テレビ業界の裏話 PR

女性ADって実際どうなの?

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以前はテレビ番組制作の現場と聞くと「男性社会」というイメージを持たれがちだったと思います。

しかし現在は女性スタッフが本当に増えていて、女性ADの方が多い現場というのも珍しくありません。

ただし男女で仕事の内容が変わるわけではありませんので、例えば機材の搬入などの大きな荷物を持たなくてはいけない仕事でも、こなしていく必要があります。

逆に男性に比べると女性の方がこういう仕事は向いているな…という場面に遭遇することも多々あります。

女性ADって実際どうなんだろう?

今回はそんなことを話してみたいと思います。

髪型や服装に制限がないのは良いところ

女性にとっては「おしゃれをできる仕事かどうか」というのも仕事を選ぶ上で重要なポイントになることがあると思います。

基本的には髪型や服装に制限がない、というのがADの楽しいところでしょう。

おしゃれを楽しんでいる女性も多いです。

ただ、撮影現場に行く時はみんな黒っぽい服を選ぶことが多いです。

というのも、撮影現場では光るものに映り込んでしまう、ということがよくあり、明るい色の服を着ているとその映り込みが目立ってしまうんですね。

なのでロケや撮影の時は黒っぽい服装、動きやすい服装で、ということはあります。

また、新人ADの場合は箸上げなどをすることもありますので、派手なネイルはできないこともあります。

しかし一般的なお仕事に比べるとオフィスカジュアルである必要はありませんし、もちろんスーツを着る必要もないので、おしゃれを楽しむことができる仕事だと言えるでしょう。

「スーツを着なくて良い仕事だから」というのでテレビ業界に進路を決めたという人もいるくらいです。

関連記事:テレビADはどんな服装で仕事をしているの?スーツを着ない仕事。

メイク毎日してる…?

これは人によるのですが、メイクを毎日している女性の方が多いと思います。

ただ入る現場、制作する番組ジャンルによってスケジュールが全然違いますし、仕事内容もかなり変わってきます。

ドラマやバラエティは制作スケジュールが急に変更になることが多く、休みを計画的にとれなくてなかなか余裕がなくなっていく、という人も多いです。

それに対して情報・報道番組に関しては生放送がベースで、スケジュールが見えやすいため、休みも取りやすく、割と余裕を持って働くことができている人が多い、という印象です。

初めてのテレビ業界では、ぜひ最初は情報・報道番組で経験を積んで欲しいと思っています。

最近は働き方改革も進んで、どの現場でもかなりADの労働環境は改善されていますけどね。

関連記事:テレビ番組制作会社に入るなら、最初は報道か情報番組がいい理由

女性が多いAP、プロデューサー

番組制作現場には色々な役職の方がいます。

未経験で番組制作の現場に入ったら最初はアシスタントディレクターとしてキャリアをスタートさせることになりますが、その後はディレクターやプロデューサーといった役職に就くことになるでしょう。

女性の場合はAP(アシスタントプロデューサー)を経て、プロデューサーへと進む人が多いです。

プロデューサーとディレクターの違いは番組制作現場を知らない人にとっては難しいものだと思いますが、

プロデューサーは番組全体の総責任者、ディレクターは番組制作現場の責任者、という立場になります。

プロデューサーは現場にいることもありますが、番組の企画を作ってそれを通して予算を立てたり、お金の管理をしたり、タレントの出演依頼をしたり、といった対外的な仕事が多いんですね。

それに対してディレクターは制作指揮になりますので、照明やカメラ、音声などの技術スタッフを含め、制作に携わる人たちを束ねて動かしていく存在です。

いくつもの番組を並行して走らせ、それぞれの現場のマネジメント的なことをするのがプロデューサーの仕事でもあるので、実は女性の方が向いている仕事、というわけです。

人にもよりますがマルチタスクはやはり女性の方が得意な方が多いですからね。

さらにスタッフとプロデューサーの間を取り持つ仕事が多いAPなんかも、必然的に女性が多くなります。

AP期間を経てプロデューサーになっていく、ということです。

逆にディレクターは現場に張り付いていなくてはいけないことも多く、自分が抜けることで現場が止まってしまうことがありますので、なかなか女性には難しい仕事になっています。

多くの人を束ねて、指示出しをしていかなくてはいけない、という立場そのものに対して「自分は向いていなさそう…」と感じる女性ADも多いようです。

実際に「ディレクターはなんか違う気がする…」という話を女性ADからはよく聞きますからね。

結婚して出産、となると長期で休みが必要になる、という点でもなかなかディレクター業務は女性には難しいと言えるでしょう。

しかし女性ディレクターが全くいないわけではありませんので、絶対にディレクターをやりたいという想いを持って仕事に取り組んでいる方は、ディレクターとしてお仕事をしていくことも可能です。

関連記事:テレビ局で仕事をする女性に産休はあるのか

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長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。


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