【Dインタビュー】ADさんにも自分がVTRを作っていると思って欲しい(中村さん/前編)
弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報・報道番組の制作に携わっています。
本日は日本テレビの平日夜に生放送されている報道番組でディレクターをされている中村さんにインタビューをさせていただきました!

- 2003年ライズプランニング入社
- 日本テレビ報道番組にてディレクター業務を担当(現在の番組の前番組の時からADとして就業)
- 新卒時は他社で営業の仕事に従事
- 趣味は資格取得
本日はどうぞよろしくお願い致します!
見出し
最初はコント番組がやりたかった
テレビ業界に興味を持ったきっかけは何だったんですか?
最初は全然報道志望ではなくて、バラエティやドラマが好きでした。
当時はお笑い番組をやりたかったですね。今はあんまりないですけど、コント番組とか。
ダウンタウンのコント番組「ダウンタウンのごっつええ感じ」とか好きでしたね。

そこからライズプランニングに入社して、現在入っている報道番組の前身の番組へ顔合わせに行って、それからずっと報道です。
何が何でもお笑い番組を作りたいというわけではなかったですし、作るのと見るのはやっぱり違いますからね。
社会部や政治部、経済部、国際部などがとってくる情報や、番組のスタッフが取材したものを映像見ながら一本にまとめて、
4分とか5分とかの短い尺で詳細に伝える、ニュースVTRを作っています。
東日本大震災から何年とか、広島の原爆投下から何年とか、そういった節目の年に企画もので番組のキャスターと一緒に取材に行ったり、ということもありますね。
そういう時は意外と人数は少なくて、
- 出演者
- プロデューサー
- デスク
- ディレクター
- AD(1人)
くらいですかね。メイクさんやスタイリストさんもいたりしますけど。
所属している番組自体の人数は正確には分かりませんが、40人くらいいるかと思います。
そのうちライズプランニングの所属は5人。一大勢力ですよ笑
この番組では歌舞伎町に取材に行ったりもするので、危ないところにも行きますから、逞しい人が求められていたりします笑
1日のスケジュール
今はどのようなスケジュールでお仕事をされているんですか?1日のスケジュールを教えてください!
今は14時に出社して、その日に担当するニュースを割り当てられて、23時のオンエアに向けて諸々動く、というようなスケジュールですね。
今日はトランプ政権の話とか、ある場所で起きた交通事故の話とか、そういうニュースが決まってから動くような形です。

