今回はCS放送でテレビCMを放送するのに向いている企業や商材について、テレビCMをメインに扱う広告代理店である弊社が解説してみたいと思います。
CS放送とは
そもそもテレビリモコンのボタンにはCSやBSといった表示はあるものの、地上波とどのように違うのかということは正確に理解できている人は少ないのではないでしょうか。
CS放送とは通信衛星を利用した放送の一つで、特定の受信者の利用を想定しているチャンネルです。
特定の受信者とは主に企業や事業者、また一般個人にはケーブルテレビや集合住宅でテレビを利用している人を想定しています。
人工衛星を使って家庭に直接伝播を送りますので山など障害物が多い地域でも電波を送ることができます。
そのため地上波では番組を見られなかった(電波を受信しにくかった)山間部などで主に契約率が高かった背景があります。
現在のCS放送サービスは110度CSデジタル放送「スカパー!」と124/128度CSデジタル放送「スカパー!プレミアムサービス」があります。
この度数は通信衛星の位置を指している数字です。
これに対して地上波放送は、放送局と家庭の間に中継所を設けて電波を送っています。
地上の施設を使って電波を送っているので地上波放送をと呼ばれているんですね。
BS放送とCS放送の違いは使用する人工衛星の違いです。
関連記事:テレビ放送の種類。地上波?衛星?有線?
CS放送の視聴者層
CS放送をよく見ている視聴者層というのを思い浮かべると皆さん「若くはないだろう」ということは想像がつくと思います。
具体的にどの視聴者層が見ているのかというと、趣味・娯楽分野におけるCS放送の利用者属性は30代・40代の年齢層が多く、特に男性の割合が多いということがわかります。
地上波のテレビ番組はザッピングをして自分の好みの番組を見つけるというのが主流なのに対して、CS放送やケーブルテレビの場合は各自の趣向に合わせて専門チャンネルを選択すると言う番組の視聴の仕方になっています。
CS放送でのCM出稿が向いている企業や商材
それではここからはCS放送でCM出稿をするのに向いている企業や商材を紹介していきたいと思います。
予算をなるべく抑えたい
CS放送でCMを放送することの一番のメリットは、価格を抑えてCMを放送することができるというところでしょう。
実際には、地上波でも地方局や独立局などを利用すれば価格を抑えてCMを放送するということは可能なのですが、地方局や独立局と同じくらい安くCMを放送することができるのがCS放送の良いところです。
CMを放送するのに数十万円程度しか予算がないという場合はCS放送も選択肢に入れてみるのも良いと思います。
もちろん地上波でも数十万円単位で放送することができる局もあります。
ご相談いただければ広告代理店の方でどのような放送の仕方ができるかというプランをご提案させていただきます。
対象が全国である
地上波が全国ネット放送以外は基本的にエリアごとの放送になってしまうのに対して、CS放送は全国放送なので、対象が全国であるという企業や商材の場合はCS放送での放送が向いています。
地上波で全国ネット放送をするとなると、数千万円から億単位の予算が必要になってきますので、それに比べるとかなり格安で全国に放送することができるというのがCS放送の強みです。
ターゲット層が明確で、特定のチャンネルで放送したい
普段からCS放送を観ていて「このチャンネルで放送をしたらターゲット層が合致しているのではないか」というイメージが既にあるような場合はCS放送での出稿も良いでしょう。
先述した通り、CS放送というのは「このチャンネルが見たい」と意識的に思って契約をしている視聴者が視聴しています。
そのため番組ごとの視聴者層がかなりコアな層であり、視聴者層がマッチしていればCMの効果を得やすくなります。
視聴者層とCMターゲット層がぴたりと合っているのであればCS放送はお勧めです。
お試しでCMを放送してみたい
数十万円でCMを全国に放送することができるので、まずはお試しでテレビCMを放送してみたいという場合もCS放送は良いでしょう。
商品の購入を促すようなCMなのであれば公式サイトのアナリティクスを見ればどの地域からの問い合わせ・購入が多いのか、ということをデータとして取ることができるはずです。
なのでCS放送でデータを取った上で、人気のあった地域で今度は地上波CMを放送してみる、という戦略もあります。
エリアのターゲティングができればより効果的に地上波でCMを放送することができます。
CMを放送してみたいという時は分からないことも多いと思います。
もちろんご相談段階からでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。
ご予算に合わせた広告プランをご提案させていただきます!