CM・広告の仕組み PR

CMの費用はパーコストで決まる

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テレビcmの費用は、基本的にどれだけたくさんの人の目に触れるかで費用が決まってくる、というのは

テレビcmの料金が10万円で作れるのか?でも触れました。

そこで今回はもっと掘り下げて、cmの費用の決まり方、
特にその中でも、「パーコスト」というものについて書いていきたいと思います。

 

cm費用はパーコストが基準

 

はじめてcmを打ちたいと思った時、
普通の人は

「どれくらいの費用で何本のcmが打てるんだろう?」

と思うのではないでしょうか。1本のCMで15秒や30秒。ここにどれくらいの金額がかかるのか?

ところが広告代理店では基本的に「何本」という考え方はしていないのです。

もしcm1本あたりの費用がはっきりと決まっていれば
「このご予算なら何本打てますよ」とすぐに言うことができます。

ところが
番組の視聴率というのは一定ではありません。

高視聴率の番組もあれば、残念ながら低視聴率の番組もあります。

だいたいにおいて10%の視聴率を超えるとなかなかいい視聴率ですが、

2%や3%、それに満たない番組もあります。

仮に「cm1本につき何円」と、決まっているとしたら、

当然視聴率のいいところに、誰でもcmをいれたいですよね。

たくさんの人が見ているのですから。

でも、それではさすがに問題があります。

そこでどうするかというと、

視聴率1%あたり費用はいくら、
という考え方にしているのです。

これを「パーコスト」といいます。

ある意味公平な考え方だと思います。本数で言えば、視聴率が高い枠も低い枠も「1本」として扱われますが、パーコストで計算すれば理論上は平等になりますからね。

意外と論理的に値段が決まっているんですよね。

視聴率とcm費用の関係については、

視聴率とcmの関係性 でも紹介しています。

 

CMのパーコスト

 

ではどの時間帯でも1%あたりの値段(パーコスト)は同じかというとそうではありません。

ゴールデンタイムと呼ばれる夜の7時から10時の時間帯は、最もテレビが見られている時間帯です。

その時間帯にCMを流したいと考える企業は多く、人気があります。
人気がある時間帯は高くなっているのです。

飛行機もそうですよね。

朝一番の飛行機やお昼頃の便の値段は比較的安くて、

誰もが乗りたいような8時台とか9時台といったちょうどいい時間帯の飛行機はどん!と値段があがります。

費用は安くおさえたいけどあまりに早い時間だと朝起きるのが辛いし、

かといってお昼頃行くのも中途半端な時間だし、となりみんなの希望時間帯は集中するわけです。

同じ飛行機に乗るのにどうしてこうも値段が違うの?といつも思いますけどね(個人的な愚痴になってきました……)

まあ、CMの場合も似たような感じです。

昼間の2時とか3時と言った微妙は時間帯は人気がありません。

見ている人はどうしても少なくなりますし、見ている層も主婦層か高齢者が多いと言われます。

そんなわけで視聴率1%あたりの値段(パーコスト)は、時間帯により異なっています。

ちなみになぜゴールデンタイムは人気があるかというと、

視聴率が高いということは幅広い層がみているということですし、

なにより購買力がある世代(働く世代)が見ているからです。

サラリーマンの多くは朝仕事に出て夜帰ってきます。

午後の2時とか3時頃ぼんやりテレビを見ている人は少ないですから……。

さらに言うと、オリンピックや、ワールドカップサッカーなど、

イベントがある時はテレビを見る人が増えますので、

それをねらって、cmを打つ企業が増えたり、

企業の予算の都合で2月から3月、

また、年度が明けて予算を使い始める6・7月や、後期の12月なども多くなります。

こんな風にcmの費用はcmを打ちたい人が多ければ高くなり、

少なければ安くなると言えます。

要は、需要と供給の関係ですね。

「まるで値段の書いてないお寿司屋さんみたいだ!!」

と言った人がいましたが、確かにそうかもしれません。

ついでに言うと比較的空いているのは1月とか8月ですね。商売はニッパチがダメだなどといいますけど、

cmについては、それとは若干ずれています。

そうそう、年末年始も少ないんですよね。

企業の体質上この時期にcmをいれても検証できないとか、
予算を計上しにくいとかそういうことだと思います。

もしそのあたりの融通がきくのであれば、実は年末年始は狙い目の時期だと思いますよ。

どうでしたか?

cmの仕組みがパーコストという概念によって決まっているなんて、思っていなかったのではないでしょうか?

テレビcmって他の広告と違って凄く不透明な部分が多い印象がありますよね?

確かにそういった側面って未だに残っているんです。

だからこそ、こういったメディアで発信していきたいと思ったのです。

CM料金については具体的にcm料金の目安はいくら?でも紹介していますので是非。

また下記お問い合わせフォーム、またはライズアドバートよりCM出稿をお考えの方のご相談を受け付けております。

 

CMってどんな仕組みになっているのか?

CMを出したいけど、どれくらいの予算が必要なのか?等、基本的ご質問にもお答えしますので、

お気軽にご相談ください。

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