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扇風機のテレビCMをする時の条件を広告代理店が考えます

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弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。

今回は扇風機のテレビCMをする時の条件や、どんな内容にすれば良いのか、ということを、実際の利用者の声を見ながら考えてみたいと思います。

扇風機を購入する時に重視される点

【 扇風機 】に関するアンケート調査(第4回)を見てみると、

扇風機購入時の重視点(複数回答)では、

  • 価格…64.8%
  • 運転音の静かさ…3割弱
  • 本体の大きさ…3割弱
  • 性能・パワー…3割弱

となっていました。

さらに扇風機で使っている機能(複数回答)では、

  • 左右の首ふり機能…83.5%
  • オフタイマーだけ…20%台
  • リズム…20%台
  • リモコン…20%台
  • 超微風…20%台
  • 強風…20%台

となっています。

私も暑い日は扇風機をよく利用しますが、主に利用するのは日中仕事をしている時や夜寝る時など、長時間使う時です。

直接身体に風が当たり続けるのは良くないですし、風邪を引く原因にもなりますので、首振り機能やタイマー機能はかなり良く使いますね。

こういった性能を紹介するような映像にしてみるのも一つの手だと思います。

テレビCMを放送する時は、視聴者に「もしこの商品を手に入れたら…」という想像をしてもらうことが大切です。

それを手にした自分の生活がどのように向上するのか、ということを具体的にイメージすることができれば、それが消費行動に繋がっていくわけですね。

ちなみに扇風機の所有台数としては、1〜3台所有している人が全体の7割となっていました。

つまり、ほとんどの人がすでに扇風機が家にあるという状態になります。

今持っている扇風機よりもより優れていると思ってもらえなければ購入してもらえません。

どのように他の商品よりも優れているのか、ということもしっかりアピールする必要があるかと思います。

関連記事:CM制作をする時にヒアリングさせていただく5W1H

扇風機についての不満からCM内容を考える

同アンケートにおいて、扇風機についての不満が掲載されています。

・キッチンと同じ空間で使うとあぶら汚れがついて掃除が大変なことぐらいです。(男性25歳)
・オフシーズンの時は、しまう場所に困ります。(男性45歳)
・強風のパワーが足りない。物足りない。もっと強力な風が必要と思う時がよくある。(男性66歳)
・長時間使うと本体自体に熱を持ってくること。(男性68歳)
・首振りは左右だけでなく上下にも出来ると良い。二段ベッドで使いたいので。(女性35歳)
・もっともっと、静かなものが欲しいです。それから、スイッチをオンオフする時のピーって言う音もなくして欲しい。(女性39歳)
・弱でも強いので風量調整できるようにしてほしい。音がうるさい。(女性45歳)

上記の不満を見ていると、

  • 掃除が楽な商品
  • スマートに収納できる商品
  • パワーが強く、部屋全体に風を行き渡らせることができる商品

といったものが求められていることがわかります。

こういった実際に使っている人の不満を解決することができる商品だと、

よりCMも差別化しやすいのではないかと思います。

利用者の不満を先に「〇〇で困る!」という問題提起として見せて、

「でもこの商品なら大丈夫!」という展開に持っていく、よく見るCM構成ですね。

実際に同じような不満を持っている方から共感を得やすく、CMも印象に残りやすくなります。

関連記事:地方CMっぽいCMを東京でやると印象的!

CM放映スケジュール

扇風機は通常、気温が25度を超えるあたりから使われ始めることが多く、地域差はありますが大体5月下旬頃から使い始めている人が多いようです。

できればその頃にはすでにCMを放送されている状態にしておきたいですね。

「扇風機が欲しいな!」と思ったタイミングでCMを見て欲しいので、少し早めの5月中旬頃から放送してみると良いと思います。

テレビCMの場合はだいたい放送開始日の2週間〜3週間前くらいには、実際に放送に使う映像素材を納品する必要があります。

そのため5月中旬から放送したい場合は、4月下旬を目安に納品を行う必要があります。

撮影なしの簡易的なCMの場合は2ヶ月くらいでも制作は可能ですが、

撮影あり、もしくはCGなどの制作が必要なCMの場合は6ヶ月ほど制作に見ていただいた方が安心です。

そのため。4月下旬に納品するのであれば、前年の10月頃から動き始めたいですね。

関連記事:テレビCMの納品スケジュールについて広告代理店が解説!

通販でのPRというのもおすすめ

扇風機はどうしても商品の性能が似てしまいがちですが、

「他の商品と比べるとこんなに優れているところがある!」というのを具体的に説明したい!ということもあると思います。

そういった場合は、テレビショッピングの枠でPRをしたり、テレビショッピング風のCMにする、というのがおすすめです。

ただテレビショッピングは尺が長い分、繰り返し放送をするということができません。(再放送があったとしても、2〜3回です)

なので、テレビショッピング風のCMで30秒や60秒といった長尺CMを作り、そのCMの本数を少し多めに流してみる、というのが良いかもしれません。

やり方は色々ありますので、ご予算に合わせてプランをご提案させていただきます。

ぜひお気軽にご相談ください。

関連記事:CM予算ごとに、できることを紹介します!

ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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