「テレビのCMをやりたい!」
そう思った時に、
「具体的にどれくらいの料金がかかるのか?」
ということを知らない人はたくさんいると思います。
そもそもCMの仕組みを知らないと料金を語ることはできません。
- CMは誰が作っているのか
- CMをやりたいと思ったらどこに問い合わせればいいのか
- 料金は具体的にどれくらいかかるのか
今回はそんなことを紹介してみたいと思います。
見出し
テレビのCMは誰が作っているのか
そもそも、テレビのCMって誰が作っているのか?という事を知らない方も多いのではないでしょうか?そこで、まずはCMを作っているのは誰なのか?
という事について書いていきたいと思います。
放送局と広告代理店
テレビのCMを誰が作っているのか知っていますか?
多くの人が番組を作っているのは放送局だと思っていると思います。
でもそれは全くの間違いなんです。
CMを作る時の登場人物は
- CMを出したい会社(広告主)
- 広告代理店
- 放送局
の3人。

それに、実際にCMを作る制作会社もかかわっています。
CMを作っているのは実は「広告代理店」なのです。
放送局は免許事業(免許を取得しないとできない仕事)であって放送すること以外の仕事は基本的にはできないんですね。
つまり、放送局は放送の仕事しかしてはいけないのが原則なんです。
放送局は放送する枠を販売して放送料をとっているだけであって、そのCMの内容に関しては原則干渉しません。
むしろ代理店がいくつもあって、広告主も尽きないほどある中で、そのどれかに干渉してしまうことは依怙贔屓になってしまうのでCM内容には干渉してはいけないのです。
(※局が直接CM制作に関わる場合もあるので異例はありますが。)
CM動画を制作する仕事と、CM動画を放送する仕事は違うんですね。
でもテレビのCMを作るにはそのCM素材、つまり15秒ほどの動画を作らなくてはいけませんよね?
そこで登場するのが広告代理店です。
動画の制作をCM制作会社に依頼したり、CM枠の販売をしているのが広告代理店なんです。
ちなみに一般的には広告代理店が制作会社にCM制作を委託するのでそこでも料金がかさみますが、
ライズグループでは制作会社と広告代理店を兼ねていますので料金を安く抑えることが可能です。
詳しくは:tv・CMの料金と広告代理店の選び方
CMを放送したい会社が広告代理店にCMの制作を依頼してCMが完成し、
広告代理店から放送局の手へ渡ってCMが放送されるという仕組みなんです。
ただ、実際には、CM制作会社に直接CMの制作を依頼して、CM素材を作ってもらうこともできないわけではありません。
ただ、初めてCMをする場合は、なかなかどんなCM制作会社があるのか、
どこに頼めばいいのかというのは、難しいと思います。
そのため、広告代理店に制作を含めてお願いするケースが多くなっていると思います。
CMが放送される時のお金の流れ
なぜ広告代理店が存在するのか?と疑問に思う人もいるかと思います。
実は放送業界にはその業界独自のルールが多数存在しているんです。
その中の一つに「放送局は広告主から放送料を直接受け取ってはならない」というルールがあります。
放送局は放送する枠を販売して放送料をもらっている、という話をしましたが、
その放送料はCMを出した広告主からはもらってはいけないというルールがあるんです。
なので広告代理店というものが存在するんです。
また、広告代理店には種類があって、CM動画の制作、広告枠の獲得までをワンストップサービスで。やっているところもあるのですが、
代理店と制作は別にしているというところもあるんですよね。
関連記事:ゴールデンタイムのCMを地方局でやってみるという選択肢
CMの料金はどうやって決まるのか
では、次にCM料金についてですが、CMの料金がどのようにして、どうやって決まっているのか?という事についても知らない方がほとんどだと思いますので、
解説していこうと思います。
視聴率=CM料金
CMの売買は視聴率の数字が基本的な料金の目安となって行われています。
簡単にいうと、視聴率1パーセントあたり○軒の家が見ているから○パーセントでいくら、という料金の決め方です。
要は、「どれくらいの人が見ているか」ということがCM料金を決めます。
視聴率の高い番組内のCMの方が視聴率の低い番組内のCMに比べて高くなる、ということですね。
つまり、よりたくさんの人の目に触れる広告がより高い料金になる。
合理的な料金設定になっているのです。
視聴率はどうやって決まるのか
視聴率を計測しているのはビデオリサーチという会社です。
一部の家庭のテレビに計測機がつけられていて、そのテレビが今何チャンネルを見ているのか、ということが随時データとして上がっています。
一部の家庭に計測機をつけることによって統計学的に処理をしているので、計測機がついていない家庭で視聴されてもそれは視聴率には影響してきません。
その一部の計測機がついているテレビの数ですが、
- 東京・名古屋・大阪でそれぞれ約600台
- その他政令指定都市でそれぞれ約200台
くらいです。
案外少ないですよね。
CM料金の参考
