テレビCMの作り方は、実に様々で
- 有名タレントを使ったCM
- アニメ風のCM
- CGを駆使したCM
- イラスト風CM
- 着ぐるみ使ったCM
などいろいろあります。
CMは通常15秒、30秒という短い時間ですが、インパクトがあるように工夫されて作ってますよね。
その中の一つで社長が出ているCMというのがあります。
社長自らが出演しているCMのメリットデメリットについて今回はお話していきたいと思います。
社長が出るCM
私は、少し前になりますがピップエレキバンのCMがとても印象的でした。
あれは社長ではなく、会長だったかと思いますが。
セリフは「ピップエレキバン」と言うだけだったのですが、
とてもインパクトがあって、今でもよく覚えています。
あれでピップエレキバンは一躍有名になったと言ってもいいと思います。
会長さんは俳優でも声優でもないので、妙に素人っぽい言い方なのですが、それがまた絶妙だったんですよね。
何ともほんわかして、好印象でした。
アパホテルの女性社長さんもいろいろ出ていますね。
CMのほか、駅のポスター、雑誌などでよく見かけます。
派手な帽子に派手なアクセサリー、派手な服装ですが、これもインパクトがあります。
CMは商品映像だけを使って制作する場合もありますが、実際のところは人物を使ったものがかなり多いです。
その場合、有名タレントを使う場合もありますし、全く無名のタレントを使う場合もあります。
人を使う場合は、一人の人が中心になっているCMか、そうでないかによってどんな人を使うかも変わってくると思います。
新作チョコレートをおいしそうに食べるシーンや、
化粧品の様に、顔、表情が目立つものがありますが
そういうCMにはきれいな女優さんを使う場合が多いようです。
もし、畑仕事をしているおじいちゃんやおばあちゃんがCMで
「このチョコレートはうまいうまい!」
と食べていたとしたら、インパクトはあるかもしれません。
でも買いたくなるかというと、それはちょっと疑問です。
やっぱりきれいな女優さんが食べている方がおいしそうに見えますよね。
お米や、ナス、大根だったらおじいちゃんおばあちゃんが出てるのもおいしく見えるかもしれませんが
チョコレートというのは嗜好品です。
どうしても食べなければならない栄養を摂取しているわけではありませんから
やはりおしゃれな感じが欲しいですよね。
また、エキストラのような人たちが大勢出ているCMや、
人が一応少し映っているけど、あまり印象に残らないようなCMもあります。
人は必要だけど誰でもいい、というような使われ方ですね。
そういう場合でも素人では上手に動けませんから、無名とは言えプロのタレントさんを使っている場合が多いのですが。
また無名のタレントさんを前面に目立つようなCMを作って、
あの子は誰?とCMをきっかけとして有名になっていく場合も中にはありますよね。
さて、社長さんが出るCMは、
- 社長さんが前面に出て、目立っているCM
- その他や大勢に混じって実は社長さんも映っている
というような二つの場合があります。
社長さんもタイプがいろいろですから、
メディアに顔を出すのは一切嫌だ、受け付けない、という社長もいれば
場合によっては出てもいいという社長さんがいます。
また、自分がどうしても出たい、という社長さんもいます。
社長が出るCMについては、作る方側から見ると、
「この社長さんなら出てもいいかも」という場合と
「この社長さんは出ない方がいい」という場合があります。
出ない方がいいと思ってしまう人は、オーラが無いというか、人としてどうかなと見えてしまうような人でしょうか。
CMに出ると逆に商品イメージが悪くなるかもしれない、と思われる人です。
それは見た目やそれは雰囲気であったり、話し方とか、会ってみないとわかりません。
大衆受けする印象のある人、そうでない人というのはやっぱりあるものですからね。
関連記事:印象的なCMの特徴とは
社長が出るCMのメリット
では社長がCMに出ることのメリットは何でしょうか。
- CM制作費が安い
- タレントではないので著作権の縛りがない。
- 会社のイメージが上がる
- 社内の士気が上がる。
- 作ったCMを長く使える
社長がCMに出るメリットの一番は何といっても制作費が安くなるという事ではないでしょうか。
タレントさんを使うと知名度にもよりますがどうしてもタレント費用がかかります。
CM制作費にはタレント費用が上乗せされるので、高くなるのは仕方のないところです。
また社長自身が出る場合は著作権の問題がありません。
つまり出来上がったCMを自由に使う事が出来ます。
YouTubeに載せたり、会社説明用のビデオに使ったり、お客さんに配ったり、用途はいろいろです。
