弊社ライズプランニングはテレビ局出向型の番組制作会社です。
主に情報・報道番組の制作に携わっています。
情報・報道番組というのは、いわゆる「帯番組」と呼ばれる番組が多く、
月曜日から金曜日まで、同じ時間帯に毎日放送されている番組です。
こういった番組は放送時間が長いのもあり、毎日いろいろなネタを扱ったり、コーナーにもたくさん種類があります。
そしてそれらのネタ探しでは、新人のアシスタントディレクターでも企画を出したりしています。
今回は、テレビ番組制作をするスタッフ側の目線で、テレビが取材したくなるモノ・お店の特徴を解説してみたいと思います。
新人ディレクターやアシスタントディレクターさんも必見です!
旬な話題であること
テレビ番組で扱うものは全般的に「旬であること」が重視されるのですが、
特に情報・報道番組の場合はこの「旬であること」が一層重視されます。
毎日見られる情報・報道番組は「今日、新しい話題」を放送することが大切で、
例えば2週間前に話題になったようなことをテレビで取り上げていると
もう知ってることだなぁ、遅れてるなぁ
と思われてしまうわけです。
「今話題の〜!」なんていうナレーションの入りはよく聞かれると思いますが、まさに、今話題であることが大切。
つまり、モノだったら流行っているものが注目されやすいですし、サービスだったら、新しいもの、斬新なもの、これまでに見たことないものが注目されやすいです。
こういったものを探すために、ディレクターやアシスタントディレクターは常に新しいものはないか?と日常生活を送る中でもアンテナを張っている人が多いですね。
テレビ発信で広まっていく新しいものは多いのです。
物語があること
テレビで何かを扱う時は、そこに物語がある、ということがとても大切です。
例えば、
- 現代病とされているストレス社会を変えるために開発したサービス
- コロナ禍で困っていた人たちに届けるために作ったモノ
といった、社会性のある物語。
多くの人に見てもらうテレビ番組では、「共感してもらう」ということがとても大切です。
つまり、番組制作スタッフは「共感してもらいやすいコンテンツ」を作りたいわけですね。
なので、多くの人に関係があること、つまり社会性のある物語や背景がそこにあると、番組として成り立たせやすいのです。
また、その物語がパーソナルなものであるとさらに人間味が増して、共感されやすくなります。
- 困っていた家族のためになんとかできないかと考えた
- 周りでよく聞く話からヒントを得た
というような、その人のパーソナルな話が聞けると、視聴者にも具体的にイメージしてもらいやすくなるわけですね。
知らない人の話なのに、その人の人となりが分かる物語が入ってくると、ついつい熱心に見てしまうことってありますよね〜!
映像映えする
テレビ的にはどうしてもこれは大切なところになってきますね。
映像で伝えようと思った時に映像映えするものかどうか。
物語の部分は、インタビューをすれば映像にすることが比較的容易です。
これまでの背景やなどを交えて話していただき、できれば当時のお写真などが残っていると映像にしやすいでしょう。
問題は取材対象となるモノやサービスが映像として撮影できるものかどうか、というところです。
特に最近はオンラインサービスなども増え、映像にするのが難しいものも増えました。
それから映像にした時にどうしても画的に地味になってしまうものというのもあります。
こういったものは取材するのは難しいですね。
企画として提案する時は、「こんな感じの絵面にしたら良いのではないか?」というイメージ写真のようなものが一緒に掲載されていると、ディレクターにもイメージがしやすくて良いと思います。
お店の取材の場合はお店そのものを映せば良いのであまり苦労はしないですね。
- お客さんが入っているところ
- 実際にお店で食事やサービスを楽しんでいるところ
- 行列の様子
- お料理などサーブされるもの
- お店の雰囲気
など、撮影できるものはいっぱいありますね。
関連記事:テレビ番組の企画は誰が出して、どうやって決まるの?
今回はテレビが取材したくなるモノ・お店・サービスなどについて紹介してみました。
どのような要素で企画を考えているのか、ということが少し分かったかと思います。
テレビ業界で働き始めた方は、この内容に即してぜひ企画を考えてみてください。
弊社ライズプランニングではテレビ業界で働きたいという方を募集しております。主にキー局の中で、情報・報道番組の制作に携わるお仕事です。
学生アルバイトの募集も行っております。エントリーお待ちしております。