CM・広告の仕組み PR

テレビCMは料金10万円で作れるのか?

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「テレビのCMの料金は高い」と思っている方は多いです。

確かに、一部の大企業は、出演料金が高い有名タレントを使って豪快にCMを流しているという事は事実です。

しかしながら、テレビCMは多額の広告費・料金を払わなくても実は利用する事が出来るんですよね。

 

一度でもテレビ系の広告代理店で営業職として働いた事がある人ならわかると思いますが、

「実はテレビのCM広告ってそこまで高くない」のです。

 

このことを知らない方、知らない企業って本当に多いと思います。

料金が高いと思われているので、広告手段として最終手段にする企業も多いのはもったいない気がしています。

 

実際には安い値段でも作れるにも関わらず、CM料金ってどうせ高いでしょ?と思ってやらず、

折込チラシや、看板などいろいろやってみて、結果としてかなりの費用をかけてしまっているという企業も多いんですね。

こんなに費用がかかるなら、テレビもできるのに、テレビが向いているのにと思う企業が多いのも事実です。

テレビcmが高いと思われる一つの要因として

おそらくタレントがCMに出た時にもらう報酬をテレビで度々報道している事が原因の一つなのかもしれません。

「数千万、億単位の料金を広告にかけるなんてうちには絶対に出来ない….」

そう思っていませんか?実はそれは高額なCM出稿料金が話題となるために起きる先入観だったりするのです。

 

CMの料金は10万からでも可能か

 

結論から言ってしまうのであれば、CMは10万円からでも可能なんですね。おすすめするわけではありませんが、10万円でも可能です。

旅行に出かけたとき、泊まった先で見たことのないCMを目にしたことがありませんか。
私が子供のころ三重県では「赤福もち」のCMが流れていました。

着物のおじさんが踊りながら
「えーじゃないか、えーじゃないか!伊勢~の名物~、赤福もち」と歌うCMです。

日本中誰でも知っているものだと思っていました。

ところが東京の人は誰も知らない。本当に誰も知らない。なぜか?というと、

実際は愛知・三重・岐阜に流れていたんですね。

皆さんもそういった事ってあるのではないでしょうか。

地域によって、流れているCMって違うんですね。

 

その地域でしか流れていないCMだってあるのです。いや、実はその方が多いと言っても良いのです。

このようにCMは全国で流れるものもありますが、一部の地域だけで流れるものがたくさんあるのです。

 

つまり、一部の地域、一つの都道府県で流すという方法を取れば、必ずしも高額なCM料金を払う必要は全くなかったりするんですよね。

たとえば「岩手」だけ、とか「鹿児島」だけ、とか。

 

皆さんが一般的に考えているCMの料金の基準のほとんどってどうもキー局なんですよね。

ただ、中には全国ネットで流す必要性のない企業だってあるでしょう。そういったところは地方のテレビ局を活用すれば良いのです。

 

高い料金を払う必要性って必ずしも無いということです。

確かに、CMといっても、キー局で流せばそれなりに料金がかかってしまいます。

有名タレントを使うと、CM制作費が高くなるということのほかにCMを流すためには電波料というのがかかってしまいます。

電波料は簡単に言うと、テレビの広告枠をとるための価格という事ですね。

キー局は関東全体に流れますから、エリアも広く人口も多いので、どうしても高くなってしまうのは仕方の無い所です。

それだけ多くの人が見ているのですから。

しかし、売りたい商品の顧客対象地域が限定的なのであれば、別に最初から全国レベルのCMを流す必要性がない場合もあるんですね。

 

例えば、鹿児島にある美容院が「お店に来るお客さんを増やしたい」としますよね?

このようなケースだと、全国放送を使って、北海道や関東から当該美容院まで集客する必要はありませんよね?

このような場合であれば、高いCM料金を払って、全国区で流す必要なんて全くないんですね。地方のテレビ局の枠を取って、放送すれば良いと思うのです。

 

だからこそ、10万円でも、CMが出来るという事なんです。

では、そもそもCMの料金はどうやって決まっているのでしょうか?皆さんが気になるCM料金の決まり方について書いていきましょう。

関連記事:CM制作の料金を格安にする方法とそのメリットデメリット

 

テレビCMの料金はどうやって決まるのか

 

これって意外と知らない方が多いかと思います。

一言でいうと、見ている人が多いほどCMの料金は高くなります。ある意味当たり前ですよね。
したがって、人口が多い県で流すとCMの料金も高くなります。

 

  • 東京の人口が約1300万人
  • 鹿児島の人口が約160万人

 

これだけ違うのですからCMに料金の差が出るのは当然です。

新聞の折り込みチラシだって配布地域を広くすれば高くなりますね。

人口に比例して、CMの料金が高くなってしまうのは、当然の事なのです。

関連記事:テレビCMの料金の仕組み

 

ちなみに視聴率が一番高くなるのは通常PM7:00~PM11:00の間
「ゴールデンタイム」と呼ばれます。

視聴率とCMの関係性でも話しましたが、視聴率が高ければ高いほど料金も高くなるので、

人口が多い県のゴールデンタイムのCMは高くなるんですね。

さらに言うと、視聴率が高い東京にピンポイントでCMを流したい!と思っても、
東京だけに流れる地上波テレビというのは無いので(東京MXテレビはありますが)関東というくくりになってしまいます。

東京だけでも人が多いのに関東というくくりになってしまうので値段はグン!っと跳ね上がってしまうのです。

東京でCMを流したいクライアントさんが「あれ?東京で流そうと思うと、こんなに高いのか?」と思う原因って、こういったCM料金の決まり方にあるんですよね。

CMの仕組みと費用・パーコストというものという記事でも詳しく書いているので是非!