私の場合は原稿を書くことが多いので、それに向けて例えば同じニュースをやる仲間がいたとしたら、ある人には取材に行ってもらって、ある人には説明するためのDSSと呼んでいますが解説用の図のようなものを作ってもらう。
そういった割り振りをして、4〜5人のチームで動いています。
収録の際にモニターに出されるデジタルの静止画スーパー(1枚画)のこと。「マルチ」と呼ぶ場合も。
前職は技術の営業
中村さんは前職では何をされていらっしゃったんですか?
技術の営業を1年だけですがやっていました。
中継車とかENGとかを手配する仕事です。あとは編集所もありましたけど。
仕事の中でライズプランニングに所属していた人と知り合いになって、その方と交流しているうちに「制作も募集している」と話を聞いて、
やっぱり営業よりは現場の方が、技術よりはコンテンツの方が、という思いがあったのでライズプランニングに入りました。
前職では本当にサラリーマンみたいな感じでしたね。
ほぼほぼスーツ着て、朝9時半から18時までみたいな。そういう普通のサラリーマン生活でした。
テレビ局回りもありますし、制作会社もありました。ディレクターさんがいるような制作会社からオーダーを受けて、カメラと中継車を手配するみたいな。
一番楽しかったのは、神戸かなんかでのライブの仕事を請け負って。
ライブの手伝いで中継のケーブルを引っ張ったりなんかを一緒にやってましたね。
AD時代はテープを並べる仕事が大変だった
番組制作のお仕事を始められたのはもう20年近く前、ということですが、当時大変だったことは何かありましたか?
当時イラク戦争、イラクをめぐる中東問題が色々あって、たくさん配信されている映像の中から、「イラク軍の戦車の車列を使いたい」というオーダーをディレクターさんから受けて、
その映像を見つけ出して、「これです」って出すような作業をやっていました。
当時テープでしたけど、編集をするには素材を揃えなきゃいけないわけです。
原稿に沿って必要な素材を並べていくっていう作業が滞ると、編集が止まっちゃうんですよね。
素材を探してくるのにテープがたくさん並んでいるライブラリーという棚がたくさん並んでいるところに行くんですけど、
先に我々が使う予定だったのに、明日の番組(別番組)に借りられていて、借りたい素材がない!みたいなこともありましたね。
AD時代はそういう仕事でした。
あとはキャプションという仕事。
例えば官房長官が会見しました、と。
でそれを全部パソコンで文字で起こすんですけど、その中である日、急に官房長官が「私辞めます」って言い出して笑
それをまぁ、記者はすでに知っていますが、私も一番最初に気づくわけですから、いち早く報告をしたりとか。そんな仕事があって大変です。
ADからディレクターに上がるまで4〜5年
中村さんは、ADからディレクターに上がったのは何年目くらいだったんでしょうか?
今の番組になって1年目ですかね。はっきり覚えていませんが…
今の番組に変わる前にからADをやっていたので、ADは4〜5年やっています。
ADからディレクターに上がるのは、あまり参考にならないかもしれませんが、当時は割と年功序列でした笑
今はちょっと違いますけど。
今は企画をやらないと上がれないっていう条件があって、後輩に先を越されちゃう人もいますけどね。
企画は、一人で発案から取材、編集まで完結させなくてはいけなくて、先生(先輩D)がつくこともありますが、それを2〜3本やらないとディレクターには上がれないです。
ディレクターの人数のバランスとかもあまり考えてなくて、企画ができてやる気があればバンバンADがディレクターに上がっていきます。
最近は割と早いですね。4年くらい。
編集の勉強はしておいた方が良い
就業前にはやはり編集など勉強した方が良いのでしょうか?
私は編集マンがちゃんとついている環境で仕事をしていて、オフラインとかも自分ではあまりやらないので参考にならないかもしれませんが、
当然編集に関しては出来た方が良いと思います。
日々のニュースはプロの編集マンがやりますけど、
たまに企画とか、あとはエンディングとかも、一部先にディレクターがオフラインしてプレビューして、その上で編集に入ることはあるので、出来た方が良いです。
編集所に入る前に行われる仮編集のこと。Adobe Premiereなどの専用編集ソフトとパソコンで行うことができる。
試写。スタッフが集まって、一緒に映像をチェックし、修正点を洗い出すために行う。
これからADになる方へのアドバイス
これからADになる方へ何かアドバイスはありますでしょうか?
一つは、一見雑用のように見えるかもしれないことも、実はすごい大事な仕事だということです。
自分が出してきた素材の中でしか編集は行われないですし、
自分がキャプションを取った内容でみんな判断して、「これを使おう」と場面を切り取ったりするので、
言い方は少しアレですが、ADさんの手のひらで転がされているようなものなんです笑
ADさんの仕事の範囲内で作品ができるっていう部分があるんで、
「自分がVTRを作っているんだ」と思える人は、楽しく仕事に取り組めるのではないかなと思います。
例えば街頭インタビューに行けば、自分が聞いたもの・自分が取材したものの範囲でオンエアが作られていく。
ADさんでも、裁量があるわけですね。それに気づいてもらえると面白いと思えるんじゃないかなと。
企画に関しても、いつでも受け付けているので、
「やりたいこと」「会いたい人」みたいなものがあれば、実現しやすいと思います。
ありがとうございます!
中村さんへのインタビューは後編へ続きます。
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