最近は在京5局をはじめに、民放各局でテレビで放送した番組を期間限定で無料で見られる動画配信サービスを提供しています。
放送後1週間のあいだ動画配信されているケースが多く、
- ドラマ
- バラエティー
- アニメ
など、ジャンルも様々。
見逃し配信やキャッチアップ配信とも言われているこれらのサービスですが、最初は在京5局がそれぞれ独立して配信を行うのみでした。
のちのち、Yahoo!が運営しているGYAO!での配信も始まり、2015年10月には広告付き無料配信サービス「TVer」がスタートしています。
このTVerは民法5局と大手広告会社が共同で立ち上げたサービスです。
現在は在京5局以外に、在阪5局、NHKも参加しています。
少し前までは全録ができるテレビなども流行りましたが、見逃し配信でも十分様々なコンテンツを楽しむことができるようになりました。
私もよくTVerでバラエティー番組を見ています!
そんな見逃し配信ですが、テレビ番組をテレビで見る時と、TVerなどのプラットフォームで見るのとでは、CMに違いがある、ということにお気づきの方も多いのではないでしょうか。
今回はこのTVer内に流すCMについてお話ししてみたいと思います。
見出し
TVerの動画広告はインストリーム型
TVerの動画広告は番組配信中に動画が流れるようになっており、こういった形態の広告はインストリーム型と言われます。
TVerに限らず、YouTubeやニコニコ動画など、動画配信サイトやアプリ上で動画を表示するプレーヤー内に表示される広告は全てインストリーム広告、と言われます。
インストリーム動画広告の反対の意味でアウトストリーム動画広告と呼ばれるものもあり、これはあらかじめ設けられた広告枠内で再生される動画広告です。
例えばバナー枠やサイトコンテンツの途中で挟み込まれる動画がアウトストリーム動画広告ですね。
インストリーム広告は動画本編が再生される枠と同じ枠内で放送される広告、ということです。
関連記事:YouTube広告動画をテレビCMとして使う時の注意点
インストリーム動画広告は3種類ある
インストリーム広告は主に、
- 本編開始前に流れるプリロールCM
- 本編中に流れるミッドロールCM
- 本編後に流れるポストロールCM
の3種類となっています。
プリロールCM
本編動画が開始される直前に配信させるプレロールCMは、通常、再生時間が長い広告の場合は5秒視聴後にスキップできるような機能を持たせているものが多いですがTVerの場合はスキップ機能はありません。
一般的に、動画を見ようとする全てのユーザーに試聴されるので、認知効果が高いですが、スキップされやすいという特徴があります。
ミッドロールCM
テレビCMのように、本編動画の間で配信されるのがミッドロール広告です。
通常スキップが可能なスキッパブル広告と全編視聴必須のノンスキッパブル広告がありますが、こちらもTVerにはスキップ機能がありませんので、全編視聴必須となっています。
ポストロールCM
動画コンテンツの再生が終了した後に配信されるのがポストロールCMです。
こちらは基本的にはノンスキッパブル広告となっていることが多く、尺の長い広告を配信できるのがメリットとなります。
関連記事:広告を出すならYouTubeとテレビCM、どちらが良い?メリットデメリットを比較!
TVer広告の特徴
ユーザーが多い
アプリダウンロード数が2,200万を突破しており、TVer単体で900万MAU。
リアルタイムでの獲得が難しい若い視聴者層へのアプローチが期待できます。
CMをスキップできない
先述の通り、TVerはCMをスキップすることができない仕組みになっています。
そのためより確実にユーザーにCMを見てもらうことができる、というメリットがあります。
テレビを見るけれどCMをスキップしてしまうという視聴者層や、普段からテレビをあまりリアルタイムで見ない、という視聴者をフォローしやすくなっていると言えるでしょう。
良質なコンテンツの中にCMが挿入される
テレビで放送されている番組というのは放送倫理に基づいて制作されているものであり、すべて権利処理されています。
さらに法と秩序を遵守したコンテンツですので、それら良質なコンテンツの中にCMが挿入されるというメリットもあります。
ネット上での動画配信はとても簡単になりましが、悪質なサイトや動画の中でCMが流れることで、ブランドイメージが損なわれてしまうケースが増えています。
そういった意味で、TVerなどの見逃し配信の中で広告を出稿するというのは良いところ取りとなっているんですね。
弊社ライズアドバートではテレビCMを中心に広告を取り扱っております。
TVerで広告を配信したいという企業様、ぜひお気軽にお問い合わせください!