CM・広告の仕組み PR

CMの手法はどんなものがあるか?

CMの手法
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テレビを見ていると物凄い数のCMが流れていますよね。

一人の人が一日に触れるCMの本数は平均すると約200本だ、という話もあるくらいです。

 

たくさんのCMが流れているわけですが、その中で印象に残るCMはどんなCMでしょうか?

「あのCMはよく覚えてるなぁ」と思い出すことができるCMはありますか?

 

基本的には15秒で流れていってしまう動画であるCM。

そのCMには人の記憶に残るために様々な手法が用いられています。

 

今回はそのCMの手法について、一体どんなものがあるのか、

そして、どういったCMを作れば、他のCMと差別化することができるのか、ということについて広告代理店であるライズアドバートの社員から代理店目線で話してみたいと思います。

 

ワンカットというCM手法

 

CMの手法の一つにワンカットで撮影する、という手法があります。

ワンカットとは言葉の通りカット数を1つ、つまりカットをかけないで撮影をすることです。

 

ドラマでも映画でも、たくさんのカットから成っているものが多いですが、ワンカットで撮影されているものはあまりないでしょう。

それは尺が長いからです。

ワンカットの場合はNGが出てしまったら最初からまた撮り直すしかありません。

  • セリフを間違えた
  • 動きを間違えた
  • カメラワークがイマイチだった

こういった理由から「もう一度トライしたい」となった時にそれまで撮ったものがすべてNGになってしまうのです。

 

CMは尺が短いのでワンカットで撮影をしてもそこまで時間がかかりすぎないんですね。

なのでワンカット手法が用いられているCMは結構あります。

 

ワンカット手法だとCMに

  • ドラマ性をもたせやすい
  • 視聴者に驚きを与えやすい

というメリットがあります。

 

例えば大人数で歌って踊って、というCMをワンカットで撮影すると「カットをかけずにこんなにすごいことを大人数でやっているのか」というような驚きを与えやすいんですね。

 

そういった効果があるCM手法なのです。

 

ピタゴラスイッチ系統の

  • 「何回もやらないと成功しないだろう」
  • 「緻密な計算がないと成功しないだろう」

というようなCMもワンカットで作ると効果的です。

「カットをかけてない映像」というものに時間の連続性が見えるので価値が生まれるんですね。

だからこそ、ワンカットはCMの手法として使われるのです。

関連記事:CMプランナーが考えていること

 

無音というCM手法

 

テレビを点けている時はずっと音が流れていますよね。

一人で家にいると音が無くて寂しいからテレビを点けておく、という人も多いのではないでしょうか。

 

そこで、視聴者の注目を集めるために一定時間無音にしてみる、というのも一つのCM手法です。

 

スマートフォンが普及した今、テレビの視聴者の多くがながら視聴をしている時代です。

視聴者の目線は初めからテレビに向いていない、というくらいの気持ちでCMを制作した方が良いのではないかと思うくらいです。

関連記事:テレビのながら見とcmの関係

 

だからテレビの特性を活かして、視覚ではなく聴覚に訴えるCMを作る、ということです。

 

テレビをながら視聴している人は絶対にテレビが無音になったら「あれ?テレビ壊れたかな?」と思うはずなんです。

そこを突いてみる、というのはかなりいいCM手法なのではないかと思います。

 

他のCMと違うことをしてみる、という点においてもとても印象に残りやすい手法な気がしますね。

過去に無音のCMを作っていた企業さんもありましたよ。

関連記事:cmのトライアルはあるか

 

ティーザー広告というCM手法

 

ティーザー広告、とういのもCMの手法の一つです。

 

ディーザー広告とは

ティーザー広告(ティーザーこうこく)、ティザー広告とは、広義では、ある要素を顧客に明らかにしないことによって注意をひこうとする商業広告の一手法で、

狭義では「本来、広告で伝えるべき商品についての要素のいくつかを意図して明らかにせず注目を集める広告手法」と定義することができる。

英語のteaser(じらす人)から命名されている。

覆面広告とも言う。

wikipediaより引用

 

少しわかりにくいかもしれませんが、要は「全部見せない」ことによって視聴者の興味を煽る手法です。

 

テレビのCMが入る前に「続きが気になる!」というところで本編が終わっていたり、

ドラマが「来週どうなっちゃうんだろう!」というところで終わってしまったりするのもティーザー広告の一種です。

 

このティーザー広告はCMでも使うことができる手法です。

関連記事:CMのタイムランクと掛け率

 

シリーズものにする

 

CM自体をシリーズものにするという方法もティーザー広告のCM手法のうちです。

CMにストーリー性が生まれるだけでなく、それによって視聴者に覚えてもらいやすくなりますし親近感も感じてもらいやすくなるでしょう。

シリーズもののCMを思い浮かべてみてください、と言ったら誰でも1つや2つは頭に浮かぶと思います。

 

続きはネットで

 

続きはネットで、というCMもティーザー広告のうちの一つですね。

 

今はネットで尺にとらわれないCM素材を流しているところも多いです。

その方がユーザーの目も他にいきにくかったり、尺に関してももちろん、融通が効きやすいところがあります。

CMで情報を開示しすぎずネットに誘導することによってアクティブユーザーをより多く獲得することもできるでしょう。

関連記事:ネット動画CMと広告募集のあり方

 

CM手法によって変わるCM効果

 

今回はCM手法のいろいろについて話してみましたがいかがだったでしょうか?

 

CMの手法はいくらでもありますし、それによって紹介する商材、会社名の知名度はぐんと伸びます。

一本のCMによって売り上げがとんでもなく伸びることもあるでしょう。

 

ただ逆をいえば、CMの手法ターゲティングをきちんとしないとCMの効果はあまり得られない、ということです。

関連記事:CMプランナーが考えていること

 

ぜひ、いろんなことを試してみてCMを打つことを楽しんでみてください。

関連記事:CMのトライアルはあるか

 

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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