弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回はヘアカラー剤のテレビCMをする時、どんな内容にすればいいのか、ということを広告代理店の目線でまとめてみたいと思います。
コロナもあって、自分でヘアカラー剤を使って髪を染める人も増えたのではないでしょうか。
セルフカラーをする理由は?
【LIPS labo】1年以内に”自分で”ヘアカラーした人は約4割。これからのセルフカラー剤を選ぶ決め手を調査【2022年11月1号】という記事を見てみると、
「直近1年でセルフカラーをしたことがありますか?」という質問に対して、
全体の約4割が「セルフカラーをした」という結果が出ていました。
また、年代が上がるにすれて多くなる傾向があり、40代以上では約7割近くが「セルフカラーをした」と回答しています。
さらに「直近1年でセルフカラーをした」と回答した方に、「セルフカラーをした理由」を質問すると、以下のような結果が出ていました。
- 普段からセルフカラー派…34%
- その他…23%
- 普段はヘアサロン派だが、予約が取れず急遽セルフカラーをした…13%
- 普段はヘアサロン派だが、気になるアイテム・カラーがあったので試してみた/部分的にカラーリングしたかったから…13%(同率4位)
これを見ると、普段からセルフカラー派と普段からヘアサロン派というのは大体同じくらいの割合でいることがわかりますね。
2位の「その他」の回答としては「コスパがいい」という費用面セルフカラーをしたと言う回答が多く見られています。
セルフカラーを選ぶ理由としては、
- コスパがいい
- 部分的にカラーできる
- 好きな時にカラーできる
- 気になるアイテム・カラーを試せる
というものがあることがわかります。
これらをテレビCMで押し出してみるのもいいのかなと思いますね。
期間限定のカラーなんかがあっても興味を持ってもらえるきっかけになりやすいのではないかなと思います。
実際、季節に合わせて髪色を変えている人も多いですからね。
カラーリングする理由は?
同記事で「カラーリングする理由」を聞いたところ、以下のような結果になっていました。
- おしゃれのため…38%
- 雰囲気を変えたいため…18%
- あか抜けたいため…16%
- 自分らしさを出すため…9%
- 髪をキレイに見せるため…9%
- 白髪を目立たなくさせるため…7%
- その他…3%
ただしこれらは年代別に見てみるとかなりその割合が変わります。
例えば20代以降の年代だと「髪をキレイに見せたい」という回答が多いですが、
10代では「あか抜けたい」という回答が多く見られます。
テレビCMをする時は、どの年代をターゲット層とするか、ということをまず最初に決めておくと良いでしょう。
例えば10代向けにセルフカラー剤をCMするのであれば、初めてセルフカラーをする、と言う人も多いと思いますので、
- 初めてでも簡単にできる
- かぶれにくい、肌に優しい
というようなことがアピールできるといいと思います。
テレビCMは放送する枠もターゲット層に合致するように選んでいきます。
ターゲット層が細かく設定できていればいるほど、CM制作内容や放送条件などが決めやすくなりますので、なるべく詳細に設定していくようにするといいでしょう。
社内だけでは難しい場合は、ぜひ広告代理店にお声がけください。
マーケティングのプロが一緒にターゲット層を絞り込んでいきます。
広告業界はターゲット層と合致する架空の人物像をペルソナと呼びます。
年齢や性別だけでなく、職業やライフスタイルなども設定するのがペルソナ設定です。
セルフカラーアイテムの不満点
同記事で「セルフカラーアイテムでもっとも気になる点」を調査したところ、以下のような結果が出ていました。
- 髪が傷みやすいこと…44%
- 染めムラができること…36%
- 準備が大変なこと…8%
- その他…5%
- 独特のニオイがあること…4%
- なりたい髪色がないこと…2%
- コスパが悪いこと…1%
実際に使っている人が感じている不満というのは、「それが解消されるならその商品を選びたい」と思わせるポイントになり得ます。
そのため、これらの不満点に対して「この商品であれば解決できます」というような打ち出し方をするのもいいと思います。
ヘアカラー後の専用トリートメントや専用オイルなどが付属している商品もありますが、
中には「ヘアトリートメントを単体で売って欲しい」という声も多くあったようです。
ヘアカラー剤のラインナップと一緒に、カラーリング後のトリートメントを単体で販売し、それをCMで「ヘアカラー後はトリートメントも!」というようなCMにしてみるのもいいかもしれないですね。
ご予算やターゲットに合わせてプランをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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