CM・広告の仕組み PR

CMターゲット別に出稿企業と出稿例を広告代理店が解説します

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テレビCMを放送する際は、どのようなターゲットにCMを見てもらいたいか、ということを考えることがとても大切です。

もちろんテレビというメディア媒体の特性上、「とにかく広く多くの人に」ということが目的になることも多いかとは思います。

ただ、ターゲット層が明確でない曖昧なCMというのは記憶に残らず、あまり効果も得られない、ということが往々にしてあるのです。

逆にターゲットを絞った方が印象に残って、当初ターゲットとして想定していなかった人にも覚えてもらえることがあります。

また、ターゲットを明確にすることによってCMの作りも変わってきます。

例えば売りたい商品がtoCなのであれば、消費者向けになりますからどこで買えるのか、いくらなのか、ということが大切になります。

しかしtoBなのであれば、問い合わせ窓口はどこなのか、どこで詳細を調べることができるのか、ということの方がより重要になるでしょう。

ターゲットを明確にすることで、CMを見てくれた人のその後の導線も具体的に考えられるようになるということです。

今回はテレビCMをメインに取り扱う広告代理店である弊社ライズアドバートが、ターゲット層別にどのような出稿企業があるのか、どんな出稿例があるのか、ということを解説してみたいと思います。

ビジネスパーソン、経営者、高所得者がターゲットの場合

ビジネスパーソン、経営者、高所得者がターゲットの場合は、タイムCMと言って、特定の番組のスポンサーとなり、その番組の中でCMを放送する方法が人気です。

ビジネス系の番組というのは毎週同じ番組を固定で見ている人が多く、番組のファンも熱心な人が多いんですね。

録画して必ず番組を見ていたり、放送の翌日に会議などで話題にあがる、ということもよくあります。

出稿企業としては、

  • 自動車関係企業
  • 精密機器などのメーカー
  • 住宅系(ハウスメーカーやマンション販売)
  • リクルート目的の企業
  • ゴルフ関係

などが多いです。

リクルート関係のテレビCMを実施される企業さまの場合は、あわせて交通広告なども利用される企業さまがいらっしゃいます。

毎日通る場所にある広告というのは意外にも目に入っているもので、テレビで見たCMと同じ広告が掲出されていると、より印象に残りやすいということですね。

このように複数媒体でCMを出稿することをメディアミックスと言います。

関連記事:採用目的でCMをする時に考えるべきことと戦略

学生や20代〜30代の若い世代がターゲットの場合

学生の場合はオープンキャンパスのCMや、アプリゲームなどのCMなどもあります。

出稿企業の例としては、

  • 大学、専門学校
  • 携帯電話会社
  • スマホアプリ関連
  • 商業施設
  • 不動産関係(賃貸)

などですね。

若い世代にアプローチさせるためには、深夜帯の放送枠でスポットCMをなるべく多く流してみたり、

CM放送期間にYouTubeCMも一緒に行う、などといった施作を行なっている企業が多いです。

関連記事:テレビCMを制作してWEBでも配信したい時に気をつけたい権利の話

子供や子育てをするファミリーがターゲットの場合

  • 子供
  • 子育てをするファミリー

がターゲットとなるCMの出稿企業としては、

  • 玩具メーカー
  • ゲーム関連企業
  • 製菓関連企業
  • 学習塾
  • レジャー施設

などが挙げられます。

ファミリーの中で決裁権があるのはお母さんであることも多く、特に主婦の目を意識したCMに仕上がっているものもありますね。

日曜のアニメの枠なんかは子供と一緒に親もテレビを見ているというパターンが多いですから、親世代向けのCMも有効です。

関連記事:ファミリー向け商品のテレビCMをやる時の戦略

中高年・高齢者層がターゲットの場合

中高年・高齢者層はケーブルテレビなどを契約して専門チャンネルを見ている人も多いです。

趣味のためにお金を使う層で、専門チャンネルだからこそ、効率的に、コストも抑えてCM放送ができる、ということですね。

出稿企業の例としては、

  • 百貨店
  • 旅館やホテル
  • 健康食品
  • 家電量販店

などが挙げられます。

中高年や高齢者層向けのCMの場合は、30秒や60秒といった長尺のCMにして、ゆっくりじっくりCMを見てもらうというのも一つの手ではないかと思います。

最近は公式サイトに誘導するCMが増えましたが、こういったターゲット層の場合はフリーダイヤルなどを設置して電話対応をする企業もありますね。

CMそのものをテレビショッピング風の作りにする、という企業さまもいらっしゃいました。

テレビショッピングのように30分や1時間番組を放送する、というのはなかなか金額的に大変ですので、60秒尺のスポットCMとして放送するのがおすすめです。

ほとんどのCMが15秒か30秒ですので長いCMは目立ちますし、60秒のCMであれば、一度きりの放送ではなく、何度も繰り返して放送をすることができるからです。

関連記事:テレビショッピングのやり方を広告代理店が解説します

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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