テレビ業界の裏話 PR

ADを辞めたいのは番組が合ってないからでは?

ADの仕事を辞めたい
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テレビ局でADとして働くスタッフはたくさんいますが、テレビ局の仕事は決して楽なものではありません。

 

一般的な仕事と違ってOJTのようなものがあり、「これをしていれば間違いない」という仕事ではないからです。

その人のセンスやとっさの判断によって出来上がってくるものが全く違うものになってしまう、なんてことも多々あるのがテレビ局の仕事です。

 

AD、つまりアシスタントディレクターは未経験でも始める事ができる仕事です。

実際全く別の仕事をしていてADに転職してきた、という人も多いです。

関連記事:テレビ局への転職は未経験でも大丈夫なのか

 

ただ、ADだからといって人に言われた通りに仕事をしていればいいか、というとそういうわけではありません。

 

ADだって考えて能動的に動かなくてはいけないような場面はたくさんあるんです。

 

だから向いていない人にとっては苦痛を感じる仕事かもしれません。

 

ADの仕事を辞めたい、と言って相談してくる人もいます。

 

ただそのたびに思う事は「それはADとして入る番組が自分に合っていなかっただけではないのかな」ということです。

 

 

 

ADの中で一番志望者が多いのはバラエティ番組ですが一番ADの仕事が辛いと言われているのも実はバラエティ番組なんですね。

関連記事:バラエティ番組の制作は過酷である

 

普段テレビ番組を見る時によく見る番組はバラエティ番組が多い、という人も多いと思います。

テレビといえばやっぱりエンターテイメントですから、明るく軽快なトークが繰り広げられるバラエティ番組が好きな人はやっぱり多いです。

だからこそADさんもバラエティ番組に憧れてテレビ業界に入りました、という人はとても多いんですね。

 

ただ、バラエティ番組の場合は

  • ロケが長時間に及んだり
  • 番組内容が変更になったり
  • ディレクターが厳しい人が多かったり

などなど、テレビ業界初心者には躓きやすい点がたくさんあるんですね。

 

バラエティ番組を見ている分にはとても楽しそうな現場だ、と思うかもしれません。

でもバラエティ番組は1時間番組だったらその倍くらい収録をしていることもしょっちゅうあり、いろんなところがカットされて面白くされて1時間の番組になっているんです。

 

プロデューサーもディレクターもその番組を面白くすること、を一番に考えて動いています。

朝と夜でやると言っていた内容が変わることもよくあります。

そしてその影響を一番受けてしまうのはADなんです。

 

偉い人の指示が伝わってくるのが一番遅いのもADです。

だから「用意して」と言われていたものが結果的には使われない、といったこともしょっちゅうあるんですね。

 

バラエティの場合は厳しい中で育ってきたディレクターやプロデューサーばかりなのでそういったことも日常茶飯事ですし、

一人一人ADを気遣って仕事をしている余裕もない人が多いです。

 

だからバラエティ番組に入っているADは辞めたいという話をしてくる人が多いんじゃないかと思います。

せっかく入りたいと思って入った仕事でも、

自分のしている仕事が本当に番組のためになっているのか、ということがあまりよくわからないような仕事だと辞めたいと思ってしまうことがあるのも仕方がないことなのかなと思います。

 

バラエティでの仕事というのはテレビ業界の中でも経験がある人におすすめしたい仕事なんですね。

関連記事:実際のADの仕事内容でとても苦労した話

 

最初は報道の仕事がいい

 

ではテレビ業界の中でADとして働くならどの分野の仕事がいいか、というと

私個人としては報道の仕事が一番良いと思います。

 

バラエティ番組の場合は放送自体が週に1回だったりすることが多いので、仕事を覚えるまでも時間がかかってしまいます。

仕事を覚えるスピードが遅ければそれだけミスをする、ということですから怒られる回数も多くなるでしょう。

 

でも報道番組の場合は平日毎日放送がある番組が多いので、それだけコンスタントに仕事をこなすことができ、仕事が定着しやすいんですね。

また収録と生とどちらもある、というのも特徴です。

関連記事:生放送と収録の違い

 

一通りテレビ業界の基本的な仕事を経験できるのが報道・情報系の番組なんです。

なので弊社ライズプランニングの場合はテレビ局のお仕事は最初に報道・情報系の番組に入っていただくようにお願いしています。

 

仕事を一通りきちんとこなすことができるようになってから自分のやりたい方向へ進んでいく、という方が

自分がテレビ局に抱いていた憧れとのギャップも少ないと思いますし、なにより精神的に楽だと思うんですね。

 

報道・情報系の番組は「面白さ」を求めているのではなく「情報を正確に伝える」ということが第一目的ですから、

バラエティに比べると番組の内容が急に変更になったりすることも少ないです。

 

もちろん速報などの場合は慌ただしくなったりもしますが、

「面白さ」という指標が人それぞれ違うのに対して「情報を正確に伝える」という指標はある程度万人に共通しているものがあると思うので、

向かっている方向性も把握しやすいです。

関連記事:テレビ番組制作会社に入るなら、最初は報道か情報番組がいい理由

 

番組によって全然違うADの仕事

 

もしバラエティ番組など、過酷な番組のもとでADをしていて、ADの仕事を辞めたい、と感じているなら

その番組が自分自身に合っていない、という可能性が考えられます。

 

入る番組のジャンルによって、またテレビ局や番組そのものによってADの仕事というのはまるで違います。

テレビ業界というのはそういうものなのです。

 

だからこそ、過酷な環境下でADをやっていて辞めたい、と感じているなら、まずテレビ業界の中で仕事を変えてみる、というのはどうでしょうか?

では基本的に報道・情報系のお仕事をご紹介させていただいており、一人一人のやりたい仕事に沿ってご相談をさせていただいております。

 

未経験はもちろんですが、経験者の方の場合はできる仕事も増えます。

ご興味がございましたら一度下記フォームよりぜひお問い合わせください。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


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