CMプランナーという仕事をご存知でしょうか?
今回はCMとCMプランナーがいつも考えていることについて、話してみたいと思います。
CMプランナーってどんな仕事?
読んで字のごとく、CMの中身をプランニングする仕事です。
もう少し詳しく言うと、広告代理店の中で働いていて、企業さんからCMの依頼があった時に、CMしたい商品や場所、企業さんのセールスポイントをどんなCMにしていくかということを予算を踏まえて考える仕事です。
広告代理店の社員ではなく、フリーランスでCMプランナーとして働いていらっしゃる方もいます。
特に資格は必要ありません。
ただ、企画が通れば制作に移ることができますが、企画が通らなければ意味がないので、
与えられた予算の中でどれだけ企業さんのイメージに合うCMを作ることができるか、
それに加えて、どれだけ効果が得られるCMを作ることができるか、ということを常に考えています。
CMプランナーの元にはいろんなCMの依頼が飛び込んでくるわけですが、やるCMやるCM全てが効果がきちんと出てくるか、というとそんなことはありません。
やはり、CMを打つ上でちゃんと戦略的なことを論理的に考えていかないと、CM効果はちゃんと得られないものなのです。
では、効果があるCMと効果があまりないCMにはどんな違いがあるのでしょうか?
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CMは打てば良い訳じゃない
効果が得られないCM、というものは確かに存在します。
まず、このことが念頭にないクライアントさんが多いのが問題点でもあります。
多くのクライアントさんが「CMをすれば多くの人に見られるだろうから何かしらの効果はあるだろう!」と思ってしまっているのです。
でも実際、テレビでCMをしても、届けたいユーザー層にきちんとそのCMが届いていなかったらそのCMの効果を得ることはできません。
また、そういったターゲティングがきちんとできていたとしても、そのCMが魅力的なCMに仕上がっていなかったら
やはり視聴者の目に留まらず、そのCMの効果を得ることはできないでしょう。
CMは打ち方によってはかなりお手頃な値段で打つことができます。
ただ、だからと言って効果のないCMを打つことはお金を捨てるようなものです。
手頃な値段でCMを打つことができるからこそ、例えば安いCMを何度か試してトライ&エラーを繰り返し、
より効果が出るようにCMを改良していく、ということをしてみても良いと思うのです。
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何度かCMを試行錯誤して繰り返すことによってきっとCMのノウハウも理解できるようになるでしょうし、
今回CMしたいものとはまた別にCMをやりたいものが出て来た時の役にも立つと思うのです。
CMを打てば何かしらの効果がある、というわけでもないですし
1回だけのCMにするよりも、何度か改良を重ねてCMをやっていった方が絶対に効果がある。
こういったことをぜひ念頭に置いて、CM制作をご検討いただきたいな、ということを常に思っています。
CMが付加価値をつける
CMにはどんな役割があると思いますか?
私は、CMには付加価値をつける役割があると思っています。
役割というか、そういうことができてしまうのがCM、だと思うんですね。
例えば、ホテルのcmを作る時の手法、という記事でも少し紹介しましたが、
ドキュメンタリー系のCMが良い例です。
CMプランナーはCMをすることによって、その商品にドラマ性を付帯させているのです。
みなさんも青汁のCMを一度は見たことがあるのではないでしょうか?
家族の良い話だなぁと思ったらいつの間にか「健康のためにはこの青汁を毎日飲むと良いです!」みたいなCMになっていること、ありませんか?
ああいったドラマ性を商材に付帯させるのもCMプランナーが考えていることなのですが、
物に溢れた現代では、やはり「どの物を選ぶか」という基準をストーリーに置く人がどんどん増えているように思います。
同じ大福でも、コンビニに売っている大福より、少し古い和菓子屋さんの店頭でおばあちゃんが一つ一つ作っているのが奥に見えるようなところで売っている大福の方が魅力的だと思いませんか?
それが物にストーリーという付加価値が付いている状態です。
お客様の心をつかむことができるのは、もちろん商品そのものの魅力もありますが
そこに付帯している付加価値なのではないかと私は思っています。
それをCMによって付帯させることができるのがCMプランナーであり、
CMを制作する、ということはそういうことなのだと思います。
CMの使い方
このように、CMを打つことによって、さらにその商品、企業の魅力を増幅させることができるのがCMの面白いところだと思います。
CMをただ作って、多くの時間帯に打てば広告効果が出る、というものではありません。
ぜひ、一緒に作って、改良して、CMをしたものの価値を高めていきませんか?
ご興味がございましたらぜひ下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
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