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派遣会社のテレビCMをする時のメインターゲット、時間帯やエリアはどこがいい?

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時代によってCMをする企業も変わるものですが、最近派遣会社のCMが多くなってきたと思います。

働き方改革派遣法改正同一賃金同一労働など、派遣という働き方に新たに注目が集まりつつあるのではないでしょうか。

今回はそんな派遣業界のCMについてです。

 

派遣業界の変化

 

最近派遣のCMが以前に比べて目立つようになってきました。

CM業界で「派遣」という言葉を使うのは少し前には全くなかったと言ってよいと思います。

CMで派遣という文字が使われているのを聞いたときは「あれ?」という驚きすらありました。

 

覚えている人も多いと思いますが、2008年ごろのリーマンショックを背景に景気が悪化し、契約途中の派遣社員が大幅に中途解約されるという事態がおき、社会問題になりました。

いわゆる派遣切りといわれた事態です。

 

本来であれば派遣は派遣元と派遣先の間で契約の期間が定められています。

ところが、景気が安定しない時期には変動的に人力を活用できる派遣という柔軟な仕組みが役立つ一方、景気が悪いから中途で解約してしまうという事態も横行してしまったのです。

そのため派遣といえば派遣切りという悪いイメージのみが先行してしまう時期もありました。

 

最近ではそのようなイメージもなくなり、改めて派遣の働き方は見直されつつあると思います。

 

もともとは派遣というのは特別な技術を持つ人が対象で、その技術を持つ人たちが有効な場所で活躍できるという柔軟性を備えた働き方から来ていました。

そしてその後、業種の範囲が広がってきたというおおまかな流れがあります。

 

というのも派遣という柔軟性のある働き方は、企業側も働く側にも需要があったからなのです。

 

最近では終身雇用という言葉も死語になりつつあり、大手企業でも副業を認めるようになりってきました。

 

また一方で人手不足も深刻で、派遣で来てほしいという企業からの需要も増えており、ますます派遣という働き方は注目されつつのです。

 

最近CMが多くなってきたのはこのような時代背景の反映ではないかと思っています。

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派遣で働く人の業種

 

もともと派遣というのは26種の専門業務のみに認められており、放送関係やソフトウェア開発、翻訳など特殊な技術を持った人たちが様々な場所で活躍する仕組みでしたが、

その後派遣の範囲は広がり、様々な業種で認められるようになってきました。

 

現在では派遣で人気の業種は

  • 事務系の仕事 約40%
  • 専門職系の仕事 約30%
  • 販売系の仕事 約25%
  • IT系の仕事 約10%

となっています。

事務職が最も多く、次が専門職系の仕事。

IT系の仕事は派遣形式で働くケースが多いように思われていますが、実際には業務委託として開発を担っている場合が多いので、意外に少ない数値になっています。

 

この事務職が多いという数字を見ると、派遣という働き方がかつてのように専門分野だけではなく

  • 専門技術を持った人が技術を生かして働きたい
  • 日にちや時間など自分に合った融通の利く働き方をしたい

という二つの大きな需要をもとに成り立っているということを表してことがわかると思います。

 

派遣という働き方なら、週に3日というような時短の働き方もしやすいので、

  • 子育てしながら働きやすい
  • 趣味に重点を置いた生活をしたい
  • またはほかに仕事があるので副業したい

というような人が仕事を選びやすいということがあるのだと思います。

 

毎日フルに働ける人ばかりではありませんし個人の働き方も本来は自由ですから、そんな人にとって派遣はとても便利に違いありません。

 

CMが多くなってきているのは、働き方の多様化により、派遣という形態のニーズが増えてきているということだと思います。

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どんな世代の人が派遣に興味をもっているのか

 

では実際にはどんな世代の人が派遣に興味を持っているのか、どんな人が派遣のCMに目をとめているのでしょうか。

派遣で働く人を世代別に見てみると

  1. 25-34歳…約50%
  2. 35-44歳…約38%
  3. 24歳以下…約11%
  4. 45-54歳…約10%

のような数値が出ています。

 

男女別に見ると女性が約8割、男性が約2割、という数値がありますが

は今後は男性の値が伸びて男女の差は縮まっていくのでないかと思っています。

 

上の数値を見ると24歳以下が少ないのは、

今までは学校を卒業後、まずはどこかに正社員として就職してしばらく働くというのが当たり前に思われていたからだと思います。

 

しかしながら最近は卒業してもすぐに一カ所に固定で働かず、フリーランスで働く人、複数の仕事を持つ人が増えてきているのです。

働き方は本当に多様になりつつあります。

いろんな職種を試してみるという意味でも、派遣という形は便利だと思いますね。

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派遣のCMをするなら

 

では実際に派遣のCMをするならどのような人に向けて、どんな地域で行うのが効果的なのでしょうか。

 

現在派遣で働く人の世代は25歳~34歳が約半数を占めていますから、やはりメインのターゲットはこの世代になると思います。

少し範囲を広げるなら20歳から40歳というところです。

 

したがって時間帯としては隙間の仕事をしたい人向けに全日(全ての曜日、全ての時間帯)にするか

現在働いている人をターゲットにして朝、昼、夜、土日のゾーン

または朝と夜と土日のゾーンが効果的でしょう。

 

また地域としては、

働き方の多様化は徐々に首都圏から地方に伸びていくと思われますが、現時点ではやはり

  • 東京を中心とした首都圏
  • 大阪を中心とした関西圏
  • 愛知を中心とした東海圏

あたりが最も効果的だと思います。

 

そもそも派遣会社の殆どはこれらの都市ですし、実際に足を運べる距離でないと、難しいということがあります。

 

ただ、派遣会社自体は首都圏にあっても仕事は北海道や、福岡など地方都市にある

という場合も多いです。

工場が多くある地方都市などもそうでしょう。

 

そのため、もし最初はお試しで効果を測ってみたいというような場合は、CMをする地域としては首都圏、関西圏、東海圏ではなく

札幌がある北海道や、宮城、静岡、福岡などの中堅都市を狙ってみるのも良いと思います。

 

また、25-34歳という年齢層は東京MXのようなU局を見る人が多いので、これもねらい目です。

もちろんYouTubeやTwitter広告と併用するとさらに効果があると思います。

 

いずれにしても多様な働き方を支援する派遣という形が良いイメージで伝わるといいですね。

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