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公式サイトのアナリティクスからテレビCMの効果を検証する方法

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テレビCMというのは広く商品やサービスの認知度を上げるために有効な広告手段ですが、数字が出てきてデータを検証できるわけではないので、本当に効果が上がったのか、ということを調べるのがとても難しいです。

そこでぜひ公式サイトのアナリティクスを活用して、テレビCMの効果を検証してみて欲しいんですね。

ここから読み取れるデータでいろいろなことがわかりますし、どこを改善すればいいのか、ということも見えてきます。

Googleアナリティクスとは

Googleアナリティクスという、Googleが提供しているWebサイトのアクセスを解析するためのツールです。

無料で導入することができ、アクセス解析を行うためのコードを公式サイトに埋め込むだけですぐに測定を開始することができます。

ほとんどの企業さまでは、Web担当の方が別にいらっしゃると思いますので、「Googleアナリティクスでデータが見たい」と伝えれば見られるようにしてもらえるかと思います。

CM放送前と放送後が比較できるよう、テレビCMを放送する前にアナリティクスの導入はしておくようにしましょう。

関連記事:テレビCMを制作してWEBでも配信したい時に気をつけたい権利の話

Googleアナリティクスで何を見ればいいのか?

では具体的に、Googleアナリティクスで何を見ればいいのか、そしてそれを見ることによって何がわかるのか、ということを解説してみたいと思います。

ページビュー数

一番指標となるのはページビュー数。

これはサイトの中のページが何ページ見られたのか、ということを表しています。

例えばとある人がサイトを訪れて、商品ページ→公式サイトのトップページを見て、サイトを離脱したとします。

この場合ページビュー数は2と表示されます。

これらの累計数がPV数としてアナリティクスでは見られるようになっているんですね。

Googleアナリティクスでは期間を絞り込んで、その期間中のデータを見ることができるようになっています。

なので、テレビCM放送前の特定期間と、放送してる途中の期間、放送後の期間でデータを比較する、などしてみるといいでしょう。

例えばテレビCMを1ヶ月放送するのであれば、

  • テレビCM放送前1ヶ月
  • 放送中1ヶ月
  • 放送後1ヶ月

でデータをとってみると、良いかと思います。

理想としては、

放送中1ヶ月>放送後1ヶ月>テレビCM放送前1ヶ月

となっているといいですね。この数字になっていれば、テレビCMの効果はある、と言えるでしょう。

コンバージョン数

Googleアナリティクスではコンバージョン(成約)を設定することができます。

商品購入のボタンクリックをコンバージョンとして設定しておけば、どれだけコンバージョンしたか、ということを後からデータとしてまとめることが可能です。

これも同じように、放送前、放送中、放送後でデータをとってみるといいでしょう。

インプレッション数は上がっているのにコンバージョンが上がっていない、というケースもあるかと思いますが、

こういった場合は、「CM効果はあるのに、コンバージョンするまでの段階で消費者が離脱してしまっている」ということがわかります。

webサイトで購入できる商品なのであれば、サイトがわかりやすいか、サイトの中にネガティブ要素はないか、探してみてください。

決済サービスを増やしたり、サイトの写真を差し替えるなどすることで、売り上げを改善することができるかもしれません。

ユーザー属性

Googleアナリティクスではユーザーの属性も調べることができます。

男性女性どちらが多いのか、また年代もわかります。

そのため、当初イメージしていたターゲット層と本当に合致しているのか、ということを調べることができます。

女性向けと考えていたけど、実際には男性の方が多くサイトを訪れている、なんていうこともあるでしょう。

ターゲットの見直しのためにも、ユーザー属性はきちんとチェックしておきましょう。

関連記事:CMターゲットを具体的にすることで戦略が変わる、事例とともにご紹介

地域

アナリティクスでは地域ごとに比較をすることもできます。

どのエリアから頻繁にアクセスされているのか、ということがわかりますので、例えば地方CMをした場合なんかは、エリアごとのページビュー数の遷移を比較してみてください。

CM放送期間中にCM放送エリアのページビュー数が上がっているのであれば、きちんとそのエリアでのテレビCM放送に成果が出ていると言えるでしょう。

参照元

何を参照して公式サイトにたどりついたのか、ということがわかります。

organicと表示されていた場合は、ネット上の検索によってサイトにたどり着いた、ということです。

socialの場合はSNSからの流入になります。

テレビCM以外にもインフルエンサーなどにお願いしてマーケティングをしている場合は、参照元の比較も行ってみると良いでしょう。

関連記事:インフルエンサーに依頼して広告を出す方法

平均セッション時間

平均セッション時間はサイトにどれだけ長く滞在したか、ということを表す数値で、長いほどサイトにとどまって商品を検討してくれている、ということになります。

逆にこれが短すぎる場合は、サイトを見て一瞬で離脱してしまった、ということを表していますので、サイトの改善が必要かと思われます。

サイトのカラーやトップページの写真などはそのまま商品や企業のイメージにつながりますので、セッション時間が短い場合はこれらの改善を検討してみてください。

広告代理店とアナリティクスデータの共有を

もし可能であれば、広告代理店とアナリティクスデータの共有をしてみてください。

これらの数字を見るのは広告代理店は慣れていますから、それらの数字から改善点を見つけることもできるかと思います。

企業のご担当の方がアナリティクスを見るというのはなかなか大変だと思いますので、web関係をお任せしているところに、「アナリティクスデータの共有をしたい」と依頼してもらえれば大丈夫だと思います。

それらのデータから読み取れることを踏まえて広告戦略を考えるのが広告代理店の仕事です。

えいぞーさん

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ABOUT ME
長倉 さやか
ライズプランニング(広告部)」の長倉です。広告手段としてのテレビの使い方やテレビメディアの楽しさを多くの人に知ってもらえるように執筆しております。

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