CMをやりたい時に1番最初に気になるのが”CMを1本作る時にいくらくらいかかるのか?“ということだと思います。
CMをやるのが初めて、という場合はCM1本がいくらくらいの相場で出来ているのか、ということを知らない人がほとんどでしょう。
そこで、今回はCMを出したいというクライアント向けに広告代理店であるライズアドバート社員がCMは1本いくらで作れるのか?
という事について書いていきたいと思います。
できるだけ、わかりやすく解説していきますね。
CM1本を作る時、絶対にかかるお金
CMを1本作る上で絶対にかかるお金が2つあります。
それは
- CM制作費
- 放送電波料
です。
これはどんなCMをやる時にもかかってしまうものなんですよね。どれだけCM1本あたりの単価が安くても、かかってしまうものなのです。
それぞれいくらくらいになるのか見ていきましょう。
CM制作費
これはCMに流す動画素材を作るための費用です。
CMは1本15秒、と思っている方が多いと思いますが、実は15秒のCMだけではありません。
青汁のドキュメンタリーCMなんかもそうですよね。
なんだかドラマのようなものが始まったたな、と思ったら実はCMだった、というパターンです。
ああいったものも長尺のCMなのです。
長さによって制作費も変わってきます。
長いものだと30分のCMを作ったりすることもできるんです。
ただここにはタレントさんの出演料も含まれますから、もし有名なタレントさんを起用したい、となったら制作費はかさみます。
つまり、CM1本いくら?という事を考える際には「タレントを使うのか?」という事も大きく関わってきてしまうのです。
その代わり時の人を使うことによってCMの話題性が上がる、というメリットはあると思います。
ただ、有名なタレントさんをCMに起用するのは、料金以外にもデメリットもありますので、
そちらも踏まえた上でCMにどんな人に出演してもらうのか、ということを考えた方が良いかもしれません。
逆に言えば、有名タレントさんなどを起用しないのであれば、ここはかなり料金を抑えることができる部分でもあります。
CM1本いくらなのかという事はこういった要素によっても変わってくるものなんですよね。
タレントを使うべきか?という判断も実は非常に難しい側面がありますしね。
ブランド力を高めるためにタレントを起用してみたものの、そのタレントさんが不祥事等を起こしてしまうというリスクもありますし、
一般の人がそれぞれのタレントさんに持っている印象というものも違ってきますよね。そういった事を総合的に考えるのも、私たち広告代理店の仕事なのです。
関連記事:効果的なcmを作るために考えるべきこと
放送電波料
いざCMの素材ができたら、テレビの番組表の中からどの枠でそのCMを流していくのか、ということを決めます。
この放送電波料は一律ではありません。
- 番組のスポンサーになってCMを流す場合
- スポットCMを流す場合
この二つが基本的にはあります。
そしてその二つそれぞれの料金も一律ではないのです。
費用を抑えることもできるし、ものすごく高くなってしまう放送枠もあります。だからこそ、CMは1本でいくらなのか?という事を、
画一的に考える事って難しかったりするのです。CMの効果に何を求めているのか?という事もCM1本でいくらになるのか?
