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テレビ業界の面接でしてみるといい逆質問

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就職活動の面接の場で「何か質問はありますか?」と聞かれることがあると思います。

今回はテレビ業界に就職したい人向けに、面接の際どんな逆質問をするのが良いのかについて書いてみたいと思います。

面接の際、質問の有無を聞かれない場合もあると思いますが、そのような時も自分から面接官に逆質問をすることは、意欲があるとして良い印象をもたれるでしょう。

よくある逆質問は「入社までにやっておくとよいこと」

逆質問としてとても多いのがこの「入社までにやっておくと良いことは何かありますか?」というものです。

おそらく就活本にも逆質問の代表として載っているのではないでしょうか。

とても良い逆質問だと思うのですが、多くの人に同じことを質問されると、答える方もどうしてもパターン化してしまいます。

その結果せっかくの良い逆質問も、一方的なパターン化された返答で終わってしまい、終わってみると印象が残らなかったということになりかねません。

本人にしてみると新鮮な情報をもらったつもりでも、面接側からすると同じ説明の繰り返しになっているということですね。

そこでこのような逆質問をする場合もやはり個性を入れていくと良いのではないでしょうか。例えば

  • 自分は○○が好きで頑張ってきたのですが…
  • 入社までに○○しようと思っているのですが…

というような言葉を前に少し付け加えるだけで、その人がどんな姿勢でいるのか、どんなことが好きなのかという個性がこちら側に伝わってきます。

好きなことや傾向、個性がわかると、これからやっておくと良いことについても、話を膨らませることもでき、その人に合った話ができますし、話が盛り上がる可能性もあります。

できれば一方的に聞くだけではなく、質問やリアクションを入れながら、楽しい会話になっていくと印象が残ること間違いありません。

関連記事:テレビ業界に関する質問について、面接官が答えます。

やりがいや感動したことを逆質問してみる

テレビ業界の逆質問としてこれまでに感動したことや、やりがいに感じたことを逆質問してみるのも良いと思います。

テレビ業界の仕事に携わっている人の多くは、テレビが好きでこの業界にいる人達です。

これまでの経験はおそらく豊富ですし、話したい経験もたくさん持っていることでしょう。

現場経験者であれば記憶をたどって何かしら話してくれるのではないでしょうか。

面接官も人間ですから自分の良い経験を他人に聞いてもらうのは悪い気がしないものです。

また生の経験というのは実際聞くとおもしろいですし、就職活動においてとても参考になると思いますから、逆質問としてはおすすめですね。

ただし注意することもあります。

面接官は必ずしも現場経験者とはかぎりません。総務の仕事をしていたり、人事担当で現場経験はしていないという人もいるからです。

もし現場の話を聞いていいかどうかわからないようなときは、正直に「お聞きしていいかどうかわからないのですが…」というようなひと言を添えれば、通常は大丈夫でしょう。

現場の人から聞いた話など、何かを話してくれるかもしれません。

関連記事:アシスタントディレクターの仕事をして成長したこと、嬉しかったことをインタビュー!

ジャンルの選び方についての逆質問をしてみる

テレビと言っても報道やバラエティなどジャンルが多いので、どんなジャンルが好きでその理由は何なのかについて逆質問してみるのもありです。

テレビ業界に入る前はなかなかジャンルの違いについてはわからないと思いますが、

いろいろ見ているとやはりジャンルによって向き不向きや、好き嫌いは出てくるようです。

これは様々なジャンルを経験してこそわかることではありますが、重要なことだと常々感じています。

番組にもジャンルがあります

同じ報道であっても固いニュースを好む人と、ニュースを社会問題として掘り下げるタイプの番組を好む人など、そんな違いも出てくるからです。

そのため、どんなジャンルが好きでその理由は何なのかという逆質問は、もし話してもらえればとても参考になると思います。

ただしこれも前述のやりがい同様、経験者でないとなかなか的確な答えは出ませんから、明らかに人事畑のみで来ている人に逆質問してもお門違いになるので、そこだけ注意したほうがよいですね。

関連記事:ADとして働くならどんな番組ジャンルがいいの?

実際の仕事について聞いてみる

次に仕事の内容について逆質問してみるのも良いと思います。(ちなみに下の画像は弊社グループ会社の実際の撮影現場です)

テレビ制作の仕事は基本的にアシスタントディレクターから始まりますが、実際にどんな仕事をするのかなどわからないことは多いと思います。たとえば

  • 最初はどんな仕事からはいるのか
  • 番組の働き方、シフトについて
  • 現場の雰囲気
  • こだわりを持っている人が多いのか、どんなこだわりか
  • ディレクターになるのはどれくらいかかるのか
  • ディレクターになると何が変わるのか
  • ある日のスケジュールはどんな感じか

