言うと国営放送の場合は国が運営する放送になるので国からの影響を受けやすく、
国にとって不都合な内容の報道などがされないといった公平さを欠く報道がされやすくなってしまいます。
日本のNHKは公共放送というポジションをとっており、NHKの放送はの国民から受信料を徴収することによって公共に管理されている、
公平さを追求した放送なのです。
日本以外の国では国営放送を運営しているくにもありますが日本のNHKは公共放送のくくりになるので日本には国営放送はありません。
民法も民間企業が運営するような形にはなっていますが、
放送事業というのは国から許可された許可事業であるので、公平性の保たれた放送をすることを心がけなくてはいけません。
インターネット上のサービスやSNSなどで情報収集する人も多くなってきているかと思いますが
あくまでインターネット上の情報というのはどこかにルールが設けられているものではないのでテレビに比べると発信者の意見が強く反映されてしまっているケースも多いです。
そういった点において放送事業は許可事業であるため、多くの人が安心して情報を受け取ることができるメディアとも言えるでしょう。
関連記事:NHKと民法テレビ局はどう違うの?
自分はそこで何がしたいか
今回はテレビの社会的な役割についてお話ししてみましたがいかがだったでしょうか?
テレビの社会的な役割を十分理解した上で、そこに関わる仕事に自分が就いた時に何をしたいのか?ということを考えられると
就活時の面接などでも自分の目的意識をしっかり持って話をすることができると思います。
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関連記事:番組制作のバイトが学生のうちからできる!?そのメリットとは。
では今日はこのあたりで。