テレビ番組にはいろいろなジャンルの番組がありますよね。
その中でもニュース、報道に特化した番組を報道番組と言います。
テレビ番組制作というのは番組のジャンルによって、大きく仕事内容が変わるもので
多くのテレビ業界志望の方は、「とにかく番組制作がしたい」という方が多いのですが、「どういうジャンルの番組を制作していきたいのか」ということを具体的に考えておくことはとても大切なことです。
番組制作というのは今、ほとんどがテレビ局が行っているのではなく、番組制作会社やテレビ局子会社が行っています。
そして制作会社それぞれに作っている番組が違っていて、それを知らないままに面接を受けてしまうと、
音楽番組専門の制作会社で「バラエティ番組を制作したいです」というようなちぐはぐなことを言ってしまう可能性があるですね。
どういう番組を作っていきたいのか決めてから、就職先を探した方がいいんです。
ちなみテレビ局でも制作を行っている部署はありますが、それはテレビ局全体の中でも1、2割にしかすぎません。
テレビ局も会社ですので、総務や営業というような仕事があり、必ずしも制作の仕事ができるわけではないのです。
そういった事情もあって、それぞれの番組がどのような特色があるのか、ということを知っておくことは大切なことです。
今回は報道番組について紹介していきたいと思います。
情報番組と報道番組の違い
情報番組と混同されがちですが、情報番組と報道番組は厳密に言うと少し違います。
報道番組は記者クラブに所属し、官庁や警察からニュースをいち早く入手して、迅速かつ正確にニュースを報道することを目的とし作られている番組です。
対して情報番組は、ニュースを中心に、ゲストに評論家やコメンテーターを招いて、よりニュースを掘り下げ、わかりやすく伝えるのを目的として作られています。
ニュース以外にも流行やエンタメなどに関しても扱うことが多いのが情報番組ですね。
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平日、毎日放送がある
報道番組は帯番組、と言って、一週間の複数日、同じ時間帯にレギュラー放送があります。
平日は毎日放送がある、という番組も多いんですね。
これが他のジャンルの番組に比べると大きく違うところです。
ドラマやバラエティ番組などの場合は、放送が週に一回しかない場合が多いですよね。
しかし報道番組の場合は毎日放送があるので、他の番組に比べると放送頻度がとても高くなります。
しかし、これは毎日同じ人が番組を制作している、というわけではありません。
実は報道番組などの帯番組は、曜日担当に分かれていることが多く、プロデューサーもディレクターも一人ではなくて、たくさんの人で分担して番組を制作しています。
もちろんそれぞれに連携をとらなくてはいけないことはありますが、
基本的には自分の担当の曜日の番組制作に入る、という形になるんですね。
放送頻度が高いことによって、扱うネタも多くなりますし、それだけ人が必要になります。
なので新人のADでも、企画を提出してみることができたり、
放送の内容に関わってくるような大きな仕事を任せてもらえる、ということが比較的多いのが情報、報道番組の特徴でもあります。
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生放送が多い
報道番組は生放送がメインです。
これもまた他のジャンルの番組とは大きく違うところです。
収録の番組の場合は収録がおすのはよくあることですし、
仕事の終わりが見えないことの方が多いです。
それに対して生放送の番組の場合ははっきりと番組の開始時間と終了時間が決まっています。
もちろん終了時間が決まっているからといって、生放送が終わってすぐ帰れるわけではないですが、それでも全体のスケジュールが見えやすい仕事だと言えるでしょう。
基本的には生放送の番組が終わったら、片付けと簡単な反省会をして解散、という感じです。
生放送だからこそ臨機応変に対応しなくてはいけないところもありますし
緊張感はやっぱり桁違いですが、生放送だからこそスケジュールがわかりやすい、というのはありますね。
他のジャンルの番組に比べると、報道番組に携わっているスタッフの方が自分のスケジュールを組みやすいと感じている人が多いようです。
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今回は報道番組が他の番組に比べてどう違うのか、ということについて紹介してみました。
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では今日はこのあたりで。