弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回は、ベンチャー企業がテレビCMをする時にどう仕掛けていったら良いのか、ということを考えてみたいと思います。
CMを放送する目的を明確にする
まずはCMを放送する目的を明確にすることがとても大切です。
ベンチャー企業の場合だと、
- 新しくリリースするサービスの認知度を高めたい
- 会社のブランド力を高めたい
といった目的がメインになることが多いかと思います。
例えばサービスを広めるための告知的なCMであれば、
- サービスの名前
- サービスがどういうものなのか
- 何がメリットなのか
ということを伝えるCMになると思います。
それに対して会社のブランド力を高めるためのCMであれば、
- 企業名
- 社長の人柄や想い
- 企業理念
- 社員のみなさんの会社に対する想い、働く様子
といったところをフォーカスした方が良いと思います。
何を目的としたCMなのか、というところによってCMの作り方も大きく変わりますので、
CM目的は最初に明確にしておきたいですね。
関連記事:CM制作をする時にヒアリングさせていただく5W1H
ターゲット層を明確にする
どのような人に見てもらいたいCMなのか、そのターゲット層も明確にます。
もちろんサービスや商品も全年齢全性別が対象となるものもありますし、なるべく広く認知度を上げたい、といったこともあるでしょう。
実際CMを放送したいとおっしゃるクライアントさまに「ターゲット層としてはどこになりますか?」とお聞きして、
「全ての人です」というご回答を頂くことは多いです。
ですが、テレビCMをする際はもう少し踏み込んで、性別も年代も、できるだけ絞った方が良いです。
テレビCMというのは、いくつも並んで放送されています。
5つも6つも連続してCMが流れる。その中の一つとして自社のCMが放送されます。
視聴者からすると、たくさん放送されているCMのうちの一つでしかありません。
ほとんどのCMは記憶に残らないまま、忘れてしまうものです。
だからこそ、CMを制作する時はなるべく記憶に残るCMになるよう全力を注ぐ必要があります。
ターゲット層を絞ることによって、記憶に残りやすいCMを作れる可能性が高まります。
ターゲットが狭まっていれば、対象となるターゲットは「自分にぴったりかもしれない」と思うでしょうし、
対象外となるターゲットの方も「尖ったCMだなぁ」なんて思ったりしてくれるわけです。
内容を尖らせなくてはいけないというわけではないのですが、
ターゲット層が狭い方が、尖った内容にはなりやすいですね笑
「印象に残っているCM」をいくつか思い出して書き出してみるのもいいかもしれません。
CM制作にあたっては「こういうCMが好きです」というような情報をいただけると、制作スタッフもご提案をさせていただきやすくなります。
少し前にCM高感度が高かったAmazonのCMなんかは、CM制作の時に話題に上がりやすかったです。
「ライザップみたいな派手な感じのCMがいいです!」といったご要望をうかがったこともあります笑
関連記事:印象的なCMの特徴とは
効果を単発で終わらせない施策を行う
テレビCMは瞬間的な効果を得やすい広告手段です。
ですが、瞬間的な効果を得やすい手段だからこそ、それを継続させるためのなんらかの施策は必要になります。
CMを見て企業やサービスに興味を持ってくれた方は、ファンになる一歩手前の人。
そういった人たちに確実にファンになってもらうために、中長期的にアプローチできる施策があると良いでしょう。
例えばメルマガの配信なども、意外に今の時代だからこそ効果があると思っています。

あとはファンコミュニティみたいなものを作って、サービスや商品が作られているその過程を見てもらうことができるようにしたり、
直接社員の方と関わることができるような時間を設けたり。
オンラインで完結することが出来てしまう時代だからこそ、体験が大事になってくると思います。
顧客との接点を積極的に増やせる広告施策を考えていけると良いでしょう。
ブランド認知向上のためのCMなのであれば、CMを定期的に放送したり、
他のメディア媒体と合わせて、広告リーチ数を増やしたり、といった手段も有効だと思います。
テレビCMは地方ローカル局がおすすめ
テレビCMは高いもの、と思われてしまいがちなのですが、
地方ローカル局は数十万円程度で出稿ができる局もたくさんあります。
この前も九州エリアで30万円で30本CMを放送された企業さまがいらっしゃいました。
地方は特に情報の依存先がネットよりもまだまだテレビだったりするところも多いので、
コストを抑えて効果を上げやすい、というメリットがあります。
どういった目的でテレビCMをするかにもよりますが、
ゆかりのある地域でCMをして、まずは地元に応援してもらう、愛される企業になる、というのを目指してみるのも良いかもしれませんね。
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