弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回はパソコンのセキュリティ対策ソフトのテレビCMをやる場合の施策案について考えてみたいと思います。
新型コロナウイルスが広まったせいもあって、一時期本当にリモートワークが流行りましたね。
現在は少しずつリモートワークから出社に切り替わっている会社も多いようですが、
自宅でもお仕事ができる環境にすることによって、やはりセキュリティ対策はしっかりしなくては、という意識が広まったと思います。
オンラインでも完結することができるように、という考えも浸透しましたよね。
toBにするかtoCにするか
テレビCMを放送する時は、ターゲットをとにかく具体的にする・絞るということがとても大事です。
パソコンのセキュリティ対策ソフトであれば、パソコンを使っている全ての人が対象になるとは思いますが、そこで「とにかく色々な人に使って欲しい!」という目標でテレビCMを作るのは危険です。
というのも、万人受けしようと思って作られたCMは、人の記憶に残りにくい、抽象度の高いCMになってしまうからなんですね。
できればターゲットは狙い撃ちにした方が良いです。
セキュリティ対策ソフトをCMする場合に最初に決めたいのは、toBにするのか、それともtoCにするか、というところでしょう。
企業全体で取り入れてもらいたいのであれば、会社組織が求めるようなセールスポイントを全面的に取り入れたいところです。
大人数で使うことで少し安くなるプランがあったりだとか、複数のパソコンや端末を一元的に管理することができる、といったポイントがあると、企業としては魅力的に映ると思います。
対して、個人で使いたいという人をターゲットにするtoCの場合であれば、
多少コスト的には高くなってもいいから、より強固なものが良いと考える人の方が多いのではないかと思います。
最近ではフリーランスでお仕事を受けている、という方も多いですが、
そういう方の場合は個人で仕事関連のデータを管理しなくてはいけないので、セキュリティ対策をしっかりとやっておかなくてはいけない、ということが多いです。
もしデータに万一のことがあり情報漏洩などがあれば、個人で背負いきれないような損害賠償を求められるようなお仕事もあります。
そういったケースでは、多少金額が高くても安心して仕事ができるように、とセキュリティにもお金をかけるはずです。
商品の強みを今一度具体的に書き出してみて、ターゲットをどこにするか、ということを決めていきましょう。
ある程度ターゲット層が決まったら、ペルソナを設定することも大切です。
テレビCMの尺は15秒?30秒?
テレビCMは15秒か30秒が一般的ですが、やはり30秒の方が尺が長い分、放送する時に1本あたりの単価が高くなってしまいます。
今までにない商品で視聴者に使い方の説明が必要な商品や、ストーリー重視でしっかり見せたいCMの時には30秒尺のCMにしたりします。
ですが、基本的に商品の説明があまり必要ないようなCMの場合は15秒CMでも良いのかなと思いますね。
ただ、特定の番組の提供に入って、毎週同じ番組内でテレビCMを放送するタイムCMの場合は15秒CMは放送できませんので注意です。
セキュリティ対策ソフトであれば、あまり難しい説明は要らないと思いますので、コストも抑えられる15秒CMで良いかなと思います。
映像制作をするタイミングで15秒バージョンと30秒バージョンの2種類を作っておくといいかもしれないですね!
映像制作で一番お金がかかるのは撮影の部分で、撮影したものを15秒に編集するのも30秒に編集するのも、作業的にはあまり変わりがありません。
一度の撮影で15秒CMと30秒CM、2つのバージョンを作っておくと、制作コストを抑えられますし、のちのち「30秒CMも放送したい!」と思った時に素材の用意があるとすぐに放送をすることができます。
継続的にCMをすることが大切
『パソコン・PCのセキュリティ』に関するアンケートを見てみると、
セキュリティ対策ソフトを選んだ理由が以下のようになっていました。
- 有名なソフトだったから…18.3%
- 無料ソフトだったから…17.2%
- 家族・知人・友人などから勧められたから…17.1%
- パソコンに元々入っていたから…16.2%
- 口コミなどで評価がよかったから…11.2%
- 一番機能がよさそうだったから…11.2%
- 香辛料が無料だったから…10.3%
- ソフトの価格が安かったから…10.1%
- パソコン購入時に販売店で勧められたから…7.3%
- 更新が簡単だったから…7.3%
- 複数台の監視が可能なパックがあったから…5.3%
- 一定期間無料だったから…5.3%
- 分かりやすそうだったから…4.5%
- 職場や学校などで使用しているものと同じだから…3.7%
その他…5.0%、とくにない…5.3%
この結果では、「有名なソフトだったから」という回答が一位にきています。
やはりセキュリティ対策ソフトに関しては、価格よりも安全性・信頼できるかどうか、というところが重視されるのかなと思いますので、
認知度を上げてブランド力を高める、という意味でも、CM放送に意味があるのではないかと思います。
また、認知度をあげるという意味では、単発でCMを放送するよりも、なるべく継続してCMを放送していく、ということが大切でしょう。
ずっとCMをやっていることで認知度が上がり、有名なソフト、という認識を持ってもらえるようになると思います。
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