弊社ライズアドバートはテレビCMをメインに取り扱う広告代理店です。
テレビCMを出稿したいという企業様と日々お話をしていてよく話題にあがるのがテレビショッピングの話です。
テレビショッピングで商品を打ってみたいという企業様からのご要望がよくあるのですが、現状のテレビショッピングがどのような扱いになっているのか、
テレビショッピングで商品を販売する際はどのようなことを考えたらいいのかということについて解説していきたいと思います。
テレビショッピング枠が少なくなってきている
まずはじめにテレビショッピングの枠というのがかなり少なくなってきているということをお伝えしなくてはいけません。
テレビショッピングという形態が全くなくなっているというわけではないのですが、地上波で何十分という時間を割いてなかなかできなくなってきています。
これは時代の変化とも言えることで、昔はインターネットがありませんでしたから「テレビで見て良いと思った→買う」という流れが成立したのに対し、
今は「テレビで見ていいと思った→ネットで調べてみて検討する→買う」という流れに変わってしまったのです。
基本的に購入したいと思う商品は必ず一度インターネットで調べるという工程が生まれるようになりました。
テレビは未だに信頼度の高いメディアです。
誰でもテレビで商品をCMすることができるわけではなく、考査と呼ばれる審査のようなものを通過しないとCMを放送することはできません。
テレビ番組の内容も視聴者を不快な気持ちにさせないために色々な配慮がなされています。
そのため話題を作る手段としてテレビを選ぶのは良いと思いますが、テレビで認知されてから消費行動に移るまでには、インターネットが普及したことによって昔よりもワンクッション工程が多くなり、時間も長くなっているということです。
テレビショッピングをして爆発的に商品が売れるということは稀になってきました。
もちろん中にはそういう商品もあったりするのですが、テレビショッピングをしたからといって必ず飛ぶように商品が売れるというわけではありません。
テレビショッピング用に何十分も枠を取って放送をするというのは非常に予算的にも体力のいる方法です。
そのため全体的にテレビショッピングの枠というものが少なくなってきている傾向があります。
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テレビショッピングの代替方法
テレビショッピングの代替方法として今は時代に合わせた商品の販売方法が出てきています。
インフォマーシャル
テレビショッピングもインフォマーシャルの中に含まれるのですがインフォマーシャルとは情報とコマーシャルを合わせた言葉です。
CMを番組のように作るやり方ですね。
中でも60秒や120秒といった長尺のCMを作る方法が人気です。
テレビショッピングと言うと30分や1時間というような長さを想像する人が多いと思いますが、これだけ長尺の枠を確保するのも大変ですし、その一回に賭けなくてはいけなくなってしまいます。
予算が多くかかるのに博打的な要素があり、何度も行ってABテストをするということが難しいやり方だと思います。
そのため手軽にできる方法としてCMにしては少し長めのCMというのを作って何回も放送するという方法があるのです。
関連記事:【広告代理店解説】インフォマーシャルとは。普通のCMとの違いは?
パブリシティ
テレビCMを出稿した時にテレビ局側がつけてくれるサービスの中にパブリシティというものがあります。
このパブリシティでは情報番組の中で商品を紹介してもらえたり、実際に番組に出演して商品を紹介する機会をもらえたりします。
ある程度の金額の出向が条件にはなりますが、こういった方法で商品を紹介するということもできます。
関連記事:テレビCMとパブリシティ
独立局やBS/CSなどでテレビショッピングを放送する
特にキー局などのテレビ局でテレビショッピングを行うのは難しくなってきてしまっていますが、独立局やBS/CSなどの衛星放送、ケーブルテレビなどを使ってテレビショッピングを放送するということはあまり難しくありません。
一般的なテレビ局に比べるとこういったテレビ局はかなり安く出向をすることができるので、尺が長くなるテレビショッピングでも低予算で放送しやすいです。
こういったテレビ局はテレビショッピング枠を儲けているテレビ局も多いので、放送枠も獲得しやすいです。
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電話は鳴らない
先ほどお話ししたように商品を見ていいなと思ってからすぐに電話をするというパターンは少なくなってきています。
例えばターゲット層がかなり高齢者でインターネットを使わない層なのであればこのやり方も良いかもしれませんが、基本的には電話で注文するタイプのテレビショッピングも電話が鳴り止まないということはなかなかないと思ってください。
コールセンターも別に用意しなくてはいけないのでコストがかかる宣伝方法です。
