今回は番組制作会社への就活をしている方へ、ADの採用をするときはどのような試験内容があるのかということについて解説していきたいと思います。
番組制作会社への就職面談や試験内容というのは変わっているものも多いです。
ADの場合はもちろんディレクターのアシスタントということになりますので、の場合はもちろんディレクターのアシスタントということになりますので、
仕事を始めたばかりの頃はほとんど指示を受けてその指示通りに動くということの方が多いですが、それでも新人ADの時代からネタだしなどの宿題が出る番組も多いです。
そういった業務をすることを想定して試験内容も組まれています。
動画投稿
面接の時までに動画を作るという課題が出ていたり、面接の時のグループワークでみんなで映像を作ってみるというような課題が出る番組制作会社もあります。
それまで一度も動画投稿や動画制作をしたことがないという人からするとなかなか難しい試験内容に感じるのではないでしょうか。
例えばiPhoneを持っていればiMovieというアプリを無料で使うことができますので、パソコンや編集ソフトなどを揃えなくても簡単に動画制作をして見ることができます。
自分の自己紹介などの動画でもいいですし、友達と遊んでいる時の様子を少し動画に撮っておいて編集するというようなやり方でも良いでしょう。
就活を始める前に一度アプリでもいいので動画制作をしておくというのがおすすめです。
ちなみに最近新卒の方が使ったことがあると話しているアプリでよく見かけるのはCapCutですね。
私も利用したことがありますが、無料の動画編集アプリとは思えないほど性能がよく、普段使いするにもいいなと思いました。
正直iMovieよりも使いやすいです。
これからも動画編集ができるようなアプリというのはどんどん出てくると思いますので、新しいものが出たらすぐに試してみるくらいの勢いでアンテナを張っておくと良いのではないかと思います。
今は高級な機材を揃えなくても簡単に動画を撮って制作することができる時代です。
スマホひとつでできることなので、番組制作に興味があるのであれば、就活を始める前に、ぜひ挑戦してみて欲しいなと思います。
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絵を見てどう思うか書く
これも珍しい試験内容だと思いますが、お題となる絵があって、その絵を見て何を感じるかということを自由に書くというような試験内容もあります。
既に書かれている絵に対して、自分で絵を付け加えて何かストーリーを作り上げるというような試験内容もありましたね。
とにかく普段から何かを見た時に、そこから派生して別のことを考えられるかどうかトレーニングをしておくと、こういう試験内容にも臨機応変に対応することができるのではないかと思います。
例えば好きなテレビ番組を見た時にこの企画面白いなと思ったらそれをメモしておく。
自分だったらこの企画をどのようにもっと面白くするかということまで考えてメモをする。
そういったことをやるだけでもかなりトレーニングになると思います。
またテレビを見ていて面白いと思ったことをメモしておくことで、自分が企画を練る側になった時に役に立つと思いますよ。
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番組企画案を聞かれる
将来的に自分がやってみたいと思っている番組の企画案を聞かれることが番組制作会社の就職面談では多いです。
これは弊社ライズプランニングも試験内容でも必ず取り入れているものです。
ADになってからある程度経験を積めばディレクターやプロデューサーという立場になっていきます。
そういった時にどのような番組をやってみたいのかというビジョンをしっかり持っている人の方が、ADとして仕事をして行くにもスムーズなことが多いです。
また単純に番組制作会社として、今就職活動をしている若い世代の人たちがどのようなことに興味があるのか、どのようなことを考えているのかということにとても興味があります。
番組の企画案を考えてプレゼンするというのは自己紹介的な意味も含んでいます。
番組もバラエティーやドラマや生放送の情報番組などいろいろ種類がありますから、どんな番組を想定しているかということでだいたい好きな番組の系統などもわかるわけです。
どんなふうにテレビを捕らえているのかということを知るためにも、面接官としてもこの質問は楽しい質問なんです。
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将来のテレビ業界について聞かれる
YouTubeが参入してきてテレビ業界は斜陽産業だと言われることが多くなりました。
そんな中でもテレビ業界を志望している方というのは、この業界に希望があると思って就職活動をしている方だと思います。
だからこそ将来テレビ業界がどうなっていくのか、どんな風に変わっていけば多くの人に楽しんでもらい続けることができる場になるのかということをぜひ教えて欲しいのです。
テレビ業界で働く大人たちもみんなが日々頭を悩ませて模索し続けている部分でもあります。
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