 

全国でCMする必要のある会社がどれだけあるのか問題

 

例えば、鹿児島県のスーパーマーケットが全国でCMをやる必要があるかというと全くありませんよね。最も来てほしいのは地元に住んでいるお客さんなのに、全国に放送したって意味がありません。

そんな時は地元にだけ流れるCMで十分なんです。多額の料金をCMに使う必要性がない場合もあると思います。

関連記事:CMの広告料は本当に高いのか?

鹿児島にはテレビ局は4つあります。その中のどれかにCMを流すことは10万円でもできます。

よく鹿児島県内の会社さんには月々10万円から始めてみてはどうですか?
とこんな提案もしています。

ただしこれは電波料金だけ(流すだけ)です。それに加えて、CMの映像制作料金もかかってきます。

 

CMを数本だけ流したところで何の意味があるんだ?」って思う方もいるでしょう。

しかし、地域限定のサービスや商品であれば、効果が期待できる場合もありますし、効果がなかったとしてもCMをやりました!と堂々と言えることには大きな価値があるのです。

まだまだ、テレビはメディアとしての信頼度が高いんです。

というのもテレビは国の許可事業ということがあるので、何でもかんでも放送しているかというとそんなことはないのです。

皆さんもHPに「テレビCMで紹介されたサプリメント!」って書いてあったら

「テレビで放送されたんだから安心出来るかも!」って思ってしまいますよね?それは必ずしも間違いでは無いです。

怪しい製品や、会社として信用できない場合は放送できませんから。

 

テレビはネットと違い、公共の電波ですからね。そういった意味で言うと、信頼度は高いのです。

つまり、テレビCMを行う事の価値って実はその訴求効果だけではなく、

信頼性にもあるんですよね。二次的な効果を得られる事だってあるんですよ。

次の章で詳しく書いていきますね。

関連記事:テレビCM広告:費用はいくらかければいいか?

 

CMをやる意味は集客、販売、認知だけではない!

 

テレビのCMって一応「考査」というものがあるのです。

きちんと実態のある会社か、経営状況も見られますし、おかしなことをしている会社ではないか?など調べられているのです。

またCMの内容についても根拠のない効能を言ってないか、射幸心をあおることをいってないかなどいろんなチェックがはいっています。

そういった意味でCMをしたという事実は一つの信用指標になるわけです。
CMが出来るだけの企業であるという事は大きな意味を持つのです。たとえCMの料金が10万円だったとしても。

関連記事:テレビCMの効果には「信頼」もある

一度でもCMを流したら堂々と「CMをやりました!」といってください。
これだけで信用度が違いますよ。

 

CM料金をいくらかけたのか?なんて関係なく、CMをやったのであれば、堂々と主張する事が出来るのです。

ただ、
流すCM(映像コンテンツ、素材などとも言います)

これだけは作らないといけません。
なんだ、その料金が高いのか!と思った人もいるでしょうか。
CM制作の料金こそピンキリなのです。

みなさん何気なくCMを見ていると思いますが

  • 有名タレントさんを使うか、社長や社員が自らで出るか。
  • ちゃんとビデオ撮影をするか。写真だけにするか。
  • 撮影個所は一か所にするか、数か所で撮るか。
  • CG、特殊撮影をするか。
  • アニメにするか。
  • 着ぐるみ、キャラクターをつくるか。
  • オリジナルのCMソングを作るか作らないか。
  • プロの歌手に歌ってもらうか、無料の音源を使うか。

 

などなど・・・
言い出したらきりがありません。

CMに料金をかけたからインパクトのあるCMができるかというと必ずしもそうではありませんし、

無名のタレントさんを映したら、あの子誰?と一躍有名になったケースだってありますよね。

また反対に、インパクトがあっても、なんかヤダ!気持ち悪い!と逆効果の場合も。

ここらへんのさじ加減もCMにおいては重要になってくるんですよね。

ただ、有名タレントさんを起用するのはやはりそれだけでインパクトはあるのは確か。

では、最もCM料金がかからないようなエコなCMの作り方は何なのか?というと、

手持ちのスチール写真(普通の写真です)を使って作るCM、無料の音響を入れて、ナレーションをつける。

これですかね。
ナレーションだけはプロにお願いしたほうがいいと思います。

お金をかけるところとかけないところの判断が重要なんです。

よくお店のバーゲンセールや、開店告知なんかはこんな作り方がよく見受けられます。

テレビのCMの敷居は少しだけ低くなったでしょうか?

CMなんて今まで広告手段として視野になかったという企業こそ、より効率的に活用した方が良いと思いますね。

CM料金って以外にも高額ではない事が多く、訴求力、信頼性だってあるんですよ。

是非、検討してみてください。

 

CM料金の目安はいくら?ではCMの種類と料金についての解説もしています。

またお問い合わせフォーム、またはライズアドバートより、CM料金のお見積もりのご相談、撮影方法の相談等承っております。

また、CMだけではなく、インターネット広告や雑誌等もトータルでコンサルティングさせていただく事も可能ですので、複合的に広告を出していきたいという方のお問い合わせもお待ちしております。

関連記事:ゴールデンタイムのCMを地方局でやってみるという選択肢

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