テレビ業界の裏話

ADとして配属された番組に大ファンのタレントさんがいた!

夏採用でアシスタントディレクターとして弊社ライズプランニングに就職したOくん。

 

大学を卒業してミュージシャンとして活動していましたが、番組制作をやりたい!と飛び込んでききてくれました。

 

ミュージシャンをしながらアルバイトを続けていたガッツと、元気のよさ、ちょっとやそっとではくじけそうもない芯の強さを感じます。

 

ちょうど、既存のスタッフが手掛けている番組で人が足りない!と相談があったばかりで

その番組への配属を期待して面談したところ、その番組ではなく、深夜のバラエティ番組に入ることになりました。

(その時々でいくつも番組があり、番組と面談を組んで配属先の番組が決まるような形になっています)

 

その番組のMCは二人組の芸人さんなんですが、実はOくん、彼らの大ファン。

「憧れのタレントさんに会えますか?」という質問をよく受けるのですが、彼の場合はいきなり夢が現実になってしまうという超レアなケース。

 

そんな彼に、番組へ取り組む気持ちについて聞きました。

 

タレントさんに会うとどんな感じ?

 

ADとして就業した時に小さい頃から憧れていた芸能人の方に局内やロケで会った時は、ドキッとしますし、ついつい家族や友達に自慢したくなってしまいます。

「合間を縫ってサインを貰っちゃおうか」

「こっそり写真撮ってもらおうか」

と思ってしまいました。

 

僕の場合、配属されて初日に大ファンのタレントさんに会うことができたので、スタッフという事を忘れて心躍ってしまい、

その日1日はテレビの制作に携われて本当に良かった舞い上がってました。

 

サインとか写真は、ついてきてくれたコーディネーターさんから諭されて諦めました。

先輩にも相談しましたが「ファンではなくて、スタッフの一員なんだからそれはダメ」ときつく言われましたし、

仕事なんだからそれはそうだな、と納得しています。

関連記事:芸能人に会いたいからテレビ関係の仕事を目指す人も多い。

 

一ファンから、スタッフへと変化した?

 

この番組について1か月になりますが、この1か月でロケに3回出ています。

 

一番ファンとしてテンションが上がっていたのは初回のロケで、
そこから少しずつ制作の仕事がどの様なものなのかが分かっていくにつれ、段々と気持ちはビジネスモードになっていきました。

 

寂しくもあり大変でもありますが、実は楽しかったりします。

特に大好きで憧れだった芸能人の方の番組に就業した時は感じる事だと思います。

 

寂しくもあるというのは、毎日芸能人に会えるわけでもなく、ADとしての仕事は準備やらリサーチやら地味な仕事が多いからです。

 

ロケは3回あって、そのときはタレントさんの近くに行けるし、なにより撮影の独特の緊張感があって面白いんですが、

ほかの日々はロケのための準備だったり、ロケのあとの仕上げの作業だったりが続きます。

そのギャップって大きいなぁと感じます。

関連記事:テレビ業界の仕事を実際にしてみて感じたギャップを現役ADにインタビュー!

 

楽しいことも多い仕事

 

大変だったり辛い事だけでもなく、上記にも書いた通り、

楽しいことも当然多いです。

 

特にバラエティであれば毎日毎日違う作業やテーマの仕事をしていく。

普段行くことない、訪れない場所だって行く事もできる。

 

そして何よりタイトルにある通り、憧れの芸能人の方の番組だったら?

自分がリサーチした店や編集に携わったものに番組内で触れてリアクションを取ってくれる。

 

ADとしてその番組でしばらく働けば、憧れの人の番組のエンドロールに自分の名前が載る。

その瞬間ほど嬉しい時はないかもしれません。

関連記事:テレビのエンディングロールって何が書いてあるの?

 

ファンであるタレントさんへの気持ちの変化はある?

 

今までは「芸能人とファン」だった間柄が

一緒に番組を作り上げていく仕事仲間に変わるわけです。

 

ロケでディレクター等と同行することがあれば、

そのタレントさんを一般の人が撮影しないようにとか、無理矢理接してこないように守ることもあります。

 

仕事を頑張っていけば名前を覚えてもらうことだって出来るわけです。

きつい、大変だと言われているADの仕事ですが

実際に働いてみないとわからない、一生味わえない経験も味わえる仕事でもあります。

関連記事:新人ADがきついと言われるのはなぜ?普通の仕事と違うポイント

 

その憧れのタレントさんと話せた?

 

まだちゃんと話をしたことがないんです。

自分がこの番組のADって覚えてくれているかどうかも定かじゃないです。

 

でも僕が「おはようございます」って挨拶したら、ちゃんと「おはようございます!」って返してくれたんです。

 

「あ~売れている芸人さんってこんな一番下の自分にもちゃんと大きな声であいさつを返してくれるんだな!」って思いました。

ファンであってよかった!と感じた一瞬です。

 

自分の顔と存在を覚えてもらって会話ができるようになりたいし、ディレクターとして対等な関係になるのが次の目標です。

関連記事:バラエティ番組のADに、仕事内容とオンエアまでのスケジュールについて聞いてみた

 

 

テレビ制作の仕事に勇気を出して1歩踏み出せば憧れのタレントさんと一緒にお仕事をする、という夢も現実になるかもしれません。

 

面接のときに「誰のファン?」とか聞かれますけど、臆さずに言ってみるといいと思います。

 

会えたらそれで終わりではなくて、仕事を通じてどうしていきたいか、というのが見えてくると思います。

 

一見不純な動機のように見えるかもしれませんが、

芸能人に憧れてこの業界に入る人は少なくありませんし、好きなタレントさんのことを話しておくと、逆にそういう仕事があった時に声をかけてもらえる可能性もあります!

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テレビ制作歴25年。テレビの業界の内側と、テレビ番組の裏側をわかりやすく発信していきます。


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