弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は睡眠改善商品のテレビCMをする時に考えるべきことをまとめてみたいと思います。
ストレス社会の中で、睡眠に関するお悩みを持っている方は多いですよね〜!
睡眠の悩みを抱えている人は9割以上!
第10回睡眠に関する調査を見てみると、「睡眠に関して不満に感じることはありますか?」という質問では、94.0%の人が「不満がある」と回答しています。
この調査は10回目の調査ですが、毎回この質問では、90%以上の方が「不満がある」と答えているとのこと。
ほとんどの方が睡眠に対して何かしらの不満があることがわかりますね。
テレビCMではどういった人をターゲットにするか、ということを先に明確に決めておくことが大事です。
ターゲットを絞り込めば絞り込むほど、より具体的な内容になっていき、視聴者の目に留まりやすい内容になりやすいです。
睡眠改善商品の場合は「睡眠に不満を持っている人」がメインターゲットになり、シンプルで分かりやすいCMにもしやすいかなと思いますが、
その中でも
- 男女どちらがメインターゲットなのか
- 年代
- 職業
- 趣味
といったパーソナルなことまで細かく設定していけると、CMも作りやすくなると思います。
広告業界ではこういった具体的なターゲット像のことをペルソナと言います。
不満に感じるポイントからCM内容を決めていく
同アンケートにおいて、「睡眠に関して最も不満に感じることは何ですか?」という質問では以下のような結果が出ています。
- 何度か目が覚める…17.1%
- 寝ても疲れが取れない…14.4%
- トイレが近い…14.1%
- 眠りが浅い…10.0%
- なかなか寝付けない…8.9%
特に若い年代や女性で、「寝ても疲れが取れない」という回答が多くなっています。
男性の場合は「トイレが近い」という回答が女性に比べて多く、年齢が上がるほど割合も高くなっていることが分かります。
男性と女性、どちらをメインターゲット層とするかによって、CMの制作内容が変わってきそうですね。
カルビー株式会社がCM放送をしていた睡眠サポート食品『にゅ〜みん』では、お笑いトリオのハナコを起用し、「本番前日で緊張で眠れない」というシチュエーションを使っていました。
お仕事への緊張感で眠れなくなってしまう男性に共感されやすい内容になっているかなと思います。
テレビCMにおいては視聴者に「分かる!自分と同じだ」という共感を抱いてもらうことがとても大事です。
共感をすることによって視聴者は具体的に「その商品を使った時の自分」を思い浮かべることができます。
このCMの場合であれば「次の日への仕事の緊張で眠れない、ということ自分もあるなぁ」と思った視聴者が、
「自分もこの商品を使えば、もしかしたら緊張で眠れない、というのが改善されるかもしれない!」と思えるわけですね。
視聴者がそういった「商品を使った自分」をあ具体的にイメージすることができると、消費行動へ繋がりやすくなります。
睡眠の不満がどこにあるのか、というところから逆算して、どういうCM内容にすれば良いのかを考えていくと良いでしょう。
関連記事:CM好感度ランキングから、好まれるCMの傾向を考える
CM表現には注意が必要
こういった睡眠改善商品は機能性表示食品などに分類されるケースが多いと思います。
広告においては人体に影響を及ぼすような商品に関しては広告規制があり、テレビCMをする際も必ずテレビ局側から考査という審査のようなものが入ります。
基本的には医療広告ガイドラインに沿った内容になっていれば問題ないですが、例えば「絶対に入れなくてはいけない注釈」があったとして、それがどうにも字が小さすぎる、表示秒数が短すぎるといった指摘が入ることもあります。
注釈程度のものでしたら簡単な再編集をすることですぐに修正ができますが、
映像表現そのものがNGとなった場合は最悪撮り直し、ということになります。
撮り直しとなればスケジュール的にも費用的にも大きな損をすることになります。
できれば今までに医療系のCM制作を担当したことがある制作会社に制作を依頼した方が良いでしょう。
弊社ではグループ会社で映像制作も行っており、余計な中間マージンがかかることなく、制作から放映までをワンストップサービスでご提供することが可能です。
CM制作を行う時も、必ず絵コンテと呼ばれる撮影前のイラストイメージの段階からテレビ局に考査を依頼し、よりスムーズに制作が進行できるようサポート致します。
ご予算に合わせて広告プランのご提案もさせて頂きますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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