という事に関わってくるのです。これは個々の企業で本当に違い、多種多様なのです。
CM1本は最低いくらなのか
CM素材の制作費と放送電波料を最低限に抑えた時、
CM制作だけ考えるとは15秒1本いくらで制作できるのか、というと
約15万から20万程度
でしょうか。
また、電波料だけで言うと
10万円でも可能です。(テレビ局、地域によります)
CMがこんな値段でできるなんて嘘だろう、と思う人も居るかと思いますが、実際は10万円でCMを打つことは可能です。
ただ、できれば10万円であれば毎月コンスタントに打っていくのがいいでしょう。
ターゲットを絞って、より効率的に制作した場合の話です。
しかしながら、実際には10万円ほどでCMを出すというクライアントさんはほとんどいないというのが現実ですね。
CM1本いくら?という事を考える時には、様々な要素があり、それによっても変わってきますし、確かに低価格で抑える事は可能です。
ただ、CMを出すという事はある程度の効果を期待するという事なんですよね。そうなってくると、10万円ほどの予算ではなく、
少し大胆に出した方が結果的には効果が出やすいという事実もあるんですよね。例えば、皆さんは「あ!あのCMのあの歌知ってる!」という事ってあると思うんですよね。
そういうCMって何度も何度も流しているからこそ、自然と覚えているものなのです。そして、それが最終的には認知になり、
ブランド力の形成に繋がり、購買や登録に行き着くのです。
弊社(ライズアドバート)ではCM制作・放送枠取りをワンストップで行うことができるので、さらにCMの1本あたりにかかってくる値段を抑えることができますが、
それでも、ある程度の出稿は考えておいた方が良いと思いますね。ある程度の出稿をすると、パブリシティという「おまけCM」がつく場合もありますし、
出稿額を大きくすればするほど、ある程度の倍々効果というものが期待できるわけなんですよね。
以下、是非ご参考ください。
15秒CM基本プラン
- CM制作費(撮影なし)15万〜
- CM放送電波料 月10万円〜
15秒CM エクセレントコース
- CM制作費(撮影あり)70万〜
- CM放送電波料 月10万〜
15秒CM スペシャルコース更なる知名度アップのために
- 地方民放局で60万~200万
- 東京、大阪の場合300万程度から
30分ドキュメンタリー
- 300~600万(企画から台本、ロケ、制作、放送電波料1式すべて込み)
この費用は東京大阪を除いた日本全国の民放テレビ局のすべてに適用します。- 基幹局と言われる札幌、名古屋、福岡では400万~600万
- その他の地域では300万~450万
- 東京関東地区では、東京MXテレビ等では300万~400万の間
- 大阪地区ではサンテレビ等ではやはり300万~400万の間
テレビショッピングコース
- 5分・・・・130万円
ほかの地域で再放送の場合・・・・50万円- 30分・・350万~600万(制作、放送電波料込)
ほかの地域で再放送の場合50万~150万(ただし、東京 大阪 名古屋 札幌 福岡などは除きます。)テレビ特化の広告代理店:株式会社ライズアドバート
放送電波料の考え方
CMをやりたい、となった時にその値段の幅に影響を与えるのが放送電波料です。
CMを番組表の中に組み込むには
- スポットCM
- タイムCM
のどちらでCMをやるのか、ということでやり方が変わってきます。
スポットCMは初心者向け
初めてCMをやる、という時は融通の効きやすいスポットCMを打つのが1番良いでしょう。
スポットCMは番組表のなかにCMを散りばめる方法になります。
基本的にはスポットCMの場合はパーコスト方式というという放送枠の計算方法になります。
簡単に言えば視聴率が高い枠で流す方が放送枠の料金が高くなる、という考え方です。
ただ、独立U局や一部の地方局でCMを流す、などといった場合はパーコスト方式ではなく掛け率で料金を決める場合もあります。
CMは1本いくら?という事を考える際には、こういったある程度、こういったCMの種類を把握しておく必要もありますね。
好きな番組があるならタイムCM
タイムCMは番組のスポンサーになってCMを打つ方法になります。
よく番組を見ていて「この番組は〜の提供でお送りいたします」という表示が出ていますね。
あれがその番組のスポンサーになってタイムCMを打っている企業です。
CMを出すのが初めてでも「どうしてもこの番組でCMを流したい」という番組があるのであれば、こちらの方法でも良いと思います。
ただスポットCMに対してタイムCMの方が長期的な契約になります。だからこそ、CM1本いくら?という概念からは少し離れますよね。
タイムCMはスポットCMと比べると、少し総合的広告のような側面があるのです。
基本的に2クール(約6ヶ月)もしくは1クール(3ヶ月)以上の契約になるわけですから、かなり前から準備していく必要があるんですね。
スポットCMよりは融通が利きにくくなるのがタイムCMなのです。
契約期間が長い分、料金も高くなります。
CMは数十万円から作れる
結果として言えるのは、CMは1本約数十万円から作ることができるけれど、やりたい内容によって値段はピンキリになる、ということです。
CM1本いくらなのかという事を考える時には、やりたい内容からも考える必要性があるのです。CMという広告手段を使って、何をしたいのか?
タレントを起用するのか?長期でやるのか?そういった要素からもCM1本いくら?という事に対する答えは変わってきてしまうのです。
放送枠の料金の考え方などは少し複雑でわかりにくいですが、視聴率とCMの関係性が理解できれば
そこまで難しいものでもありません。
もちろんCMをまず1本トライアルでやってみて、そこから試行錯誤していくというのもとても良い方法だと思います。
関連記事:cmのトライアルはあるか
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