弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
テレビCMの制作をする時に大事なのは、過去の事例をしっかりと調べること。
面白いCMを作りたいのであれば、自分が面白いと感じるCMにどんな特徴があるのか、どんな作りになっているのかを研究することが大事です。
特にネットで検索せずに、パッと思い出せるCMってありますよね。
まずはそのCMがなぜ記憶に残ったか、を考えてみると良いアイデアが生まれると思います!
弊社ではテレビCM放送枠の獲得だけでなく、実際に放送するCM映像素材の制作も承っております。
CM制作をする時によくクライアント企業さまにうかがっているのが、
好きなCMはどんなCMですか?
ということです。
例えばコカ・コーラのような色彩豊かでファンタジー要素のあるCMが良い、という人もいますし、
ライザップのような派手で分かりやすいCMが良い、という人もいます。
映像として制作をする前のイメージはとても抽象的なものになってしまうので、
こういった既存のCMを例に挙げて、イメージの共有を行うことが多いんですね。
CMを制作することになったら、普段テレビを見ている時も、好きだなと思ったCMをぜひ覚えておいていただければと思います。
今回は、面白いCMフレーズをいくつかピックアップしてご紹介してみたいと思います。
「確かにこういうCMあった!こういうのいいかも!」というアイデアの一端になりましたら幸いです。
キューピー株式会社「あえるパスタソース たらこ」
「た~らこ~ た~らこ~」の音楽で知られるキューピーのCM。
現代風にアレンジされているものが公式サイトにアップロードされていましたが、
この曲はずっと昔から流れていますよね。
なんとなく不思議な雰囲気が出ていて、たらこが迫ってくる感じと言いますか笑
頭について離れないメロディになっています。
歌詞も「たらこ たらこ たっぷり たらこ たらこ たらこ たっぷり たらこがやって来る」という歌詞で、とにかく「たらこ」という言葉が一番印象に残るフレーズになっています。
CMで紹介されている商品はあえるパスタソースのたらこ味ですが、「たらこ」という言葉に焦点を絞っているのが良かったのではないかと思いますね。
15秒や30秒のCMというのは意外にそれなりに長いもので、
例えば15秒のCMのナレーションで入れることができる文字数は約60字と言われています。
意外にも文字数で計算すると入れられるものなんですよね。
ですがグッと堪えて、情報量を少なくした方が、CMとしては分かりやすいCMになります。
色々な情報を詰め込むよりも、印象に残る、分かりやすいCMを目指すことが大切です。
情報量の多いCMは、視聴者からするととても煩雑で、記憶に残らないものになってしまいがちなのです。
関連記事:印象的なCMの特徴とは
エステー株式会社「消臭力」
西川貴教さんが「消臭力〜〜」と歌うこのCMもシリーズがたくさんあって、歴史の長いCMですよね。
このように、商品名そのものにメロディをつけて印象に残す、というやり方もあります。
西川さんと言えば消臭力のCM、というくらい、これはタレント力に重きが置かれているCMでもありますね。
キューピーのCMもそうですが、メロディをつけてとにかく商品名や具体的な単語を覚えてもらう、というのも印象的なCMの手法の一つです。
関連記事:CMに使用されるサウンドロゴ!どんなもの?効果は?
カルビー「かっぱえびせん」
「やめられない、とまらない、かっぱえびせん」
これもメロディに乗せて歌われているフレーズですよね。
途中でやめたいと思ってもなかなかやめることができない、癖になる美味しさがよく表れているフレーズだと思います。
商品名をフレーズに含めることによって、より覚えてもらいやすいようにしているのも良いですね。
また、メロディも楽しくなるような明るいラインになっています。
「ボラギノール」
「痔にはボラギノール」が有名なフレーズですね。
「痔ができてしまったら」という課題解決のための商品であることもわかりますし、
商品名が入っていることで商品名を覚えられるようにもなっています。
こちらもメロディがついていて覚えやすいですよね。
関連記事:CMで使われる音楽の権利と料金について広告代理店が解説します
いくつかのフレーズを見てきましたが、印象に残るCMというのはとても短い文章である、ということがよく分かると思います。
- 商品名
- どんな時に使うものなのか
- 覚えて欲しい単語
などを強調して、メロディに乗せているものが多かったです。
これを参考にして、CMフレーズを考えてみてはいかがでしょうか。
CMプランのご提案はいつでも承っております、お気軽にお問い合わせください。
