CM・広告の仕組み PR

子供向けの商品のテレビCMをする時はどんな方法がある?

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今回は子供向けのテレビCMを放送するときにどのようなことを考えたらいいのか、どのような戦略があるのかについて解説していきたいと思います。

 

スポットCMとタイムCM

 

テレビCMにはスポットCMタイムCMという二つの放送の仕方があります。

スポットCMというのは大まかな時間帯を設定しその中でランダムにテレビCMを放送するやり方です。

それに対してタイムCMというのは特定のテレビ番組のスポンサーとなり、その番組の中でテレビCMを放送するやり方です。

 

通常テレビを見ているだけではどれがスポットCMでどれがタイムCMなのかということはなかなかわからないものですし、視聴者もそれを意識したりはしません。

どこを見ればわかるのかと言うと、テレビ番組の中では必ず「ご覧のスポンサーの提供でお送りいたします」という提供クレジットが流れていると思います。

この提供クレジットの中に社名がある企業は、番組のスポンサーとなっているのでタイムCMでテレビCMを放送しているということになります。

 

初めてテレビCMをやる場合はスポットCMの方がおすすめです。

というのもタイムCMというのは番組に依存しているので、番組の改編期などの影響も大きく受けます。

また競合排除を行っており、同じ番組の中で競合他社のCMを放送することはありません。

そのため「この番組の中でテレビCMを放送したい、この番組のスポンサーになりたい」と思っても、番組改編の時期まで待たなくてはいけなかったり

競合他社が入っていることによってスポンサーに入れないと言ったことがあるのです。

 

そういった意味でスポットCMの方が融通が効きやすく、CMをしたいと思ってから放送するまでの期間が比較的短いです。

 

ただし子供向けCMを放送する場合は、ターゲット層が明確なためタイムCMの方が向いているのではないかなと個人的には思います。

テレビ番組の中でも子供に人気の番組というのは絞られてきますので、そういった番組のスポンサーになってしまった方がターゲット層に効果的にリーチできるのではないでしょうか。

 

その番組のスポンサーになることができるのかということは、広告代理店に問い合わせてみて調べてもらうのが一番早いと思います。

関連記事:タイムCMとスポットCMの違い。どちらを選べばいいの?

 

子供向けに使うかは大人が決める

 

子供向け番組の場合は、やはり一番最初にリーチしたいのは子供だと思いますが、

実際に商品を買ったりサービスを利用したりするかどうかを決めるのは親になるので、CMを作るときは子供に夢を持たせるような内容であるのはもちろんのこと、

親にも納得してもらえるような内容になっていなくてはいけません。

つまり子供だけにテレビCMがリーチするのでは意味がないということです。

 

スポンサーになる番組を決める場合は、純粋な子供番組だけでなく、子供と一緒に大人も見ているような番組の方が良いかもしれません。

 

また表現に関しても、大人が「これなら子供にとって良いかもしれない」と思ってもらえるような内容になっていると良いと思います。

関連記事:CM制作の基本知識!流れや費用などについて紹介

 

複数の広告媒体を使うことで効果アップ

 

最近の子供たちはテレビ以外にも様々な媒体に接しながら生きています。

その中でもやはり一番多いのがインターネット動画でしょう。

 

育児にiPadが使われるのも珍しくない世の中になりました。

YouTube動画を一番見ている層は小中学生、という話もあります。

 

テレビCM用に作った動画素材を流用し、インターネット動画への広告出稿を並行して行なってみるとさらに効果が上がりやすくなるでしょう。

また最近は商品の購入を検討している場合、「一度公式サイトを見る」「インターネットで検索して商品の詳細を見る」というのが一般的になっています。

 

そのため公式サイトにもCMの動画を流すようにしておくと良いかと思います。

テレビCM用に作った動画素材は権利の関係上他に流用することができない場合もありますので、

のちのちインターネット上で動画を流用することを考えている場合は、制作会社に先にその旨を伝えた上で制作に取り掛かるようにするようにしましょう。

関連記事:テレビCMを制作してWEBでも配信したい時に気をつけたい権利の話

 

CMの効果検証の仕方

 

実際にテレビCMの効果があったかどうかということはどのように検証したらよいのでしょうか?

 

一番わかりやすく推奨している方法ですが、テレビCMを放映する場合は線引きと言って「どの時間帯にCMが流れるのか」というスケジュール表のようなものが先に渡されます。

これをもとにサイトのアナリティクスなどを検証していただき、インプレッション数クリック数の推移を追っていただく、というのがテレビCMの効果検証方法になります。

 

基本的にはテレビCMを流しただけではどれぐらいリアクションがあったかというのは分かりません。

それだけ問い合わせが増えたかどうか、発注数が増えたかどうかというところで追っていただく形になります。

 

そのため公式サイトの設置は必須で、できればサイト内のアナリティクスも検証できるようにしておくと良いと思います。

どのような方法でテレビCMを放送するのが効果的なのか、といったことは広告代理店と相談しながら模索していくと良いかと思います。
お気軽にお問い合わせください。

関連記事:初めてテレビCMを出稿する時に決めるべきことを広告代理店が解説!

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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