タレントを使う場合、あらかじめ期間を決めどんな使い方をするのかを決めていきますが、
社長自らが出ている場合は、仮に後で追加で、こちらにも使いたい、というような場合も
臨機応変にすぐに使用することができるのが良いところです。
また、社長が出ると、作り手の顔が見えますので、印象が良くなります。
真摯な社長の姿が出ていたり、ピップエレキバンの様にちょっと和むような雰囲気をもっている方だと、ユーザーに安心感を与えます。
社長が会社のきちんとしたイメージを伝えてくれると、イメージアップになることでしょう。
また、社長がCMに出ることは社内の士気が上がります。
企業がテレビCMをするという事はそれだけでも、社内の士気は上がるものです。
はじめてCMをする場合は特にそうですね。
それに加えて社長がCMに出るとなると、社員全員が知っている社長が出るわけですから、
それは社員も期待しますし、士気は上がると思います。
社長さんには社員の期待を裏切らないよう、CM出演を頑張ってもらいたいですね。
また最後の長く使えるという事、これもとても大きなメリットだと思います。
通常タレントさんを使うと半年とか一年と言った期限を設けられます。
その期間は使ってもいいですよという事です。
それを超える場合は追加で料金を支払うか、または撮りなおしということになります。
ところが社長が出ている場合はその必要がありませんから、ずっと使えるわけですね。
この「ずっとCMを使える」というのはとてもメリットだと思います。
もちろん、知名度が上がっていけば、いろんなCMを作っていくのもいいのですが、
知名度があまりないうちは、インパクトのあるCMを作ってしばらくの間は同じものを使っていって
「あ、このCM見たことがある」
と思ってもらうことが大事です。
一気にCMを大量に投下して知名度を上げるのであれば、短い期間の契約でもいいと思いますが、
通常はそんなにすぐに知名度が上がるわけではありません。
作ったCMをなるべく長く使って、流していく方が知名度アップにつながります。
そのためにはせっかく作ったCMは長く使いたいですよね。
社長が出ていると、ずっと使えるわけです。
社長がでるCMのデメリット
それでは社長が出るCMのデメリットは何なのでしょうか。
- 華やかさがない
- イメージが下がる場合がある
- 商品によっては合わない場合がある
社長というのは、日ごろからテレビに出ているタレントさんとは異なり、素人ですから、
CMに出た場合どうしても華やかさに欠けるという事があります。
ただの普通の人がでている、とも見えるので、インパクトに欠けてしまうんですね。
また真摯な人柄や、社長としてのオーラが出ればいいのですが、そうでないと、地味なCMになる可能性があります。
地味でもインパクトがあればいいのですが、そのあたりは社長が出るCMを作る難しさでしょう。
CMというのは、場合によってはマイナスのイメージを与えてしまう時がありますが、
もし仮に、いかにも強欲な感じの社長がCMに出てしまったとしたら
見た人に悪いイメージを与えかねません。
CMに出ても好印象を与えることができるような映像を撮れるかどうか、が難しいところです。
また、先ほどのチョコレートもそうですが、
CMをしたい商品によっては、社長が出るのは合わない、という場合があります。
社長が出るのが合う商品というのはどちらかというと、苦労して開発したようなもの、が良いと思います。
たとえば
- サプリメント
- 薬
- 健康器具などの道具
- おいしさを追求するレストランのオーナーシェフ
などはどちらかというと合っているのではないでしょうか。
更に付け加えるなら、そのような社長さんはドキュメンタリー手法もあっていると思います。
関連記事:ドキュメンタリーCMをやるメリット
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弊社ライズアドバートはテレビCMを中心とした広告代理店で、
もともと番組制作会社として会社が始まった経緯があるので映像制作そのものも併せて承ることができます。
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余計な中間マージンが発生することもありません。
社長さんがテレビCMに出演したい、という場合に、どのようなブランディングをし、CM放映をしていけばいいのか、
というノウハウも併せてご提案させていただきます。
たとえば映像制作だけしてみて、最初はウェブCMとして配信し、
徐々にテレビCM放送地域を拡大する、なんてやり方もあります。
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関連記事:CMのお試しをしてみませんか?
では今日はこのあたりで。