弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
今回はメルマガ広告について、その効果が本当にあるのか、どういうことを考えてやればいいのか、ということを中心に考えてみたいと思います。
企業の広告の担当の方のご参考になれば幸いです。
見出し
情報に溢れた社会で、お客様と繋がり続けるということが大切
- 「メルマガ広告は時代遅れ」
- 「今メルマガを見ている人なんていない」
- 「メルマガは開封率が低い」
なんて声をよく聞きますが、私は今の時代こそメルマガ広告がとても大切なのではないかと思います。
私が実施しているのは、ターゲット層が若い世代なのでメールではなく、オウンドメディアの新規記事公開をお知らせするライン公式アカウントなのですが、
現在運営しているアカウントでは開封率が70%、クリック率が20%となっています。
文字媒体でも、興味関心度が高いファンを獲得することができていれば、きちんと数字が出てくるということが分かります。
弊社の場合はテレビCMがメインの広告代理店となりますが、
テレビCMは確かに大きな効果に繋がることは多いです。
この前は、地方局でたった3日間、1日10万円の予算でテレビCMをして、約50人の集客があった、というケースがありました。
そのうちの半分くらいの方が「テレビCMを見て来ました」とおっしゃっていたそうです。
ただ、そこから難しいのが「効果の継続」です。
テレビCMは大抵の場合が2週間や1ヶ月など、期間を決めて広告を投下します。
その間はそれなりに効果が出ることが多いですが、CM放送が終わってしまうとそこから徐々に効果が薄れていき、なかなか継続し続ける結果を出すことができない、ということが非常に多いです。
そういった場合に重要になってくるのが、お客様と繋がり続けるための施策だと思います。
お客様と繋がり続ける、という目的を考えた時に、
メルマガは実施しやすい施策の一つなのではないでしょうか。
メルマガの購読者層は?
では実際にメルマガを購読している人の実態について見てみましょう。
年齢が高くなるほどメルマガを購読している
Gmail&スマホ閲覧率UP、メルマガ調査|20代はLINEやSNSもという記事によると、
世代別のメルマガ購読状況は以下の通りです。
- 20代…64.1%
- 30代…68.1%
- 40代…74.6%
- 50代…78.6%
- 60代…81.0%
これをみると、年齢層が高いほど、購読率が高いということが分かりますね。
メルマガ広告を行うのに相性が良いのは、ターゲット層が
- 中高年層
- 決裁権のある人
- 富裕層
となる商品やサービスなのではないかと思います。
メルマガが読まれる時間は対象によって異なる
また、メルマガが読まれる時間については、
- BtoBのものが「12時〜15時台」
- BtoCのものが「21時〜23時台」
となっていました。
配信時間については、上記の時間帯を参考にすると良いかと思います。
メルマガが表示されるデバイスにも配慮が必要
またスマホとPCのどちらで読まれているか、というデータでは、
- 仕事用アドレスでは「両方だがPCが多い(33.4%)」
- プライベート用アドレスでは「両方だがスマホが多い(36.0%)」
となっていました。
メルマガなどを配信する際は、PCでの表示のされ方とスマホでの表示のされ方、どちらもきちんと確認するようにした方が良いですね。(web業界では、ユーザーのデバイスに合わせてレイアウトを変え、最適化することをレスポンシブ対応と言います)
その上で、ターゲット層に合わせて、どちらをメインとして考えるか、ということを考えれば良いのかなと思います。
メルマガを開く開かないの判断は「件名・タイトル」
さらに、購読者が何を見てメルマガを開くかどうかを判断しているか、という項目では、
- 件名・タイトル…50.8%
- 送信元名…19.1%
- 本文プレビュー(件名のあとに続くテキスト)…18.2%
といった結果が出ていました。
件名・タイトルの付け方については、研究が必要そうです。
私が読んだ書籍で参考になりそうなものをご紹介しておきますね!
伝わる話し方、文章の作り方がとても易しく書いてあります!
マーケティング担当の方にぜひおすすめしたい書籍のまとめ記事もありますので、よろしければご覧ください。

メディアミックスが重要
情報に溢れている社会では、バズを頑張って生み出しても、その内容をずっと記憶し続けてもらう、ということが難しくなってきています。
消費者が受け取る情報が多すぎるのもそうですし、
検索をすればすぐに情報にリーチすることができる今、「気になった時に調べればいいや」と後回しにされてしまって、そのまま忘れられてしまうことが本当に多くなっているんですね。
そこで重要なのが、テレビなどのマスメディアの力と併せて、別の媒体もしっかり利用するということです。
メルマガや自社サイト、ブログ、SNSといったものを上手に使って、
色々な方向からユーザーにアプローチできると良いですね。
