番組撮影の際、ADやAPはお菓子やケータリングの準備をする、というのが仕事になります。
お菓子やケータリングはどのように選べば良いのでしょうか?そしてどんなことを考えて選べば良いのでしょうか?
仕事を始めたばかりのADやAPだと、ケータリングの選び方もどのように選んだらいいのかわからない人が多いと思います。
「なんでもいいから買ってきて」と言われるのに、いざ買っていったら「センスないなぁ」と言われたりすることもあって困ってしまうんですよね笑
でも的確にお菓子やケータリングの選び方を教えてくれる人ってなかなかいないと思います。
だからこそ、お菓子やケータリングの選び方はその人のセンスのみせどころでもあって、「今日のケータリングいいね!」と褒めてもらえることが嬉しくて、選び方にこだわる人も多いんですよ。
ということで、今回はADさんやAPさん向けに、お菓子やケータリングの選び方について解説していきたいと思います。
お菓子の選び方
甘いもの・しょっぱいもの、バランスよく
お菓子は大きく分けると
- 甘いもの
- しょっぱいもの
の2種類に分けられて、その二つがどちらもあるようにバランスよく買っておくようにします。
甘いものの代表はやはりチョコレート。
できればアソートのようなパックを買って、色々な味が入っているものの方が良いでしょう。
しょっぱいものの代表はやはりおせんべいでしょうね。
- ばかうけ
- ハッピーターン
- 歌舞伎揚
あたりはよく見ます。
自分の好みではなく、実はお菓子の入れ方にも色々な配慮がされているんですよね。
さっと食べられる飴
休憩時間はとれても、なかなか長くは休憩できないのが番組の撮影現場です。
そのため、さっと口に入れられる飴は必ず用意されていることが多いです。
演者さんに配慮してのど飴が置かれていることも多いですね。
甘いのど飴はすぐにエネルギーに変わるのでお腹が空いた時に置いてあると助かります。
お腹にたまるものも入れておく
ドーナツなどのお腹にたまる系のものも置いてあることが多いです。
これは力仕事の多い技術さん向け、と思って置かれていることが多いですね。
お昼のお弁当が出ても、男性には少し量が少ない、みたいなこともあるので、
そういった時はこういったお腹にたまるものがあると良いです。
演者さんにとっても、簡単に食べられてお腹にたまるものというのは有難いものです。
関連記事:撮影前に行う「技打ち」について説明します
飲み物の選び方
飲み物は撮影現場の設備にもよるとは思いますが、冷やしたものと常温のもの、どちらも用意しておくのがベターです。
選ばれやすい水とお茶はできれば人数分よりも少し多めに買っておきましょう。
お茶に関しては銘柄の好みが人によって違ったりもしますので、違う種類をいくつか買っておくと良いです。
さらに緑茶以外にもほうじ茶など、別のお茶があるのも良いですね。
それにプラスするような形でコーラやオレンジジュースなどのジュース類があれば良いと思います。
お弁当の選び方
お弁当も人によって好みがありますので、できれば種類は多めに用意した方が良いですね。
お肉系と魚系でバランスをとる、ということが多いです。
技術さんや男性スタッフはがっつり食べたいという方が多いので、ボリュームが多いものも置いておいて、あとは演者さん向けに栄養バランスの良いものや、女性に好まれそうなものも置いておくと良いでしょう。
番組撮影の現場でよく見かけるオーベルジーヌ(カレー)の場合は、
- ビーフカレー
- ポークカレー
- チキンカレー
などのお肉の定番から、
- チーズカレー
- あさりカレー
- 野菜カレー
などの種類もありますので、いくつかの種類を用意している現場が多いです。
ロケ弁の選び方と発注に関しては、別の記事で詳しく解説していますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
関連記事:ADのセンスが問われる?人気のロケ弁と選び方、発注のコツ
買い出しに行く前にチェックしよう
まず買い出しに行く時には、特に演者さんに「アレルギーや苦手なものがないか」ということを確認します。
もちろんこれらは現場の大きさによって変わるものです。
人数の多い現場の場合は事前に聞いておいて、前日までに発注をしておきますからね。
もし当日買い出しに行くことになったら、その場で確認するようにしましょう。
また、男性と女性の割合は把握した上で買い出しに行った方が良いと思います。
男性が多い現場ではどうしてもお腹にたまるガッツリとしたものが好まれることが多いです。
逆に女性の人数が多い場合は、見た目がかわいいものや、衣装が汚れない簡単に食べられるひとくちサイズのものが好まれることが多いです。
番組スタッフは「いつも食べているもの」に飽き飽きしていることも多いですから、ぜひ新しいお店を開拓するなどして工夫してみてください。
そういった気遣いもまた人それぞれであり、評価に繋がる部分だと思います。
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