最近は色々な場所で動画広告を目にするようになりました。
人間は動物的に、動いているものを目で追う習性があり、静止画よりも動画の方が目がいきやすい、という科学的根拠もあるようです。
確かに目の端で何かが動くとそちらを思わず見てしまいますよね。
SNSや交通広告、街を歩いている時に見かけるデジタルサイネージ広告など、至る所で見る動画広告ですが、
これら動画広告の一つであるインストリーム広告について今回は解説してみたいと思います。
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インストリーム広告とは
インストリーム広告とは、動画本編の前後、もしくは本編中に動画再生フレームの中で流れる動画広告のことを指します。
例えばYouTube動画をクリックしたら、本編に入る前に2本ほど短い動画が流れる、みたいなことはみなさんもご経験があると思いますが、それがインストリーム広告です。
- 本編動画の前に流れる広告をプレロール広告
- 本編途中で流れる広告をミッドロール広告
- 本編視聴後に流れる広告をポストロール広告
と言います。
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インストリーム広告の種類とそれぞれの特徴
インストリーム広告の種類とそれぞれの特徴とともに解説します。
プレロール広告
本編動画の前に再生されるプレロール広告は本編が再生される前に流れるので、動画本編を見ようと思っている人に必ず再生されるというメリットがあります。
さまざまなインストリーム広告がありますが、最も多くの人に見てもらえる広告です。
ただ本編前に入れる広告なので短めに作ることが多いです。
ミッドロール広告
動画本編中に挟み込まれるミッドロール広告は、動画の広告収入を得る上ではとても重要な広告です。
そのため動画制作者は、例え自分の動画本編が中断されるような形になったとしても、この広告を積極的に取り入れようとするのです。
コンテンツを最後まで見ることが前提のユーザーであれば必ずこの広告を目にします。
コンテンツが優良であれば、離脱率も低くなります。
ポストロール広告
動画再生後に再生されるポストロール広告はプレロール広告やミッドロール広告と比べると離脱率が高い広告となります。
動画コンテンツ本編と関連性が高い内容であれば、ユーザーに見てもらいやすい広告となります。
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スキップできるかどうかの違い
スキップができる動画広告をスキッパブル広告、スキップできない広告をノンスキッパブル広告(完全視聴型広告)と言います。
途中でスキップができる広告は「何秒後にスキップ可能」といった表示がありますよね。基本的には5秒後からスキップできるものが多いです。
ノンスキッパブル広告はスキップができない広告ですが、スキップができない分短い広告として制作します。
どちらにせよ、最初の5秒がインストリーム広告では非常に重要であるということがわかるかと思います。
通常は動画広告は15秒〜60秒ほどの尺で作られることが多いですが、6秒で再生が終了する動画広告はバンパー広告とも言われ、確実に全編を見てもらえることで、動画広告界隈では人気が高まっています。
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インストリーム広告の課金体制
インストリーム広告の課金体制は主に
- CPV…広告を最後まで、もしくは決まった秒数以上視聴された時のみ課金される
- CPM…広告の再生が決まった回数を超えると課金される
- 広告のクリックで対象サイトに遷移された時のみ課金される
という三種類になっています。
一番主流なのはCPVの方式です。
きちんと視聴されていない広告に関しては出稿費用がかからないようになっているのが良いですよね。
インストリーム広告のメリット・デメリット
ではインストリーム広告のメリットとデメリットを見ていきましょう。
インストリーム広告のメリット
インストリーム広告のメリットは、ネット広告のため詳細なターゲティングが可能ということ。
また課金体制にもよりますが、効率よく広告費を使うことができる、という点もメリットです。
さらにはノンスキッパブル広告に関しては動画本編を見ようとしている視聴者には必ず広告を見てもらうことができる、というのが一番のメリットでしょう。
インストリーム広告のデメリット
インストリーム広告のデメリットとして一番最初にあげられるのは、動画制作が難しい、という点です。
スキップできてしまう広告では「いかに短い時間で見てもらえる動画に仕上げるか」ということが大切ですが、これが非常に難しいんですね。
話題になるような動画でも、それが消費に繋がらないと意味がありませんし、限られた尺では伝えられる情報もまた限られています。
動画のクオリティに結果が大きく左右されるでしょう。
ということで今回はインストリーム広告について解説してみました。
YouTubeだけでなく、TVerなどのテレビ番組見逃し配信などでもインストリーム広告を出稿することが可能です。
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