ファミリー向けの商品のテレビCMをするときはどのような戦略があるのでしょうか?
ここが代理店である弊社ライズアドバートの目線で解説していきたいと思います。
前提条件として考えておきたいこと
まず前提条件として明確にしなくてはいけないのは、ファミリー向けの商品でも決裁権は誰にあるのかということです。
ファミリーにリーチするテレビCMだとしても、決裁者、つまり実際に消費行動を行う人がそのテレビCMを見ていないと意味がありません。
ファミリーで使うものでも、誰が購入するのかという部分は大事なところになってきます。
子供向け商品も同じことが言えて、いくら子供にとって魅力的な商品だとしても結局はそれを購入するのはお母さんだったりお父さんだったりするので、大人にも魅力が伝わるようなCM内容になっていなくてはいけません。
ファミリー向けの商品も同じで、対象はファミリーになっているとしても、決裁権がある人は誰なのか、
決裁権を持っている人はどれぐらいの年代なのか、ということは先に決めておいた方が良いと思います。
商品によって誰が消費しやすいものなのか、というところは変わってくるでしょう。
全年齢対象の商品ほど内容が普通になりすぎてしまってCMが埋もれてしまいやすい傾向にあるので、
他のCMと差別化するための仕掛けが必要になってきます。
ファミリー在宅時間にCMをする
ファミリー向けの商品のCMをするのであればファミリー在宅時間にCMをするのが一番でしょう。
ファミリー向けのCMとしてオススメの時間帯は
- ゴールデンタイム
- 土日の朝
の時間帯です。
これらの時間帯に集中させてテレビCMを流すのであれば、スポットCMではなくタイムCMがおすすめです。
テレビCMを初めてやる企業の場合はほとんどの場合がスポットCMを選択するのですが、スポットCMだとどうしても時間帯を狭めるほど料金が高くなってしまいます。
なのでこれらのかなり狭い時間帯でCMを投下するのであればタイムCMの方がオススメなのです。
ゴールデンタイム
ゴールデンタイムというのは皆さんも一度は聞いたことがあると思いますがテレビの視聴率が一番高くなる夜の時間帯のことを指します。
テレビ業界での言い方をするとAタイムという時間帯です。
テレビ業界では1日のうちに時間帯にランクがついていて、テレビ局によって時間帯の区切り方に多少の差はありますが大まかに下記のようになっています。
このAタイムの時間帯にテレビCMを流すということです。
もちろん視聴率が一番高い時間帯にはなるので、この時間帯にテレビCMを流すにはそれなりに予算が必要になります。
都心部でゴールデンタイムにテレビCMを放送しようとすると、タイムCMの場合は数千万円単位で予算が必要になってきます。
そのため、費用を抑えてゴールデンタイムでテレビCMをするのであれば地方局がおすすめです。
対象自体は全国なのだとしても、とりあえずは一つのエリアで有名な商品になる、というのも一つの戦略として良いと思います。
関連記事:ゴールデンタイムのCMの料金っていくらくらいなの?
土日の朝
土日の朝8時から9時の時間帯は一番タイムCMの出稿数が多くなる時間帯です。
やはりファミリーが一番テレビを見ている時間帯だと言えるからでしょう。
スポットCMで土日全体にテレビCMを流す、ということももちろんできますが、
土日は午後になると出かけてしまうファミリーが多いです。
日曜日の夜の時間帯は次の日に備えて早めに帰宅していることも多いので、日曜日の夜の時間帯のタイムCMも良いかもしれません。
関連記事:タイムCMの料金はどれくらい?CM放映の次のステップ。
長期休み期間などにCMをする
夏休みやお正月休みなどを使ってテレビCMをするのもおすすめです。
特にお正月休みなどは番組編成が普段とは大きく異なり、特別番組も多くなるので、普段とは違った料金体系でテレビCMを出稿することができる場合があります。
お正月休みの場合はそもそも企業自体がお休みだったりもするので、実はテレビCMの出稿数は多いわけではありません。
その為、普段よりも少し安い値段でCMを出航することができる場合があるのでねらい目とも言えると思います。
またお正月休みと似てる現象が起こるのがゴールデンウィーク期間です。
こちらも番組編成が多少普段と異なったりするので、少額から出稿しやすい枠が出る場合があります。
webCMも行う
対象のファミリーの子供の年齢層が小学生から大学生ぐらいなのであれば、
YouTubeなどの動画配信プラットフォームで動画広告を同時に出稿するのもおすすめです。
権利的にクリアなものであればテレビCM用に制作した動画をそのままYouTube広告で配信することができます。
特に小学生から大学生までの学生はYouTubeをとてもよく見ているので、テレビで見たCMがYouTubeでも流れていると記憶に残りやすいです。
YouTubeはテレビCMに比べるとターゲティングもしやすいので、ユーザー層の属性をこちらで選んで動画を配信することができます。
テレビCMでより幅広い世代にテレビCMをリーチさせた上で、さらに属性が合う視聴者層にYouTube広告でリーチをさせることでより効果的に広告を行うことができるでしょう。
関連記事:テレビCMを制作してWEBでも配信したい時に気をつけたい権利の話