等。

実際には答えにくい逆質問もありますが、これらは聞きたいことだろうなと理解できる逆質問なので、はっきりとした答えがもらえないとしても悪い逆質問ではないと思います。

大事なのはマニュアル通りに質問するのではなく、本当に自分が聞きたいのは何なのかをまずは自分自身で考えてみることかもしれません。

もしやってみたいことがあれば、「最初のうちから○○はやらせてもらえるのでしょうか」という類の逆質問はやる気が見えるので良いと思います。

例えば、「テレビ業界の仕事を実際にしてみて感じたギャップを現役ADにインタビュー!」というインタビューに答えてくれた「R」さんなんかの場合は、

インタビューを受けてくれた弊社スタッフ

ヘルプでゴルフ中継に行くこともある」とおっしゃっていました。

実際に働いている人に聞いてみなければわからないことって実はたくさんあるので、そこらへんを質問してみると、より「リアル」がわかると思うので、ぜひ聞いてみてください。

関連記事:新卒でADになって半年!仕事はどう?インタビューしてみました!

自分が将来やりたいこと、やりたい企画などを逆質問する

テレビ業界を目指す学生さんの殆どは学生時代に何を頑張ってきたかを語り、自分は粘り強い、コミュニケーションが得意など強みを押し出してくる人がとても多いです。

もちろんそれも大切なことの一つですが、それだけだと「この人はなぜテレビ業界を目指したいのか、何をしたいのか」ということがぼんやりとして見えてきません。例えば

  • 離島の生活を密着したい
  • 海外ロケに行きたい
  • 街頭インタビューをしてみたい
  • 歴史が大好きなので、歴史にかかわる企画を立ち上げたい
  • 地元の町おこしに貢献できる企画をしたい
  • 新たな音楽番組を作りたい

など、なんでもいいのですが、自分ならこんなことをやってみたいという業界にかける希望を話せるととても良いと思います。なぜそれをやりたいのかも話せるとなお良いと思います。

テレビ業界を目指す人で、このような話をする人は実はとても数少ないです。

せっかくテレビ業界に入るのであれば、どんな番組や企画をやりたいかという希望は持っていた方が良いと思います。

できれば得意分野があると、行きたいところに行けたり、好きな分野の専門家に会えるのもテレビ業界の醍醐味の一つですね。

実際、自分の考えた企画が採用され、その番組が放送されることもあるわけですから。ADさんにインタビュー!まずは自分から何かしてあげるという記事でインタビューに答えてくれた「Nさん(弊社スタッフ)」も……

現在、バラエティの現場で実際に働いているNさん

週一の企画会議ではADもこんな企画どうですか?って言えるんですよね。(Nさん)」とおっしゃっています。

逆にテレビ業界に入ってからの展望が無い人は、いわれたことをやる仕事で満足してしまい、アシスタントディレクターで終わってしまうという人も少なくありません。

自分がやってみたい分野や企画を話してみて、そういった仕事があるのか?新人のうちにできるものなのか?逆質問してみましょう。

関連記事:テレビ番組制作現場における新型コロナウイルスの影響についてインタビュー

逆質問でどんな人が成長するのかを聞く

どんなタイプの人がテレビ業界で成長していくのかを逆質問として聞いてみるのも良いと思います。

実はこの質問に対して明確な答えや正解は無いと思いますが、

実際にテレビ業界で活躍しているスタッフがどんなタイプで、どんな風に活躍しているのかは何かしら答えてくれると思います。

企業によりいろんなケースや、いろんな人がいますので、面接の際に逆質問することで、より仕事の内容も見えてくるのではないかと思います。

また、できれば自分の意思を伝えるために

「自分は○○な風に成長したいと思っているのですが…」

「少しでも○○の企画書を出したいと思っているのですが…」

「編集がうまくなりたいと思っているのですが…」

のように自分自身のことを踏まえつつ聞くのがおすすめです。

関連記事:アシスタントディレクターからディレクターになるには何年かかる?

あまりよくない逆質問について

最後にあまりよくない逆質問も少し触れておきます。あまりないのですが例えば

  • 自分の経験は御社でどんなふうに活用できるかを逆質問する人
  • 自分が頑張ってきたことがあるので聞いてほしいという人

前者は何かをしてもらうのを待つ受け身な様子が見えてしまいますし、

後者は頑張ってきたことは良いことなのですが、あくまで過去なので、それを踏まえてこれからのことにつなげる方が印象に残るのではないかと思います。

せっかく用意してきたエピソードなのでぜひ言いたい、という気持ちがありありとわかる場合もありますが、自分でハードルをあげちゃってるなと感じてしまいます。

せっかくのエピソードなら上手く将来の展望に結び付けたいですね。

言い間違えや、うっかり発言はそれほど気にすることはありません。

間違えたら謝っておけばよいですし、逆に印象に残って良い場合もあるからです。

できれば自分の好きな分野、特異な分野を考え、テレビ業界でやりたいことを一度きちんと考えてみるといいのではないでしょうか。

関連記事:ADになったばかりはどんな仕事をするの?3ヶ月目の新人さんにインタビュー!

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


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