バラエティ番組のスタジオ収録ものだと、カメラ側に一般の人を入れて観覧してもらっている番組があります。
日本テレビ「月曜から夜ふかし」だと、MCのマツコ・デラックスさんと村上信五さんが観覧席のお客さんへのいじり、やりとりも見どころになっていますよね。
スタジオものに一般の人を入れるのは必要か?と思われていた風潮もありましたが、コロナ期の番組制作で、観覧を廃止せざるをえなくなりました。
画面的にはいつもあるものがない物足りなさや寂しさを感じ、精彩に欠けていました。
それにいちばん大きな影響は、出演者たちが「今、ウケているのかどうか?」が分からない不安が視聴者にも伝わっていたということでしょう。
ウケているかどうか、すべったのならどうリカバーするか、という目安は観覧席のお客さんのリアクションにかかっていますし、お客さんとの一触即発で笑いがつくられることもあるんです。
番組を観覧している方達は視聴者代表という役割を担っているんですね。
- スタジオを見てみたい!
- 観覧席に座って番組を盛り上げたい!
- スタジオ収録がどういう進行で行われているのか知りたい!
- タレントさんをリアルにみたい!
- テレビでは放送されないところを見てみたい!
それらの願いは番組観覧に参加することで叶います。
では、その番組観覧の方法について紹介していきましょう!
番組公式ホームページの「番組閲覧」募集をチェック!
観覧の募集方法はテレビ局によっても異なりますし、番組によっても異なります。
観覧したいお目当ての番組がある場合は、番組のホームページをみてみましょう。
番組のホームページ上に「観覧募集」の掲載があれば、そこから応募します。
ホームページ上になくても、番組公式のXやインスタから観覧のお知らせを載せていることがありますので、番組公式のSNSをくまなくチェック。
テレビ局によっては、テレビ局のホームページ上に「観覧」のページがあるところもあります。
例えば、
TBSだと、番組観覧やイベント参加者の情報のページのなかに、番組観覧を募集する情報があります。
観覧募集/イベント参加者募集/イベント情報ほか|TBSテレビ
フジテレビは、番組観覧をまとめている系列の会社が管理しているようです。
フジテレビクラブ – フジテレビ (fujitvclub.net)
テレビ東京は、番組からのプレゼントや観覧についての情報をまとめているページがあります。
プレゼント・観覧応募・募集 | テレ東・BSテレ東 7ch(公式) (tv-tokyo.co.jp)
テレビ朝日では、プレゼントのお知らせのページに観覧募集が載っていることがあるようです。
プレゼント・観覧募集|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)
関連記事:テレビスタジオのセットはどのようにして出来上がるのか
「番組観覧」の会社に登録する!
お目当ての番組の収録日と自分のスケジュールが合わない、っていうことがありますよね。
あるいは、スケジュールがあいているときに参加してみたい、なんでもいいから見てみたい、なら、「番組観覧」を仕切っている会社に登録する方法があります。
例えば、CLAP&WALK、アプローズプラスという会社があります。
これらの会社は、番組観覧だけではなく、番組への参加も募集しています。
株式会社アプローズプラス (applausetv.co.jp)
テレビ局の株主優待で「番組参加」の抽選があることも!
あまり知られていないかもしれませんが、テレビ局はそれぞれ上場していますので、株主になることができます。
そしてなかには、株主優待で番組に参加することができる、というものがあります。
テレビ東京では、公開歌番組に抽選招待。
テレビ朝日は、
・「題名のない音楽会」収録見学(抽選)
・本社ビル施設の見学会(抽選)
・「ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE」観覧(抽選)
最もユニークな株主優待はTBSで、番組リハーサルに参加できちゃうかも。
・【オールスター感謝祭】オールスター感謝祭前日のリハーサルにおいて、本番に近い形で、実際の解答者席で、クイズ企画を体験。(抽選です)
・【SASUKE】TBSの年末特番「SASUKE」の収録リハーサルにおいて、本番環境に近い形で一部をご体験頂く予定。(抽選です)
・1000株以上を3年以上保有している株主さんは、【輝く!レコード大賞】の生放送観覧。(抽選です)
TBSはほかにも、株主優待として、番組観覧や社内見学などの株主優待があります。
株主優待制度|TBSホールディングス (tbsholdings.co.jp)
株主優待は、廃止されたり拡充されたりしますので、必ず企業IRなどで確認してくださいね。
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番組観覧をするには、お約束があります!
番組観覧に募集するときは、必ず、いくつかのお約束があります。
まず年齢制限について。
高校生以上とか、18歳以上で高校生不可など、決められています。
収録当日は身分証明書を提示がもとめられていて、身分証明書を忘れるとテレビ局やスタジオに入れません。
集合時間に必ずくる、終了時間までスタジオにいることが条件とされていることがほとんどです。
番組の進行を妨げる行為はNG。
番組の詳細を漏らすことはできません。
局内、スタジオ内での撮影はできません。
時間厳守すること、収録の情報の守秘義務は必須です。
これらは応募の条件にも書かれていますし、スタジオ収録の現場でもインフォメーションされるかと思います。
ルールを守って、スタジオ観覧を楽しみましょう。