テレビで放送されるCM、「ものすごく高いんだろう」というのが一般的な意見だと思います。
でもテレビのCMって今は昔に比べて随分安くなってきたんです。
料金の参考までに、テレビの広告代理店である弊社の場合を掲載しますね。
15秒CM基本プラン
- CM制作費(撮影なし)15万
- CM放送電波料 月10万円(1ヶ月から可能)
- 15秒CM エクセレントコース
- CM制作費(撮影あり)70万
- CM放送電波料 月10万(1ヶ月から可能)
15秒CM スペシャルコース
更なる知名度アップのために
- 地方民放局で60万~200万
- 東京、大阪の場合200万~300万から
30分ドキュメンタリー
- 300~600万(企画から台本、ロケ、制作、放送電波料一式すべて込み)この費用は東京大阪を除いた日本全国の民放テレビ局のすべてに適用します。
- 基幹局と言われる札幌、名古屋、福岡では400万~600万
- その他の地域では300万~450万
- 東京関東地区では、東京MXテレビ等では300万~400万の間
- 大阪地区ではサンテレビ等ではやはり300万~400万の間
テレビショッピングコース
- 5分・・・・130万〜(制作、放送電波料込)
- ほかの地域で再放送の場合 60万〜
- 30分・・350万~600万(制作、放送電波料込)
- ほかの地域で再放送の場合50万~150万(ただし、東京 大阪 名古屋 札幌 福岡などは除きます。)
ラジオCM
- ローカルラジオ局1本1万円~
- ラジオ番組制作50万~
- 既存ラジオ番組出演枠20万~
- 自治体テレビ(市役所、区役所、病院待合)
- 月々2万~4万(1年契約)
テレビ特化の広告代理店:株式会社ライズアドバート
詳しい事は広告代理店が解説するテレビCM放映のやり方で説明しているので、そちらを参考にしていただきたいのですが、
今までよりもテレビCMの料金って安くなってきていると思うんですよね。
CMの料金が安くなってきた理由
メディア媒体が増えた
インターネットの台頭によって今、情報を拡散させる手段はものすごく増えました。インターネットHPはもちろん、SNSの拡散力は本当にすごいですよね。
個人の媒体も増えて来て、インフルエンサー(影響力のある個人)と呼ばれる人たちが広告主の商品やサービスを紹介するといった手法も存在しているのです。
メディア媒体の種類が増えたことによって、広告主にも選択肢が増えたんです。媒体が増えればそれだけその媒体ひとつひとつに従事する人は減っていきます。
昔に比べて媒体が細分化されたことがCM料金の単価を下げた原因の一つといえるでしょう。
安くなるCMの枠
CM以外の広告媒体ができると高いイメージのあるCMを「やろう」と思う人が少なくなってきます。
なので母数が減る分CMの枠がどんどん安くなっていくんですね。
放送局側も、お客さんが減ってきたら値段を下げざるをえません。
これは当然と言えば当然ですよね。需要と供給の関係性からCMの値段も変わって来ているのです。
CMの制作費も安くなってきている
CMは放送料金だけでなく、制作費もまた安くなってきています。
詳しくはCM制作の料金を格安にする方法とそのメリットデメリットで書いているのですが、
その理由は、制作するための機材やソフトが安くなってきているからです。
昔はテレビを撮るためのカメラは1000万円単位の物でしたが、今となっては桁がひとつ変わってしまいました。
一眼レフのカメラでも十分映像を撮れるようになった時代です。
そしてそれを編集するための編集ソフトも今はフリーで無料ダウンロードできるものでプロ並みのものを作れるものがあります。
機材、ソフトが安くなることによって簡単にアマチュアが手を出せるようになり、技術者は増えてきたんですね。
なのでCMを制作する料金は安くなってきているんです。
関連記事:クラウドファンディングに学ぶ上手な宣伝のやり方と、それをテレビCMに活かす方法
実際にCMを出してみよう
いかがだったでしょうか?
一見するとCMは料金が高いし、簡単ではないだろうから、と嫌煙されがちかもしれません。
他のメディア媒体が出てきた今、そちらの方が魅力的に映る人も多いでしょう。
でもやっぱりテレビCMの広告力ってすごいんです。
ネットや雑誌などの広告ってどうしても能動的に動かないと入ってこないところがありますよね?
ネットは自分で気になったものを検索しないと知りたい情報にはたどり着けませんし、
雑誌だって興味がある雑誌しか買わないと思います。
でもテレビはつけているだけで見ている誰かに届けることができる。
視聴者が能動的に動かなくても広告に触れる機会ができるんです。
だからCM料金がが安くなってきているCMってとても狙い目なんです。
テレビのCM料金が安くなっている今だからこそ、CMをやる、ということにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
弊社ライズアドバートはテレビCMの広告代理店です。
「テレビCMなんてやった事ないし、何もわからない」という法人様にはスポットCM・タイムCM等の種類からご説明させていただきます。
ご連絡お待ちしております。
