弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は一回限りのCMをイベント的に放送する、というやり方について、解説してみたいと思います。
例えば最近ですと、以下のようなCMが一回限りのCM放送を行っています。
- ロッテ 羽生結弦を起用したスポーツの日に合わせたCM
- 赤木乳業 江頭2:50を起用したガツン、とみかんのCM
- アプリゲーム ヘブンバーンズレッド 60秒特別CM
- 株式会社 明治 メルティーキッス
見出し
一回限りのCM放送、どんな効果がある?
一回限りのCM放送は、放送前になるべく告知を出し、「一回限りしか放送しないからぜひ見てほしい」ということを打ち出さなくてはいけません。
もちろん、これを認知度のあまり高くない商品やサービス、企業でやってもあまり意味がありません。
すでにある程度認知されている商品やサービスでやるからこそ、
一回きりの放送を見てみたい!
見逃さないようにしないと!
と視聴者に思ってもらえるのです。
一回限りの放送だからこそプレミア感を持ってもらえるということですね。
そのため、ターゲットとなるのはすでにその商品やサービスを知っている人、あるいはファン層になります。
すでに興味を持ってくれている人に対して、その熱量を継続させるためにやるのが、こういったイベント的なCMです。
関連記事:面白いCMのフレーズ、どんなものがある?事例から考えるCM制作
1回限りのCMを放送するメリット
では、こういった1回限りのCMにはどんなメリットがあるのかを解説していきます。
放送料が安く済む
テレビCMは通常、少なくても20本〜30本程度は流すものです。(スポットCMの場合)
本数が1本であれば、その1本の放送料だけで済みますので、放送料は安く抑えることが可能です。
ただし、何本CMを流すかに関わらず、CM制作料は必ずかかってきます。
1回限りの放送をするCMの場合は、その1回のCMを作るのにかなりの予算を使うこともあり、
せっかくお金をかけて作ったCMなのに1回しか放送されない、というのは少しもったいないような気もしてしまいますね。
テレビCMは1回限りの放送も最近はしやすくなっています。
SAS(スマート アド セールス)と言って、CMの放送枠を1本から購入することができるセールス枠があるんですね。
東京キー局の番組でも、1枠200万円程度から購入できる枠もあり、こういった枠を活用してみると良いかと思います。
もちろん、1回限りのCMの場合は
「この番組の中で流したい!」
というようなこだわりもあると思います。
そういったものは柔軟に対応することが可能ですので、ぜひ広告代理店にその旨ご相談ください。
関連記事:CMターゲット別に出稿企業と出稿例を広告代理店が解説します
1回の単発イベントを前後で盛り上げることができる
1回限りのCMは事前に放送の告知をする、ということがとても大切です。
「何日の何時何分から、1回限りのCMを放送するのでぜひみてください!」
という広報活動を、何度も何度も根気強く行うべきでしょう。
プレスリリースを出すのはもちろん、アプリゲームなどのCMなら出演者を巻き込んでイベントを行ったり、
CM出演タレントにも告知の協力をしてもらったり、
出演者のYouTubeでPRを出させてもらったり。
やれることはとにかく全部やりましょう。
これによって1回限りのCMを放送するという認知が高まるだけでなく、商品やサービスの認知もまた高めることができます。
1回限りのCM放送を大きなイベントとして扱うことができるので、その告知というやり方でやれるイベントもまた増えるのです。
通常のスポットCMよりもプレミア感が出るからこそできることですね。
関連記事:テレビCMの目的に合わせてタイムCMかスポットCMかを選ぶ
ユーザーにとって、イベントになる
すでに商品やサービスを知ってくれている人にとって、1回限りのCMは大きなイベントになります。
商品やサービスのどこかに1回限りのCMを放送することを入れ込んでみても良いでしょう。
すでに商品やサービスを認知している人、ファンの人にとって、1回限りのCMは大きなイベントになりますし、熱量をアップさせる・再燃させるためのチャンスです。
CMを放送するにあたってのイベント告知も、既存ユーザーに向けても積極的に行っていきましょう。
ついついCMを放送するとなると新規顧客獲得を目的にしてしまいがちですが、
既存顧客の満足度を上げる、ということもとても大切なことです。
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1回限りのCMを放送するときのスケジュール
CMを放送するとき、通常は3ヶ月ほど前から動き出せば間に合うことが多いのですが、
1回限りのCMの場合は、先述した通り、前々から告知を出したり、イベントを出したりすることで効果をさらに高めることができると思います。
なので、できれば1年ほど前から動き出せると良いのではないでしょうか。
すでにファンでいてくれている顧客には先行して情報を出したりしてみるのも良いと思います。
実際の放送に関しては映像素材は2〜3週間ほど前にテレビ局に納品すれば放送することが可能です。
広告代理店と相談しつつ、どのような施策をしていくか考えていくの良いでしょう。
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