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テレビCMの費用を抑える方法を広告代理店が解説します

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CMを
検討している
企業

テレビCMに挑戦してみたいけれど、初めてやるし、たくさん予算を割くわけにはいかない…

そう悩んでいる方は多いもので、弊社ライズアドバートにも、初めてのCM放送の検討でお問い合わせをいただくことは多いです。

テレビCMというと何千万円、何億円という予算をかけられる大企業向けのもの、と思われる方が多いのですが、

テレビCMにはやり方が色々あって、決して大企業だけができるもの、というわけではありません。

むしろ、テレビは予算をあまりかけられない中小企業にこそ、使ってみて欲しい広告媒体だと思っています。

今回はテレビCMをメインに取り扱う広告代理店である弊社ライズアドバートが、テレビCMの費用を抑える方法を思いつく限りご提案してみたいと思います。

テレビCMを放送するのにかかる費用の内訳は?

そもそもテレビCMを放送するのにどんな費用がかかるのか、というと、大きく分けて

  • CM制作費
  • CM放映費

の2つがかかります。

CMを初めて放送する企業さまの場合は、実際にテレビCMとして放送する映像をまずは制作する必要があります。

これがCM制作費ですね。

CM制作会社に依頼する場合はCM制作会社に支払うお金です。

広告代理店で制作も同時に依頼することができる場合もあり、弊社も制作を一緒に承っています。

その場合は広告代理店を通じて制作会社にお金を支払います。

CM放映費は、CMを放送する枠を購入するために、広告代理店を通じてテレビ局に支払うお金です。

テレビ局は、現在地上波のものだけで127局存在しています。

これ以外にもBS放送やCS放送などもありますので、出稿先もCM目的やご予算に合わせて組んでいくことが可能です。

どの放送局の場合でも、基本的に一つの広告代理店でまとめて依頼することができます。

関連記事:広告代理店社員がおすすめするマーケティング初心者向けの本

制作費を抑える方法

それではまず、制作費を抑える方法からご紹介していきます。

撮影を行わない制作をする

映像制作で一番お金がかかるのは撮影の部分です。

  • カメラや音声、照明といった技術スタッフへの依頼
  • スタジオなど撮影場所の確保
  • 出演者への依頼

といった部分でどんどん費用が増していきます。

なので、初めてのテレビCMの場合は撮影を行わないで映像制作を行う、ということもあります。

例えば商品の画像や会社の外観画像などを素材としてあらかじめご提供いただき、

それらをスライドショーのように組み合わせて、ナレーションや音楽をつけて映像制作を行います。

この方法ですと、一番シンプルに制作をすれば30万円程度から映像制作を行うことが可能ですので、かなり費用を抑えることができます。

以前テレビCMを放送したことがあって、その時の映像が使えるという場合は、もちろん制作費用は新たにかかりません。

昔ながらのCMをずっと放送している企業さまもいらっしゃいますし、それはそれで印象に残るものですよね。

ちなみに撮影ありで制作を行う場合は最低でも100万円ほどはかかってきます。

関連記事:CM制作費の相場はいくらか

スケジュールに余裕を持たせる

スケジュールに余裕がなく、特急仕上げの場合はクリエイティブ系のものは金額が割増になることが多いです。

撮影ありきで制作をする場合は、CM放映をしたいと考えている時期の半年前くらいから制作について進めて行った方が良いと思ってください。

ちなみに医薬品関係・医療関係のCMの場合はCMで使える表現が限られますので、一般的なCMよりさらにお時間がかかります。

関連記事:医療広告ガイドラインに沿ったテレビCMを放送するための注意

撮影は一度のみにする

  • 色々なパターンのCMを作りたい
  • 色々なシーンが欲しい
  • テレビ用とウェブ用でCM内容をガラリと変えたい

といったご要望があるとどうしても制作費がかさんでいきます。

先述したように、どれだけスタッフが必要か、撮影に時間がかかるか、といったところで費用が変わってきますので、

撮影の回数は少なければ少ないほどよく、撮影ありきでCM制作をするのであれば、1度きりに抑えるのが一番です。

スタジオで一度に撮れる内容にした方が良いんですね。

こういった部分はご予算を踏まえて制作会社のスタッフと相談していくと良いと思います。

関連記事:CM制作の基本知識!流れや費用などについて紹介

有名タレントを起用しない

有名タレントを起用する場合は、そのギャランティで制作費用が跳ね上がります。

そのため、撮影ありきのCM制作であっても、有名タレントは起用せず、

フリーのタレントさんや、まだ知名度がそこまで高くないタレントさんを起用すると費用を抑えることができます。

関連記事:CMに有名タレントを起用するメリットとデメリット

放映費を抑える方法

ではここからは放映費を抑える方法です。

1本のみ放映してみる

基本的にテレビ局は、視聴可能人口が多い局ほどCM放映料金が高くなります。

つまり、人口の多いエリアでCM放送をしようとすると金額が高くなるわけです。

東京や大阪といった大都市でCMをしたい場合は、最低でも数千万円の予算が必要になります。

ですが最近はSASといって、CMの放送枠を1本から購入できるやり方が新しく登場しました。

とはいえキー局の場合は1本でも数十万円から100万円以上、といったラインナップにはなりますが、

CMを放送したことがある、という実績作りにはなりますので、こういった方法もCM目的によっては良いかもしれません。

関連記事:CMを1本から流せるSAS、メリットとデメリットを解説します

地方局で放映する

先述したように、CMは視聴可能人口におおむね比例して料金が設定されているので、

人口の少ない地方局になってくると途端にCM放映費が安くなります。

30〜50万円程度からCMを放送することができるテレビ局が多く、

さらに地方エリアに住われている方は、情報の依存先がテレビであることが多いので、実は地方ほどコスパが良いのではないかと私は個人的に思っております。

関連記事:地方のテレビCMは30万円からできる?やれることを紹介します

BSやCS放送を使ってみる

BS・CS放送に関しては衛星放送なので、視聴率はどうしても下がってしまいますが、

趣味系に特化したチャンネルが多く、細かくターゲティングをして放送をしたい、という場合はおすすめです。

BS・CSも単価はかなり安く、初めてテレビCMをする企業さまが選びやすいチャンネルとなります。

関連記事:BS放送の視聴率や視聴傾向について

このようにやり方は色々ありますので、ぜひお気軽にご相談ください。

ご予算やCM目的にあわせてプランをご提案させていただきます。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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