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テレビ番組制作現場における新型コロナウイルスの影響についてインタビュー

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新型コロナウイルスの影響で様々な職業が打撃を受け、働き方について改めて考えさせられる機会が多くなりました。

今もなお予断を許さない状況が続いていますが、テレビ番組制作の現場も新型コロナウイルスの影響を大きく受けています。

 

ドラマやシリーズものの番組は撮影がストップしてしまって最新回が延期となり、再放送の番組が次々と放送されたり、

番組を撮影するにしても新型コロナウイルスへの配慮を徹底して行う必要があり、リモート撮影などの新しい手法も取り入れられ始めています。

 

実際にテレビ番組制作の現場で働いている人はどのような影響を受けているのでしょうか?

今回はアシスタントディレクターとして働き始めて2年目のKさんに、実際の現場でどのような影響が出ているのか?についてインタビューしてみました。

コロナの時、仕事はどんな風に変わった?

 

全部、再放送再放送…リモートかやりづらいというか、番組の雰囲気に合わないから2か月間は再放送だけやって…

ー再放送の分は、許諾取れば…ストックはあるの?大丈夫なの?

はい、6月最後の方から新作になるので、今週の分まで再放送です。(インタビューは6月中旬)

でも、次に第2波が来るのが怖いのかわかんないですけど、6月に8月分までのロケを詰め込まれて…辛いです(汗)

ーそうだよね、スタッフの人数とかは増えた??

いや、たぶん…変わらず、ADは3人で、4月から1人ディレクターにあがった感じです。

私を含めて3人で回してます。

ーそうなんだ、増やすとかそういう話はある?

たぶん、もともと2人でやってたところを3人でやってるので…しばらくは増やさないと思います。

柔軟さが求められる現場

イレギュラーが起こるのはテレビ番組制作の現場ではよくあることですが、新型コロナウイルスのように社会や世界規模で影響を受けるような非常事態は本当に稀です。

そんな中で、番組内容が突如変更になったり、なるべくストックを作るためにいつもよりもタイトなスケジュール感で動かなくてはいけなかったりと、普段よりもさらに柔軟性が現場では求められるようになっているように感じます。

テレビ局の様子

 

最近とある知り合いの姿を見ないです。

なんか、誰かが言ってたのはA局にずっといるみたいで、別のビルにあるオフィスからA局に行ったら2週間オフィスの方に行けないみたいなんですけど。

たぶんそれで来られていないんだとおもいます。

A局で2週間に1回収録があるからA局にいるって言ってました。

ーそうなんだ、まだきついし慎重だね…局内ではどう?何人か陽性が出たんだよね?

1人だけ?陽性出たみたいで。私が報告受けたのは…

局に入りづらい現状

現在はコロナ対策が非常に厳しくなっており、スタジオロケでもアクリル板などを用いてソーシャルディスタンスをしっかり意識した撮影をおこなっています。

なるべくスタジオ内に入る人数も制限しており、テレビ局全体も人が入りにくいようになっています。

 

特に緊急事態宣言が東京都で発令された時は、普段テレビ局に出入りしている人でも制限をかけて、なるべくテレビ局内に人を立ち入らせないような状態にしていました。

現在は少しずつ緩和はしているものの、以前よりはテレビ局内への出入りがかなり厳しくなっています。

テレビ番組制作も在宅ワークができる?

 

コロナの影響で在宅ワークになり、テレビ業界も案外在宅ワークができるんだなぁって思いました。局とかに過去の映像をとりに行かなきゃいけない限りは…。

ー会議とかはどう?

私、基本的に会議でないので…

ー番組によってちがうんだね。今後コロナの影響で、テレビ業界どうなると思う?

リモートでの撮影が多くなると思います。…在宅になっても再放送ばかりで…2、3時間働いて終わりって感じでした。

でも、このままだとまともな仕事が出来ないので、よくないと思ってます。

新型コロナウイルスによって見直されるテレビ業界の働き方

今後新型コロナウイルスが終息するかどうかという目処も立たないまま、日々の仕事を続けて行かなくてはいけない環境にあります。

終息するとしても何年先のことになるかもわからないですから、今求められるのはやはり「ウィズコロナ」の世界がやってくると仮定して、その状況でどのように働いていくかを考えることでしょう。

海外では次々と記者会見などもリモートに変わりつつありますし、テレビ番組制作や報道のやり方・在り方が問われる状況になってきていると思います。

そんな中でも、面白い番組や伝えるべきことを正確に伝えられる番組を作るためにはどうしたらいいのか?ということを考えられる人材がこれから求められていくでしょう。

 

インタビューに答えてくださったKさんありがとうございました!

今この状況は今後のテレビ業界の展開を考えるとても大切な時期だと思います。

業界でどのような動きがあるのか、働き方がどう変わっていくのか、またこのメディアでみなさまにもお伝えして行けたらと思います!

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ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


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