フランチャイズというとセブンイレブン、居酒屋チェーン、塾……
など様々な業種が浮かびます。
これから何かをやりたい人にとってビジネスモデルを考える必要がないのはある意味魅力的かもしれません。
フランチャイズとは
一方が自己の商号・商標などを使用する権利、自己の開発した商品(サービスを含む)を提供する権利、営業上のノウハウなど(これらを総称してフランチャイズパッケージと呼ぶ)を提供し、これにより自己と同一のイメージ(ブランド)で営業を行わせ、他方が、これに対して対価(ロイヤルティー)を支払う約束によって成り立つ事業契約である。 (引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/フランチャイズ)
さて、広告については親企業が受け持つことが多いようです。
セブンイレブンのように大きいフランチャイズは
「今週はおにぎり100円セール!」とか
「シャキシャキサンドイッチ」のCMなどを打って大量に商品を卸すなどができますが、
さほど大きくないフランチャイズだとなかなか一気にできません。
フランチャイズの広告については
- 加盟店から広告費という名目で決まった額を徴収している
- ロイヤルティーとして諸々含まれた中に、広告費も入っている
- 広告は別立てにして特売
- CM、イベント等を企画したときに加盟店からも徴収
やり方は色々あるようです。
フランチャイズ広告の課題
あるフランチャイズが四国地域で大々的にバーゲンをやろうとしていました。
そこは広告費をイベントごとに徴収するタイプのやりかたです。
それでバーゲンの前に広告としてCMも打とう!となったのですが・・、
フランチャイズ店舗は1つの県に1つとは決まっていません。
いくつも店舗がある県もあれば、
たった1店舗だけの県もあります。
※ちなみに、四国の場合、四国四県すべてにテレビ局があります。
CMをやることが決まったとして、
さてその負担金額をどうやってフランチャイズの店舗に按分すればいいのか、
本部では頭をひねるわけです。
1つの県に複数の店舗がある県は1店舗あたりの負担が少なくて済みますが、
1県に1店舗しかないとそのお店の負担は大きくなるというわけです。
更に言うと、もともと電波料(CMを流すための放送枠の値段です)はテレビ局により値段が異なるうえに、季節、本数、時間帯によってもさらに変わってきます。
更に更に、香川県については、同時に岡山にも電波が流れているのです。香川の店舗にしてみれば
「どうしてうちが岡山の店のために電波料を負担しなきゃならないんだ!」となるわけです。
確かに頭の痛い問題ですよね。
この場合、平等はそもそも無理な話です。
ただ、一つ言えるのは、
電波料金というのは基本的にどれだけの人が見ているかによって値段が変わってきます。
つまり人口に比例した額です。
そしてフランチャイズは、というと、こちらも
フランチャイザー(親会社)がどこに店舗を出せばいいか、
既存の店舗と競合しないか、など住民数を調べて提案する場合が多いです。
つまり人口が多いところには店舗も多く、少ないところには店舗も少ないわけです。
つまり新たに店を開く場合、
一店舗あたりの可能来客数は同程度になるような立地を勧められて、店舗を構えているのが普通です。
そこまでやってくれなくてはフランチャイズの意味はないと、私は思っています。
テレビの電波料金の高さも基本的には同じなんです。
どれだけたくさんの人が見ているかで、料金の高い低いが決まります。
つまり人口が多いところは高く、過疎地は安いわけです。
1店舗しかないからといって割に合わない高額な負担になるわけではないのです。
この辺のことを説明すれば、完全に平等とはいきませんが、
ある程度納得してもらうことができます。
ただ、なかなかそこまで数字をとらえて、
各店舗に納得するまで説明することは大変ですから、やはり難しさは否めません。
チラシ広告の方が数も料金も配るエリアもはっきりしていて、説明しやすいですから。
それに……
岡山にまで流れることについては
こればかりは何も言えません。
電波を瀬戸内海で遮断することはできませんからね。
こんな話もご参考に。宣伝広告メディアを比較してみた。
私たちも地味に説明していくしかないかなと思っています。
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