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新聞折込は本当に効果があるの?

新聞折込の効果
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最近はお問い合わせが増え、テレビ等の広告に関するご依頼をいただくことが増えました。

お電話やメール等でやりとりをさせていただくのですが、その過程で「今までどんな媒体で出稿されているのか?」ということをお伺いする場合があります。

先日、とある企業様が新しく人材を募集するために新聞の折込をしたところ、効果があまり得られなかった、というお話を聞きました。

 

新聞折込は全国紙にしたようなのですが、

本社は東京の、それもかなり都会にあるところで、その新聞折込によって得られた効果は問い合わせが一件だけ。

しかも地方からで、「○月から東京に行くので」というものだったそうです。

つまり、実質的には「」だったのです。新聞の折込は本当に効果があるのだろうか。

広告代理店の生を声を書いていきます。

 

新聞折込は地域を絞ったほうがいい

 

この例のように、東京で採用募集をかけたいのに全国紙で折込をしてしまうと、全く予想だにしないところから効果が上がってしまいます。

 

新聞は地方紙もあるので地域は絶対に限定的なものにした方が良いでしょう。

 

今回の場合は「○月から東京に行く」という条件だったのでまだ良いですが、

ただ、東京以外でこの新聞折込を見た人のほとんどが、もしその折込の情報に興味を持ってくれたとしても「東京なのか…」と諦めてしまうと思います。

 

つまり効果を得ることが難しい地域に向けて新聞折込をしてしまっている。

これでは広告費がもったいないです。

 

広域圏に折込をすると何十万という費用がかかります。場合によってはそれ以上の金額がかかります。

折込をする場合は住所単位で地域を限定することができますし、狭域であれば数万円くらいから折込をすることが可能なので、

もし今回の例のように「採用募集」だったり、

もしくはイベントの告知といった限定的な場所でしか行われないようなものなら、限定的な折込をしましょう。

関連記事:CMプランナーが考えていること

 

新聞折込を見ている層を考える

 

新聞折込をきちんと見ている層というのはゆっくりと新聞を見ることができる層なんんですね。

 

つまり多くが高齢者層か主婦層なわけです。

 

もし効果をあげたいターゲット層がそこからずれているなら、新聞折込をすることは適切ではありません。

 

今回の例に出させていただいた企業様は「今までは新聞折込でも人が集まったんだけど」とおっしゃっていました。

この方がおっしゃっていたことは間違ってはいないはずです。

ただ、その考えはかなり危険で、新聞を見る層は刻々と変わってきていますし、「前回と同じ効果が得られるだろう」というのは広告を出す時はあまり考えないほうが良いことなのです。

 

私もこの数年で情報収集する先がだいぶ変わりました。

昔は本を読むことのほうが多かったですが、今はインターネットの記事をいくつかサーフィンしたほうがいろんな思想を取り入れられて比べることができるのでいいな、と思っています。

情報をツイッター等のSNSから仕入れる時代になりました。若い人は新聞を読みません。

 

情報に溢れている社会の中で生きる私たちは、個人レベルで見ても、生活に取り入れる媒体を常に変えていると言えると思います。

常に時代は動いている中で、同じ媒体で広告を出しつづけても、継続的に同じ効果を得続けることは難しいのです。

関連記事:効果的な宣伝方法はどうやって考えたらいいのか

 

広告効果が持続しない

 

新聞折込は折込がなされた当日のみが勝負で、どうしても毎日折込をするわけにもいきませんから広告効果が持続しにくい広告と言えます。

 

求人のようにある一定期間ずっと宣伝し続けたいものだと一発勝負になってしまうので

効果として問い合わせが継続的に欲しい場合は向いている広告媒体とは言えないかもしれません。

 

ただ、折込をする地域を限定的にし、折込の回数を増やすことによって継続的効果を得ることができる場合もあります。

地域を限定すれば費用も安価で済みますし、折込も何度もすることによって目につきやすくはなると思います。

関連記事:宣伝広告メディアを比較してみた。

 

新聞折込のメリット

 

新聞折込はメリットももちろんあります。

それぞれ詳しく説明してみたいと思います。

 

信用度が高い

 

特に新聞を見ている年齢層は新聞に対する信頼度がかなり高く、新聞の折込に対してはあまり警戒心がありません。

対してネット広告なんかは誰でも出せてしまいますし、どうしても中高年層には使い勝手がわかりにくく倦厭されがちなところがあります。

 

なのでターゲット層がしっかり合っていれば、新聞の折込もしっかりした効果を上げることができます。

 

やはりテレビ・新聞・ラジオなどのマスメディアはここら辺が強いですね。

関連記事:テレビCMの広告効果にはどんなものがあるのか

 

即効性がある

 

新聞折込は短期間で一斉に広告を出すことができ、また折込日の指定もすることができるので即効性のある広告手段であると言えます。

 

もちろんそれがターゲット層とうまく合致していないと、折込をしたのに全く効果がない、というところから粘るのが難しいというデメリットもありますが。

 

特にイベント告知や開店告知など、日付情報に重きを置いた広告を出したい時は有効だと思います。

 

これはラジオなどと少し似た性質がありますね。

関連記事:ラジオCMの効果として考えられること

 

保存性が高い

 

新聞折込は一瞬で流れてしまう広告ではないので保存性が高い、というメリットがあります。

 

  • 場所
  • 日時
  • 内容

といった、絶対に必要な情報を手元に置いておける、というのがメリットとなるでしょう。

 

ただこれも高齢者層向けのメリットになります。

詳細情報は若年層はネットの情報のほうが持ち運びも出来て便利、と感じる人が多いでしょうからね。

関連記事:ネットでCMをやるメリット

 

新聞折込は計画性を持って

 

今回は新聞折込の効果についてお話してみましたがいかがだったでしょうか?

 

どんな広告にも言えることですが、広告媒体というのはそれぞれにメリットデメリットがあり、宣伝したい内容によって向き不向きがあります。

その広告媒体がどんな層に親しまれているのか、ということを考えた上で計画的に広告を打つことをおすすめします。

 

ちなみにテレビでも地域を限定した広告を打つことができます。

テレビCMは高い、と思われている方も多いと思いますが、地域を限定することによって比較的安価でCMをすることも可能なんですね。

関連記事:CMのお試しをしてみませんか?

 

商材によってはテレビCMの方が相性がいいものもありますので、ぜひご相談ください。

下記フォームよりお問い合わせいただければ幸いです。

 

 

では今日はこのあたりで。

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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