テレビのバラエティ番組はつい見ているとなんとなく見てしまうもの。
番組数もたくさんあって、気づいたら同じチャンネルのバラエティ番組を続けて何本も見ていた、なんてこともあるのではないんでしょうか。
そんなバラエティ、
最近の人気番組の傾向について、共通するポイントを考えてみました。
ドッキリ系
ドッキリ系のバラエティ番組は人気の番組、人気企画が多いですよね。
普段見ることができない芸能人の意外な一面が見れるとても人気の高いジャンルだと思います。
ドッキリによって、芸能人の良い面も悪い面も、そしてものすごく面白いリアクションも
かなりリアルな部分を見ることができる、というのがドッキリの良いところなのではないかなと思います。
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サバイバル&自給自足系
最近非常に増えてきたなぁという印象なのがサバイバル系、または自給自足系のバラエティ番組です。
こういったサバイバル、自給自足系が得意なタレントさんや芸人さんが行うサバイバル、自給自足のメソッドは
視聴者側からするとなぜか「自分がそういう状況になったらこうすればいいんだな」と妙に納得してしまうようなところがあり
視聴者は日現実感をこういった系統のバラエティ番組に求めているのかな、と思います。
ただ実際のロケはかなり過酷で、
テレビを見ている人からするとタレントや芸人がメインで映っていますが、そこには必ず
- カメラマン
- 音声さん
- 照明さん
- ディレクター
- アシスタントディレクター
が同行するわけで、
特に機材は相当重いものも多く、足場が悪いロケもたくさんありますから制作は過酷です。
ロケの場合はアクシデントも起きやすいですしね。
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素人いじり系
これも最近増えてきたな、と感じるジャンルですが
素人いじり系のバラエティ番組、人気が高いものが多いですよね。
素人さんの場合は芸能人と違って、テレビの収録に慣れていない人が多いです。
なのでいわゆる「テレビ的なアレ」とでもいうのか、そういったものがなく、
大体のバラエティ番組には台本というものが存在するのが普通ですが、
素人さんが入ると思いもよらないリアクションが撮れたり、ものすごく緊張していたり、
かなりリアルな映像を撮ることができると思います。
芸能人によるエンタメだったテレビが
今は「面白い人」によるエンタメに変わってきているんだなぁと強く感じますね。
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台本ざっくり系
芸歴が長い安定感のある演者さんばかりの座組で構成されたバラエティ番組の場合は
番組の構成台本をしっかり書きすぎず、
大筋だけを決めて、トークの部分は演者さんたちにお任せする、という作り方もあります。
かなり演者さんたちのリアルなトークを見ることができ、
台本に書かれていない箇所が多い分、視聴者も自然に見ることができるジャンルのバラエティなのかなと思います。
ただなかなか新人の演者さんをキャスティングするのは難しくなりますね。
制作側とキャスト側の信頼関係から成り立つ番組だなと思います。
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流行キャッチ系
女子高生や若い世代に最近何が流行っているのか、ということをメインのネタにしているバラエティ番組も人気が高いバラエティ番組ジャンルだと思います。
流行を作っているのは若い世代、という認識がきっと多くの人の共通認識で、
自分が知らないことを知ることができる、という点で愛されるんでしょうね。
例えば若い世代に流行っていることを理解することができないにしても、
それを知りたい、という人は多いんだと思います。
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外国人、海外文化系
外国人をキャスティングして海外の異国文化をメインテーマにしているバラエティも人気番組がたくさんあります。
日本人は海外旅行をする人が少なく、
人口の約3割の人が海外に行ったことがない、という調査結果もあります。
そんな日本人からすると、外国人の方の考え方や、海外の異文化というのは
全く新しいものなのだなと感じるものですよね。
異文化に焦点を合わせたバラエティ番組が人気が高いのは納得できるかと思います。
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視聴者は「リアル」と「異世界」を求めている
人気バラエティ番組について分析してみましたが
こうしてみてみると、今人気のバラエティ番組に共通しているのは「リアル」と「異世界」なのではないかなと思います。
- 台本がざっくりとで、お決まりのないバラエティ番組
- リアルなリアクションが見られるドッキリ
- テレビ慣れしていない素人さん
といったリアル性。
- 自分の知らない若い子の流行り
- 日本と全く違う異文化
- 自分の置かれたことのない状況でのサバイバル
というような異世界感。
この二つの要素が、今の人気バラエティに共通している要素なのではないかなと感じました。
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では今日はこのあたりで。